秋高し 3     125句

秋高し空より青き南部富士   山口青邨

天高し  秋高し  空高し

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
今日までといふ快晴の秋高し 稲畑汀子 ホトトギス 201110  
ジャズメンはむかし青年秋高し 細野恵久 ぐろっけ 201110  
一徹は亡父の人生秋高し 伊東和子 201111  
杉材の匂ふ普請場秋高し 生田作 風土 201111  
洋館を描く学童秋高し 落合晃 201112  
秋高し鬼押し出しの溶岩聳え 鈴木照子 201112 浅間山麓
阿夫利嶺を揺るがす神鼓秋高し 荒井慈 春燈 201112  
東塔の木組の古色秋高し 数長藤代 201112  
稜線の先端に小屋秋高し 山口ひろよ 201112  
秋高し兵庫運河の船溜り 高木篤子 ぐろっけ 201112  
秋高し真昼の糶り場がらんどう 大沢美智子 201112 三浦三崎吟行
秋高し近づくバスの煌めいて 永田万年青 六花 201112  
空港に鳥となるとき秋高し 松岡和子 201201  
子が誇る傷は小さし秋高し 柴田佐知子 201201  
ビル街に船渠残して秋高し 松本周二 かさね 201201  
水面に顔出す亀や秋高し 吉田博行 かさね 201201  
秋高し隠れて小さき切支丹 工藤節朗 201201  
弁当の輪ゴムが飛んで秋高し 林昭太郎 201201  
秋高し神の棒は瘤抱へ 長濱順子 201202  
秋高し一人すすむる庭造り 内藤玲二 201202  
照葉峡カメラの列に秋高し 東秋茄子 京鹿子 201202  
馬場駆くる栗毛黒駒秋高し 尾崎みつ子 雨月 201202  
秋高し丘の教会それを突き 川口利夫 ホトトギス 201203  
村挙げて蕪村顕彰秋高し 稲岡長 ホトトギス 201203
犬に芸仕込んでゐたり秋高し 松下八重美 201211  
秋高し耀く雲の品評会 前川ユキ子 201211  
山上の一朶の雲や秋高し 吉田博行 かさね 201211  
まだ慣れぬ右側通行秋高し 丸田信宏 京鹿子 201212  
秋高し放流の稚魚滑り出て 原友子 201212  
秋高し巌となりしさざれ石 永田万年青 六花 201212  
秋高し学校行事ひしめきて 山口天木 雨月 201212  
電子辞書二つ目を買ひ秋高し 椿和枝 201212  
ゴンドラは莢のかたちよ秋高し 大東由美子 火星 201212  
但馬牛の鼻紋とる子ら秋高し 史あかり ぐろっけ 201301  
小さき漁港朝の羅終へ秋高し 宮平静子 雨月 201301  
流鏑馬の的射る音や秋高し 橋場美篶 末黒野 201301  
秋高し道租神が笑む ふる 民家 福田かよ子 ぐろっけ 201301  
秋高し五輪塔背に楷大樹 松本三千夫 末黒野 201301  
秋高し雲を舟行く最上川 藤原冬人 火星 201301  
分けて水飲むやがれ場の秋高き 松本三千夫 末黒野 201301  
山錦繍花嫁と見し秋高き 福田かよ子 ぐろっけ 201302  
異国やな椰子の並木の秋高く 谷口俊郎 201302  
継之助五十六の街秋高し 安原葉 ホトトギス 201304  
遷座せる大社の千木や秋高し 山本喜朗 雨月 201311  
教会は飛び立つ形秋高し 小菅暢子 201311  
秋高し飛行機雲は一直線 青木英林 かさね 201311  
校庭の少女の像や秋高し 成田なな女 春燈 201311  
朝の月雨雲去りて秋高し 和田勝信 かさね 201311  
尖塔のクルスの光秋高し 石谷淳子 雨月 201312  
未来図に聖火の届く秋高し 佐藤弘香 ろんど 201312  
秋高し朗らに話す癌患者 斉藤裕子 あを 201312  
秋高し鼻ぺしやんこの嬰なれど 佐藤山人 201312  
秋高し反り身で叩く大太鼓 佐藤山人 201312  
秋高し清瀬に永久の波郷句碑 白澤よし子 馬醉木 201312  
ちぎれ雲浮かび丹波の秋高し 山口キミコ 201312  
銀鱗の躍る河口や秋高し 岡野里子 末黒野 201401  
鉄骨を組む男どち秋高し 塩川君子 末黒野 201401  
騎馬戦の騎手は女生徒秋高し 外山節子 末黒野 201401  
真言を無心に唱へ秋高し 吉田克美 ろんど 201401  
秋高し眉は木偶似の人形師 福島せいぎ 万象 201401  
秋高く虎臥(とらふす)城址指呼にして 伊東和子 201401  
かはらけを乗せる風あり秋高き 塩路五郎 201401  
点滴の終の一滴秋高し 大坪景章 万象 201401  
カラフルな美人ジョガーや秋高し 生方義紹 春燈 201401  
秋高し富士山さがす甲斐の宿 岩田登美子 ぐろっけ 201402  
秋高しかつて遊びしいとこの訃 大野芳久 やぶれ傘 201402  
