馬酔木 2     110句

馬酔木咲くや奈良の古山かぐはしう    松根東洋城

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
弁天堂朱の欄干に咲く馬酔木 古川さかえ 酸漿 200605  
花あしび海水を引く濠三重 足立陽子 200606  
花馬酔木水辺ぬくぬく日が汚れ 木内憲子 200606  
老いといふ穏やかな日々花あしび 高畠陽子 河鹿 200606  
山裾の蕪村の墓や花馬酔木 木暮剛平 万象 200606  
日は軽く太宰の旧居の花あしび 加藤峰子 200606  
暮れなづむ馬酔木咲く野に鹿の影 山下青坡 200607  
参道の百階を埋め花馬酔木 山口庸子 ぐろっけ 200607  
馬酔木鳴る薬師如来のあさぼらけ 豊田都峰 京鹿子 200607  
馬酔木咲く祈りの丘の朝の黙 徳田正樹 河鹿 200607  
塩の道の馬頭観音馬酔木咲く 太田絵津子 200607  
康成の旧居小暗し花馬酔木 博多永楽 雨月 200607  
掌に馬酔木の花の音ありぬ 塙告冬 ホトトギス 200608  
追ひかけて傘さしかける花馬酔木 坂口夫佐子 火星 200609  
神山は通行止に花馬醉木 森理和 あを 200705  
花あせび乾切つたる手水鉢 赤座典子 あを 200705  
馬酔木咲く青木ケ原の中を行く 阿部ひろし 酸漿 200705  
通り過ぐ風に鳴りたる花馬酔木 加藤みき 200706  
庭石の青きに垂るる花馬酔木 小林草人 200706  
馬酔木咲く師系に背く句を作り 苑田ひろまさ 200706  
ちよろづの千を先づ祝へ花馬醉木 林翔 馬醉木 200706  
有料の山伏峠あしび咲く 加藤たかね 風土 200706  
馬醉木咲くわが生涯の一誌かな 穐好樹菟男 馬醉木 200706  
老杉の夕日こぼるゝ馬醉木かな 瀧春一 200706  
観音に千の鈴垂れ花馬酔木 森脇貞子 雨月 200707  
寒ながら馬酔木確かに咲く日和 浅野恵美子 酸漿 200804  
温泉宿消えし綱島花馬酔木 松崎鉄之介 200805  
蹲踞の溢れてゐたり花馬酔木 宮津昭彦 200805  
小鳥らし馬酔木の花のゆれやまぬ 早崎泰江 あを 200805  
廃寺跡に転がる墓石馬酔木に芽 宝玉トシ子 200805  
馬酔木咲き水原家墓地一等地 鈴木榮子 春燈 200805  
水琴窟にかがむ女童花馬酔木 永塚尚代 ぐろっけ 200806  
浄瑠璃寺あせびに続く門低し 明石文子 ぐろっけ 200806  
花馬酔木ひとり住まひの庭に咲き 岡和絵 火星 200806  
迷ひつつ時惜しみつつ花馬酔木 小國佐世子 遠嶺 200806  
飛び石の茶室を囲ふ花馬酔木 渡邉孝彦 やぶれ傘 200806  
里山の馬酔木の森の花盛り 羽賀恭子 200806  
馬頭尊祀りし跡に馬酔木咲く 望月喜好 200806  
馬酔木咲く児童劇団事務所前 柿沼盟子 風土 200806  
春日灯籠奥また奥へ花馬酔木 三村禮子 酸漿 200807  
峠路に簪屋在り花馬酔木 楯野正雄 200808  
馬醉木咲く大足波郷の小さき墓 勝原文夫 ペン皿 200811  
山頭火詣でたる墓花馬酔木 坂上香菜 200905 旭将軍義仲の墓
寺の庭馬酔木の花の高きかな 岡和絵 火星 200906  
馬酔木咲く格子窓ある旧街道 府川昭子 春燈 200906  
堂とざす音や馬酔木の花暮れて 渡会昌広 馬醉木 200906  
パドックを眼下に蕾む馬酔木かな 小山徳夫 遠嶺 200906  
御影堂の背山に馬酔木白々と 小阪律子 ぐろっけ 200907  
あちこちに馬酔木の花の咲きにほふ 藤原春子 六花 200907  
天誅の声ここに果つ紅馬酔木 北村淳子 ろんど 200907  
身に触れて順路の馬酔木散りにけり 須藤トモ子 200908  
蕗の葉に雨の馬酔木のこぼれをり 八田木枯 晩紅 200908  
馬酔木咲く木戸に閂なかりけり 柿沼盟子 風土 200911  
やはらかないろあつまりし花馬酔木 真柄百合子 末黒野 201005  
耳許にふくよかなこゑ花馬醉木 斧田綾子 あを 201005 藤野寿子追悼句
咲きいそぎ雪にあひたるあしびかな 三浦カヨ子 酸漿 201006  
