秋 蚕     13句

秋繭  秋蚕

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋蚕飼ふ山村ふかく川流れ 長沼紫紅 199902
秋蚕飼ふ一間は父の間仏の間 長沼紫紅 199902
秋蚕とて灯をやはらかく大藁屋 長沼紫紅 199902
ただむきを秋蚕の肉の伸びにけり 小林喜一郎 199911
秋蚕飼ふ二階へ軋む段梯子 出岡実 春耕 200111
瑞兆ぞ数の秋蚕が臼の中 延広禎一 200212
はぐれ秋蚕の繭に天井明るかり 甲田雅子 200511
秋蚕飼ふ十間百畳風通し 渡邉英子 馬醉木 200512
星満つる頃まで秋蚕ひきゐたり 渡真利真澄 万象 201012
緑鳩の今朝も鳴きたり秋蚕煮る 渡真利真澄 万象 201012
円らかに秋蚕湯中にをどりけり 渡真利真澄 万象 201012
おとろへぬ暑さの中の秋蚕かな 島谷征良 風土 201101
淡々と秋蚕をかたる機織女 安立公彦 春燈 201912

 

2021年9月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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2021年9月25日