ビール 4     43句

ビール苦く葡萄酒澁し薔薇の花   正岡子規

麦酒  ビール

作品
作者
掲載誌
掲載年月
生ビール画面の人と乾杯す 箕田健夫 やぶれ傘 202009
行一献奈良に行きしとビール干す 山田六甲 六花 202009
ビール飲んだ顔して銀座どまん中 佐藤恭子 あを 202010
ビールつぐ三分の二を泡にして 出口誠 六花 202011
乾杯のビール飲み干す泡もまた 重原爽美 202011
ビール壜ぽおと鳴らして年忘 谷口一献 六花 202101
ひとしきり籠り話やビール上げ 内田梢 末黒野 202104
禁酒解く先づ一杯のビールより 稲畑廣太郎 ホトトギス 202107
軽佻に墓買ひしまま生ビール 平澤侃 末黒野 202109
独りでは淋しき味のビール飲む 小池一司 やぶれ傘 202110
籠り居の禍福無く開く缶ビール 鈴木石花 風土 202110
居酒屋の椅子ががたつく生ビール 青谷小枝 やぶれ傘 202111
飲んでみたかりしビールは苦いだけ 今井千鶴子 ホトトギス 202112
何かしら語り合ひたくまづビール 石黒興平 末黒野 202112
墓参り缶ビール添へ花を添へ 大日向幸江 あを 202112
木栓は叩けば抜ける生ビール 山田六甲 六花 202205
一杯のビールに募る旅心 稲畑廣太郎 ホトトギス 202207
何はともあれクラブハウスの生ビール 中島美冬 春燈 202208
万緑や茶店の提灯ビール紋 七郎衛門吉保 あを 202208
殿塚の供物ビールとウヰスキー 篠田純子 あを 202208
ビール飲む女性を狙ふコマーシャル 遠山悟史 京鹿子 202208
機嫌よく今日を過ごしてビール飲む 遠山悟史 京鹿子 202209
到着のまずはビールでご乾杯 山田六甲 六花 202206
納涼船カオス隣のビールひつ掛る 篠田純子 あを 202209
ハンバーグステーキで飲むビールかな 出口誠 六花 202209
からあげでビールがうまし日曜日 出口誠 六花 202209
テレビから妻の持唄缶ビール 佐藤竹僊 あを 202210
ビール飲む流し掃除の終へし後 大山みさ子 末黒野 202210
いざゆかん句会の締めの生ビール 伊藤鴉 末黒野 202210
子の席にビールのグラス仲間入り 高浜礼子 ホトトギス 202211
乾杯のビールはたちの腕太く 高浜礼子 ホトトギス 202211
博識の胸の薄さや生ビール 甲州千草 202211
日の落ちて今日も今日とて生ビール 河野礼子 末黒野 202211
ビールぬるし一人の闇を深くして 日置游魚 202212
同期また一人磨り減りビールの泡 鈴木光影 202301
喉仏の上下にせはし生ビール 板谷俊武 末黒野 202304
ビール →1

 

2023年6月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。