豊なる仏の耳朶や花馬酔木 鈴木一三 末黒野 201006  
花房のあしびの陰の石仏 遠藤とも子 ぐろっけ 201006  
花馬酔木鰯るれば昨夜の雨こぼす 藤岡紫水 京鹿子 201006  
馬酔木咲く西方九体阿弥陀堂 谷村幸子 201006  
み仏の視線のなかに花あしび 宮川みね子 風土 201006  
がれ場来て馬酔木咲く野に出でにけり 藤井美晴 やぶれ傘 201007  
降りぐせの空や馬酔木の花若く 松本三千夫 末黒野 201007  
花房は馬酔木に雨の匂ひけり 安藤久美子 やぶれ傘 201008  
鈴鳴らし奥津城守る花馬酔木 水原春郎 馬醉木 201105  
しづかな日馬醉木の花の揺れおもし 早崎泰江 あを 201105  
鎮魂の釣鐘鳴らす花馬酔木 佐藤弘香 ろんど 201106  
津波禍の寺に鈴振る花馬酔木 池元道雄 馬醉木 201106  
体内に余震棲みつく花馬酔木 入江節子 ろんど 201107  
風に鳴る馬酔木の花やあすか径 今中道子 201107  
百千の鈴に音なき花馬酔木 田中春子 雨月 201107  
広縁の板に隙間や花馬酔木 丑久保勲 やぶれ傘 201108 等持院
庭石のごとく石棺花馬酔木 吉田和子 ぐろっけ 201109  
この道へ千の鈴振り花馬酔木 コ田千鶴子 花の翼 201111 馬醉木創刊千号
小さき門凌ぎて馬酔木返り花 田中芳夫 201202  
ぬか雨の重さを房に花あせび 倉橋千代子 末黒野合同句集 201203  
花馬酔木池の魚に指吸はす 村上倫子 201204  
つづら折を息継ぎ登り花馬酔木 坂根宏子 201206 熊野古道
マンションの花壇に場違ひ花馬酔木 山口博通 ぐろっけ 201206  
花馬酔木夕べ泉声高まれり 岩月優美子 201207  
馬酔木咲き悲田院とふ名を今に 尾崎みつ子 雨月 201207  
あいづちを打つも看とりや花あしび 三浦澄江 ぐろっけ 201208  
観音へ千の鈴たれ花あしび 酒井秀郎 返り花 201211  
昼酒の深まる酔ひ花馬酔木 江見巌 六花 201212  
英彦山の馬酔木の白き花に触れ だいじみどり 201304  
駄菓子屋のまだある路地の花あせび 柴田朱美 京鹿子 201305  
ありふれし景にあせびのこんもりと 柴田朱美 京鹿子 201305  
親王の悲しき最後花馬酔木 篠田純子 あを 201305  
茫洋とあせびの渦に甘き風 柴田朱美 京鹿子 201305  
回廊を渡る法螺貝花あしび 片岡久美子 201305  
花あしび苑の細滝重ね落ち 七田文子 201305  
馬酔木咲く城の迷路の日だまりに 笹村政子 六花 201305  
咲き満ちてゐて淋しさの花あせび 柴田朱美 京鹿子 201305  
あせび垂れ疼く心をときほぐす 柴田朱美 京鹿子 201305  
ハンチング傾げて被り花馬酔木 瀬島洒望 やぶれ傘 201305  
手水舎の水音かろし花馬酔木 松本三千夫 末黒野 201306  
馬酔木咲く信濃追分街道筋 松本周二 かさね 201306  
馬酔木ゆるる勅使の沓の和のひびき 千田敬 201306  
塗り爪の剥がれてをりぬ花馬酔木 赤座典子 あを 201306  
花馬酔木墓石転がり尽くしたる 江見悦子 朴の青空 201307  
くだりつつ馬酔木峠の花馬酔木 藤本千鶴子 火星 201405  
繰り言の老の饒舌花あしび 大松一枝 201406  
巨いなる大気に沈く花馬酔木 柳本渓光 ろんど 201406  
鈴振つて馬酔木の招く寺の門 南光翠峰 馬醉木 201406  
荷ほどきをしてゐる庭師花馬酔木 丑久保勲 やぶれ傘 201406  
花馬酔木庭師の指の細かりし 浅田光代 風土 201406  
花馬酔木推せば鉄扉の音重く 松本三千夫 末黒野 201406  
日当りて笑うてゐたる花馬酔木 池端英子 ろんど 201406  
紅は咲き白はいまだし花馬酔木 小林愛子 万象 201406  
ローマ字の表札の門花馬酔木 松本三千夫 末黒野 201406 馬酔木→ 3

 

2015年5月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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2015年5月1日 15/05/01