ゆく秋 1   249句

行く秋や抱けば身に添ふ膝頭    太祇

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
行く秋の水の真澄は空ならず 小澤克己 遠嶺 199901  
行く秋の雲の指定は禁煙車 菊池和子 京鹿子 199901  
行く秋の医者がかりなる御神木 堀義志郎 火星 199902  
行く秋や夜空に映える観覧車 近藤憙治 船団 199903  
ゆく秋を女見送る姿かも 能村登四郎 芒種 199911  
行く秋の真夜中千人風呂に浮く 大場燈児 風土 199911  
ゆく秋のふれあっている象の鼻 小枝恵美子 船団 199912  
行く秋の次の波待つ潮だまり 栃内和江 199912  
ゆく秋を深紅の傷に似たるもの 山岸みずき 船団 199912  
ゆく秋の芳一琵琶か潮騒か 貞吉直子 馬醉木 200001  
行く秋の銀座の流れの隅にをり 柿沼盟子 風土 200001  
行く秋を一人静かに惜しみけり 伊藤一歩 いろり 200001  
行く秋の軍艦黒し佐世保港 堀田知永 俳句通信 200001  
行く秋や芭蕉の遺書に壽貞の名 高橋銀次 風土 200002  
行く秋やふくらんできし日記帳 鳴海清美 六花 200002  
逝く秋の越後は背山低くして 小澤克己 遠嶺 200002  
行く秋や鬪争もなく大学祭 田中藤穂 水瓶座 200002  
行く秋や今ごろ京都はキツネ色 三宅やよい 玩具帳 200004  
行く秋の南都をわたる昼の鐘 松宮幹彦 春耕 200010  
行く秋や絵馬堂の絵馬みな褪せて 春田淳子 俳句通信 200011  
ゆく秋の旅の土産の石拾ふ 水野邦夫 俳句通信 200011  
行く秋の夕月あげし御陵かな 朝妻力 俳句通信 200012 真野御陵
行く秋や微笑をいまも澤田美喜 藤田宏 200101  
行く秋の切符一枚買ひにけり 高橋としを 酸漿 200102  
行く秋や人待ちながら眼鏡拭く 保田英太郎 風土 200102  
ゆく秋の寺に秘蔵の曾良日記 水谷芳子 200103  
行く秋を惜しめば秋も歩をとどめ 鷹羽狩行 200110  
しがらみのふかみにはまりゆく秋ぞ 土井田晩聖 銀化 200111  
逝く秋のおわらほとけとなりたまふ 朝妻力 俳句通信 200111  
行く秋や音なき音を立てかけて 神蔵器 風土 200112 寺田屋
逝く秋の旧軍港が我が生地 杉本寛 200112  
ゆく秋の大樹に鳥の密み啼き 小澤克己 遠嶺 200201  
行く秋と擦れ違ひたる大路かな 田村はじめ 銀化 200201  
行く秋の三鬼屋敷は井戸と堀 水島夜雨 京鹿子 200201  
行く秋の水は動かず鳰泳ぐ 天野きく江 200201  
行く秋の犬も老いしと思ひけり 山口マサエ 雲の峰 200201  
行く秋の雨を怺へて牧の牛 阿部子峡 200201  
行く秋の山鳥ほろと魚屋みち 木下節子 雲の峰 200201  
行く秋や昼餉の茶屋に海を見る 柳堀喜久江 春耕 200201  
ゆく秋の寺に親しき桜の木 谷村幸子 200202  
ゆく秋の乳房のやうな島ふたつ 野澤あき 火星 200202  
ゆく秋の島に小さな水族館 佐藤淑子 雨月 200203  
行く秋の樹海にしかと道しるべ 西山美枝子 酸漿 200204  
行く秋の勿来の関に入りにけり 宮原みさを 花月亭 200208  
ゆく秋や尾根の形のそれぞれに 津田吾燈人 200212  
行く秋の山車を急かする時の鐘 久保秀貴 雲の峰 200212  
行く秋の暮れ残りたる山毛欅の幹 朝妻力 雲の峰 200212  
ゆく秋のついでに曲がる千曲川 阪谷村比呂未 銀化 200301  
行く秋や水尾一文字与謝の海 大森美恵 風土 200301  
行く秋の岬に温室の灯漁りの火 植松昌子 馬醉木 200302  
行く秋や螺旋を描く鳥の影 祐森彌香 遠嶺 200302  
行く秋や電子ピアノの値下げ札 菊池育子 遠嶺 200302  
行く秋の松枯れ庭の芯失くす 奥村鷹尾 京鹿子 200302  
行く秋のさざなみ都心遥かなり 近藤真夫 遠嶺 200302  
行く秋の戻る切符のない流れ 坂本敏子 京鹿子 200302  
逝く秋の気比の白波尖り来る 阿部正枝 絵具箱 200304  
語らざるものみな深みゆく秋に 中村田人 ホトトギス 200305  
行く秋の噴水さはと鳴りにけり 蓮井崇男 対岸 200312  
行く秋の千曲にかかるもどり橋 小林優子 酸漿 200312  
行く秋や鱧ぶつ切りに神事果つ 大柳篤子 雲の峰 200312  
ゆく秋や銀座老舗の店じまひ 芝尚子 あを 200312  
行く秋や声の数ふるいろは坂 徳丸峻二 風土 200312  
行く秋や海辺へつづく千枚田 吉村從子 帆船 200312  
