秋 繭    14句

秋繭  秋蚕

作品
作者
掲載誌
掲載年月
チェスのごと置き換へられし秋の繭 飯塚ゑ子 火星 199812
村富めよ秋繭のなかねむる影 丸山海道 海道全句集 199910
手の甲に秋繭載せて水渡る 柳生正名 海程 200101
蚕の宮に秋の山蚕の繭二つ 北吉裕子 春耕 200109
産土神に秋繭供へ遠野人 平山節子 春耕 200112
秋繭のしろたへを詰む布袋 伊藤白潮 200410
ひそやかに終ふる生業秋の繭 原嶋光代 草の花 200412
はぐれ秋蚕の繭に天井明るかり 甲田雅子 200511
ゆるゆるとおのれ吐き出す秋の繭 菅原健一 200512
秋の蝶色あざやかに繭の上 瀧春一 200706
秋霖や蔟に深く繭ねむり 林八重子 馬醉木 200802
繭の中もつめたき秋の夜あらむ 木下夕爾 春燈 201508
手に載せて影をもたざり秋の繭 原田しずえ 万象 201701
包まれてみむ秋繭の淡さなら 辻美奈子 202011

 

2021年9月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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2021年9月25日