お四国や笠映えわたる秋高し 吉田克美 ろんど 201402  
乙女らの混じる展帆秋高し 加藤静江 末黒野 201402  
棟上げの声あぐ大工秋高し 松村晋 ぐろっけ 201402  
一刷毛の雲の純白秋高し 小川凉 201402  
一人用鍋を買ふ市秋高し 松林依子 201402  
秋高し薄々と雲置き乍ら 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
秋高き一日横川に在りしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201410  
行く末を確と見据ゑて秋高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201410  
鷹匠の鋭きまなこ秋高し 宮崎左智子 201412  
秋高く雲の憩へる水面かな 塩路五郎 201412  
全開の校舎の窓や秋高し 小泉貴弘 春燈 201412  
秋高し句を作るとは生くること 阪上多恵子 雨月 201412  
秋高し乗り放題の途中下車 山本無蓋 201501  
秋高し黒板壁の酒造蔵 松林依子 201501  
滑車網を手繰る夫婦や秋高し 増田菖波 春燈 201501  
緑(あお)鳩の緑の腹や秋高し 榊山智惠 末黒野 201501  
秋高し緒を締めて立つ甲山 滝澤圭子 雨月 201501  
秋高し摩天崖へは杖の道 赤座典子 あを 201501  
秋高しリレーアンカー一人抜く 有賀昌子 やぶれ傘 201502  
騎馬戦の総大将に秋高し 藤井啓子 ホトトギス 201502  
棟梁の槌の確かさ秋高し 田代貞枝 201502  
堰音の清しき里や秋高し 加藤静江 末黒野 201502  
秋高し五風十雨の大十勝 佐瀬晶子 ろんど 201502  
秋高く犀のあいつが弟か 坪内稔典 船団 201502  
秋高し櫂の削ぎゆく川の色 山田佳乃 ホトトギス 201504  
秋高し「前畑」しのぶスタジアム 遠藤迫遙子 風土 201507 ベルリン
安曇野に縁深めて秋高し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201509 唐澤春城様句集序句
結び目の光る白帯秋高し 鈴鹿呂仁 京鹿子 201510  
揃ひたるバグパイプ隊秋高し 久留米脩二 馬醉木 201511  
秋高し首まで漬かりさうな甕 塩貝朱千 京鹿子 201511  
新装のパン屋に列や秋高し 井上静子 201511  
秋高し播磨灘へと日の移り 山田六甲 六花 201511  
秋高しラップで握る塩むすび 有賀昌子 やぶれ傘 201512  
人間の膕(ひかがみ)白く秋高し 本多俊子 201512  
園児らのラジオ体操秋高し 野畑さゆり 201512  
秋高し混成チームの草野球 田中藤穂 あを 201511  
灯台を描く少年秋高し 阿部重夫 末黒野 201512  
尿もれの予防体操秋高し 武智由紀子 201512  
大き窓多き宮邸秋高し 柿沼盟子 風土 201512  
海原にこころ放ちて秋高し 中村洋子 風土 201512  
馬場駆くる馬の血管秋高し 浅田光代 風土 201512  
秋高しフォッサマグナの上歩く 鈴木庸子 風土 201512  
少年の小さき矜恃秋高し 石井清一郎 馬醉木 201601  
ひと鳴きに揃ふたてがみ秋高し 黒滝志麻子 末黒野 201601  
イベントのテント膨らむ秋高し 久世孝雄 やぶれ傘 201602  
水煙の天女眩しく秋高し 磯野しをり 雨月 201611  
口ずさむドイツリートや秋高き 手島靖一 馬酔木 201611  
秋高し合宿の子等土手走る 廣瀬雅男 やぶれ傘 201611  
秋高し五彩に映ゆる鮑殻 小川玉泉 末黒野 201611  
ビストロに祭提灯秋高し 柿沼盟子 風土 201612  
秋高し鈴鹿の嶺々を一望す 服部珠子 雨月 201701  
走る子を撮らんと走り秋高し 中田みなみ 桜鯛 201701  
秋高し足の機嫌の良き吟行 藤本啓子 京鹿子 201701  
秋高し砂丘の点となる駱駝 住田千代子 六花 201701  
馬上に背正す権祢宜秋高し 田代民子 201701  
横笛に始まる雅楽秋高し 苑実耶 201701  
青春を急ぐ自転車秋高し 須賀ゆかり 201701  
秋高し光る音して鯉の口 畑佳与 京鹿子 201702  
秋高し自衛隊機の大編隊 久世孝雄 やぶれ傘 201702 秋高し→1

 

2018年11月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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