洗ひ髪           60句

 洗ひ髪  髮洗ふ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
手鏡を持つ手かぼそき洗ひ髪
長浜好子
円虹
199810
 
洗ひ髪櫟の木より日が差して
水野恒彦
199810
牧の星浴びてほどきし洗ひ髪
安原ときこ
遠嶺
199812
洗ひ髪人目にその身ひとづまよ
本橋怜加
冬牡丹
200003
母亡しの妻の背さびし洗髪
阿部寒林
200010
隠れアパートに雑把の洗髪
品川鈴子
ぐろっけ
200010
大和芋植うるあいだの洗ひ髪
保坂加津夫
いろり
200106
羞じらひを隠す仕ぐさの洗ひ髪
河合笑子
あを
200107
先生と呼ばるる人の洗ひ髪
嵯峨根鈴子
火星
200111
旅人木の風に梳かるる洗ひ髪
津野美都江
200111
さみしさの突当りなる洗ひ髪
嵯峨根鈴子
火星
200207
洗髪のへのへの目鼻拾はんか
栗栖恵通子
200210
わが身いま数値づくめや洗ひ髪
岡本眸
200210
洗い髪梳きタカラヅカ男役
島本知子
ぐろっけ
200210
洗髪ヴォルガの風に吹かれゐる
中野京子
200211
つややかな洗い髪して嬰抱く
武田ともこ
ぐろっけ
200211
洗ひ髪よりしたたりて夜のしづく
馬場公江
200310
洗ひ髪夜やはらかに深みゆく
橘沙希
月の雫
200404
洗ひ髪泣いて笑つて孤りもよし
岡本眸
200408
洗ひ髪に杯(つき)あげむ汝が誕生日
秋葉雅治
200409
洗ひ髪拭いてくらくら秋桜
岡本眸
200412
悪徳を見し眼を洗ひ髪洗ふ
泉田秋硯
黄色い風
200505
読み返す訃報ファックス洗ひ髪
赤座典子
あを
200507
悩みなどさらり流して洗ひ髪
沢田清子
200509
曳売の豆腐屋を呼ぶ洗ひ髪
村上葉子
百鳥
200510
梳き上げて富士額よき洗ひ髪
佐藤淑子
雨月
200510
洗ひ髪波の白穂を夜目に見て
瀬戸悠
風土
200511
洗ひ髪梳いてやさしくなりにけり
相川幸代
百鳥
200511
洗ひ髪せし身に嫉妬燃えあがる
八田木枯
晩紅
200606
旅の宿洗ひ髪して星仰ぐ
鈴木歌子
四葩
200609
金魚玉手櫛にかわく洗ひ髪
浜口高子
火星
200609
姉女房らしくなりたる洗ひ髪
合川月林子
ぐろっけ
200609
十指もて梳けば乾ける洗ひ髪
合川月林子
ぐろっけ
200609
洗ひ髪したたるばかり浴衣の子
古川京子
万象
200610
洗ひ髪ついでのいやいや振り返す
山元志津香
八千草
200702
洗髪も人手に頼む齢かな
斉藤陽子
雨月
200709
両足を投げ出している洗い髪
貝森光洋
六花
200711
ぎりぎりと巻きて上げて結ふ洗ひ髪
ことり
六花
200806
誕生日貿易風に洗ひ髪
品川鈴子
龍宮の客
200904
洗ひ髪夜風に手櫛逆立てて
隅田享子
200909
しばらくは星と語らふ洗ひ髪
窪田粧子
馬醉木
200910
下山して洗髪といふ賛沢を
水谷洋子
十進法
200911
癒ゆる身に洗ひ髪こそすがしかり
大松一枝
201009
臈たけて見ゆる従姉の洗ひ髪
上原重一
201009
外堀の闇で出会ひし洗ひ髪
高橋泰子
201009
洗ひ髪九才にして女なり
竹下昭子
ぐろっけ
201011
あらひ髪浮世の風にすぐかはく 丸山佳子 京鹿子 201109  
想ひ出は軽し洗ひ髪は重し 仲里奈央 201112  
六月や手櫛で梳きし洗ひ髪 高野春子 京鹿子 201209  
男装の麗人のごと洗ひ髪 平野みち代 201310  
うなぎ屋の暖簾を分けし洗ひ髪 浜口高子 火星 201310  
洗ひ髪梳けば風呼ぶお六櫛 高橋和女 春燈 201409  
洗ひ髪いくたび雲のかかる月 福山和枝 201411  
洗ひ髪梳きて齢を惜みをり 佐藤淑子 雨月 201507  
洗ひ髪吹かれて駅に夫を待つ 升田ヤス子 玫瑰 201604  
夕風や束ねて小さき洗ひ髪 木多芙美子 春燈 201608  
洗ひ髪こころの澱の解くるかに 吉田とよ子 春燈 201609  
洗ひ髪のまま猫抱く影法師 中田禎子 201709  
病室の無為の日暮れぬ洗ひ髪 杉田智榮子 馬醉木 201709  
洗ひ髪に指からませつドラマ果つ 塩貝朱千 京鹿子 201809  

 

2019年8月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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