あさがほ 41句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
あさがほの咲いてゐるやも月の山 | 竹山悦子 | 槐 | 199810 |
あさがほや奈落のふちのやはらかく | 正木ゆう子 | 船団 | 199903 |
あさがほに足長蜂の泳ぎつく | 山田六甲 | 六花 | 199909 |
あさがほの鉢を雀の覗きけり | 中川二毫子 | 遠嶺 | 200012 |
あさがほの蔓のつかまるもののなき | 中川二毫子 | 遠嶺 | 200012 |
はればれとあさがほといふ朝の顔 | 阿部ひろし | 酸漿 | 200109 |
夕刊の香にあさがほの種を乗せ | 山田美恵子 | 火星 | 200302 |
あさがほや机と硯角そろへ | 櫨木優子 | 狩 | 200310 |
あさがほにはたゆふがほにおめでたう | 西野文代 | 円虹 | 200310 |
あさがほの大輪父の忌日なり | 高野日佐子 | 朝 | 200310 |
あさがほに神殿の開かれてあり | 森賀まり | 百鳥 | 200311 |
あさがほに永き日数や秋の果 | 金子つとむ | 雲の峰 | 200401 |
あさがほや旅立つ朝の鍵の束 | 寺内信 | 遠嶺 | 200412 |
あさがほの咲き残りゐし海雲桶 | 深澤鱶 | 火星 | 200512 |
いただきし千代女あさがほいま双葉 | 東亜未 | あを | 200607 |
手術日のあさがほひとつ咲いてをり | 竹下昌子 | 鴫 | 200610 |
猪口ほどに垣のあさがほ咲き終へし | 竹内弘子 | あを | 200702 |
あさがほの終の花なり雨重く | 八木下巌 | 朝 | 200702 |
あさがほの供へてありぬ初盆会 | 水谷ひさ江 | 六花 | 200709 |
あさがほの襞ゆるやかに萎れけり | ことり | 六花 | 200809 |
あさがほの歳月すこし巻き戻す | 辻美奈子 | 沖 | 200810 |
あさがほのてつぺん宇宙膨張論 | 常盤優 | 炎環 | 200811 |
あさがほの蔓の奔放巻き戻す | 伊藤早苗 | 鴫 | 200811 |
あさがほや一番列車の過ぎ行けり | 河村多惠子 | 笹 | 200911 |
あさがほや空の真中に父の笑み | 松本きみ枝 | 遠嶺 | 200912 |
あさがほと向きあひ一日始りぬ | 中村紘 | ぐろっけ | 200912 |
あさがほの赤の一群扉へ誘ふ | 和田郁子 | 璦 | 201110 |
あさがほのけふの出来栄え数へけり | 安藤久美子 | やぶれ傘 | 201112 |
あさがほの肌みるみる宇宙塵 | 瀬川公馨 | 槐 | 201312 |
あさがほに吹き刺りたる妻楊枝 | 山田六甲 | 六花 | 201409 |
あさがほの繁り尽して開きけり | 栗原京子 | 空 | 201410 |
あさがほや全部肯定したくなる | 大川ゆかり | 沖 | 201411 |
あさがほのうつかりしたか夕方まで | 吉弘恭子 | あを | 201412 |
あさがほや深き海ともみ空とも | 有松洋子 | 槐 | 201511 |
あさがほに梱包されてゐる空き家 | 栗原京子 | 空 | 201602 |
かの媼あさがほ棚のうらに病む | 南うみを | 風土 | 201610 |
あさがほの軽さに老人青くゐる | 鳥羽夕摩 | 京鹿子 | 201710 |
春郎忌のあさがほ紫紺きはむなり | 益本三知子 | 馬醉木 | 201711 |
あさがほを破りしほどの雨上がる | 住田千代子 | 六花 | 201712 |
あさがほの小さくなりしかな女の忌 | 石橋邦子 | 春燈 | 201912 |
あさがほを咲かせて保健室しづか | 鈴木直充 | 春燈 | 202111 |
あさがほの紺天平の色となる | 待場陶火 | 鴻 | 202201 |
2022年8月26日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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