秋暑し 7     59句

秋暑し草の実につくむら雀  鬼城

秋暑し  残暑

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋暑し独り住まひの殊更に 赤川誓城 ホトトギス 202002
秋暑しロックンロールドームより 稲畑廣太郎 ホトトギス 202008
みちのくの旅はや遠し秋暑し 稲畑汀子 ホトトギス 202008
秋暑し暑しと出掛け来たりけり 稲畑汀子 ホトトギス 202008
ロビー今子等の遊び場秋暑し 稲畑汀子 ホトトギス 202008
前に来しことありさうで秋暑し 稲畑汀子 ホトトギス 202008
芭蕉句碑判読出来ず秋暑し 稲畑廣太郎 ホトトギス 202008
秋暑し二十八度て言うたがな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009
坊主バーに仏壇ふたつ秋暑し 篠田純子 あを 202009
鍼灸の鍼が針の字秋暑し 中根美保 風土 202010
こまごまと構内放送秋暑し 森なほ子 あを 202010
夫と子のスマホ競馬や秋暑し 篠田純子 あを 202010
スーパーのレジの無言や秋暑し 有松洋子 202011
秋暑しねぐらの鳥の騒ぎやう 小野寿子 202011
顔浮かび浮かばぬ名前秋暑し 吉清和代 202011
秋暑し地震情報頻りなり 宮田豊子 春燈 202011
秋暑し鳶の掻つ込む深川丼 森村江風 202011
銅像はネクタイ確と秋暑し 高木嘉久 202011
秋暑し出土の須恵のかけら干す 中村洋子 風土 202011
秋暑し四阿あれば長居しぬ 森高武 風土 202011
秋暑し丑三つ時のシャワーかな 中田禎子 202011
秋暑し自動ピアノの擦過音 奥田茶々 風土 202011
挟まれる行動の域秋暑し 横大内由紀 末黒野 202011
秋暑し庭の仕事に疲れけり 長崎桂子 あを 202011
秋暑し部屋半ばまで朝日さし 森なほ子 あを 202011
秋暑し螻蛄の字いつも間違へて 今村千年 末黒野 202012
碁会所へ集ふ痩躯や秋暑し 小田嶋野笛 末黒野 202012
災害の続く列島秋暑し 加藤静汀 末黒野 202012
秋暑し眉根のくもる阿修羅像 高木邦雄 末黒野 202012
聞きなれぬ鳥のこゑして秋暑し 藤生不二男 六花 202012
藻塩焼く自称百歳秋暑し 延川笙子 六花 202012
みちのくと思へぬ旅路秋暑し 安原葉 ホトトギス 202101
秋暑し獅子座の娘から贈り物 佐藤慧美子 202101
秋暑し現場に残るヘルメット 浅嶋肇 やぶれ傘 202101
小鳥屋の奥の暗さや秋暑し 山内碧 202102
秋暑し暑しと今日も出掛け来し 稲畑汀子 ホトトギス 202108
芭蕉の句歌ふテノール秋暑し 稲畑廣太郎 ホトトギス 202109
手湿りの秋暑のぺージたたむ夜半 鈴鹿呂仁 京鹿子 202110
Tシャツの肌に馴染んで秋暑し 須賀敏子 あを 202110
秋暑し孔雀の羽に目の模様 関妙子 202111
背に貼る膏薬二枚秋暑し 菅野日出子 末黒野 202111
秋暑し右往左往のセルフレジ 喜田君江 末黒野 202111
農協の開くまで五分秋暑し 大島英明 やぶれ傘 202111
右耳に合はぬイヤホン秋暑し 小山よる やぶれ傘 202111
秋暑しファンで膨らむ作業服 三木亨 202111
秋暑し西郷どんの大あぐら 中村嵐楓子 春燈 202111
秋暑し防犯ブザーこびりつく 鷺山珀眉 京鹿子 202111
朝まだきリポビタン飲む秋暑かな 藤本孝子 京鹿子 202111
思ひ切り手を洗ふ昼秋暑し 長崎桂子 あを 202111
右手に吾子左手にスマホ秋暑し 森なほ子 あを 202111
秋暑し名水と言ふ水買うて 黒滝志麻子 末黒野 202112
散歩にもマスクはなせぬ秋暑かな 菅野日出子 末黒野 202112
秋暑しあへぎて登る百余段 菅野日出子 末黒野 202112
回送中・実車・迎車と秋暑し 塙誠一郎 202112
秋暑しがさり漢方薬の束 須賀ゆかり 202112
九回の点の取合ひ秋暑し 山本明彦 202112
秋暑し雨もほつほつ帰らねば 安原葉 ホトトギス 202201
秋暑し水飲む駱駝音頻り 長谷川はまゆう 末黒野 202201
戸惑へる朝の気温差秋暑し 荒井貞子 末黒野 202201
秋暑し→1

 

2022年8月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。