行く秋や見世物小屋に騙されに 金子つとむ 雲の峰 200312  
行く秋や灯油屋の楽流れゐて 梅田秀子 酸漿 200401  
行く秋や交互に番茶注ぎ足して 金子つとむ 雲の峰 200401  
行く秋の両手で撫づる叶へ杉 山口マサエ 雲の峰 200401  
行く秋の犬の寝転ぶ乗船場 大柳篤子 雲の峰 200401  
ゆく秋の水車の銀のしぶきかな 鈴木多枝子 あを 200401  
逝く秋や羊は白く草の中 小林奈々 百鳥 200401  
逝く秋や粉ひき臼のいまもなほ 長沼紫紅 200401  
行く秋の磨きこまれし鉄扉かな 大柳篤子 雲の峰 200401  
行く秋や為すすべもなき骨拾ふ 井之口貢久 対岸 200401  
行く秋の一刀石の裂け目鋭し 前阪洋子 雲の峰 200401  
行く秋や花種蒔きて夢繋ぐ 北島上巳 酸漿 200401  
行く秋や足長蜂の陽をあつめ 渡邉友七 あを 200401  
行く秋や宅地分譲椅子二脚 佐藤洋子 帆船 200401  
行く秋や四柱剥落舞楽佛 小林成子 200402  
行く秋の白磁の艶を愛しめり 石本百合子 馬醉木 200402  
行く秋の己れ励ます旅に出る 松田雄姿 百鳥 200402  
行く秋に本音云ひたる少女居て 川原瀞秋 百鳥 200402  
行く秋やかすかに湿る靴の底 若生まりあ 遠嶺 200402  
行く秋の雨の歩幅の武蔵野林 小澤克己 遠嶺 200402 春嶺句会「平林寺」吟行
行く秋や面三句を碑に残し 朝妻力 雲の峰 200410 潮音寺師弟句碑
行く秋や仏は光物が好き 柳澤草笛 帆船 200411  
行く秋やほとけの山の要句碑 能村研三 200412  
行く秋の渦音高し最上川 三宅句生 馬醉木 200412  
行く秋の名のみ残りし数寄屋橋 前阪洋子 春耕 200412  
行く秋や雨の流るる川の上 岡本眸 200412  
行く秋の環濠に聞く夜雨かな 渡辺周子 春耕 200412  
ゆく秋や闇夜の底の星あかり 橋口礼子 河鹿 200501  
ゆく秋の涛音碧し独りをり 柳生千枝子 火星 200501  
行く秋の日付変更線越ゆる 山本浪子 風土 200501  
行く秋やもの焚く煙むらさきに 吉澤恵美子 春燈 200501  
ゆく秋や生絹の風の北近江 久保久子 春燈 200502  
行く秋の谺してゐる池面かな 土岐明子 遠嶺 200502  
行く秋の色高からぬ山つなぐ 高橋道子 200502  
行く秋や句誌燦然と務め終ふ 徳田正樹 河鹿 200502  
ゆく秋や明けの静寂が家包み 坪井洋子 200503  
行く秋やねんざの足で旅をせり 東紀子 200503  
行く秋や珈琲店のスロージャズ 竹内太郎 200503  
行く秋を箒に担ぐ男かな 渡辺隆 遠嶺 200503  
行く秋のころんでしまう膝小僧 大山夏子 200505  
逝く秋の切取線を航く船か 大島雄作 200512  
行く秋や太地に鯨博物館 谷岡尚美 200512  
行く秋や人目に触れぬ胸の傷 太田佳代子 春燈 200601  
ゆく秋のたぽたぽとあり船溜り 垣岡暎子 火星 200601  
ゆく秋に取り残されし雲一片 松村響子 四葩 200601  
行く秋の風が追ひ越す蜑が路地 大見川久代 馬醉木 200601  
行く秋や会へて東寺のほとけたち 柴田久子 風土 200601  
行く秋や海峡跨ぐ橋高し 石川敬子 対岸 200601  
逝く秋のひかり洽し桂郎忌 工藤ミネ子 風土 200602  
ゆく秋の墓の写真がこつんと着く 田村みどり 京鹿子 200602  
逝く秋の重さを外すネックレス 高橋照葉 ぐろっけ 200602  
行く秋や線につながる点を生く 川畑はるか 遠嶺 200602  
行く秋や主基田址の芝刈る音 古賀寿代 200612  
逝く秋の浄めの雨や平泉 門伝史会 風土 200701  
深みゆく秋漆黒の冠木門 大谷茂 遠嶺 200701  
逝く秋の玄海染むる夕の雲 前田陽子 200701  
行く秋や風呂敷包みの夫を抱き 奥田茶々 風土 200701  
行く秋や乗換駅の待時間 加藤暢一 200702  
ゆく秋や見えぬ無音の放射光 川崎光一郎 京鹿子 200702  
逝く秋の雲に触れむと大欅 福田孝子 馬醉木 200702  
逝く秋の口にくはへる体温計 竹下昌子 200702  
行く秋のとぢ糸ゆるむ謡本 鈴木朗月 万象 200702  
行く秋の土均らされて匂ひけり 内山けい子 200702  
行く秋やまなじり上ぐる芭蕉像 小宮山勇 遠嶺 200702  
行く秋や錦帯橋の裏見上げ 山中宏子 200702  
行く秋や人形町の戦時焼 米須あや子 遠嶺 200702  
行く秋の岬の岩肌津軽三味 伊藤希眸 京鹿子 200703  
逝く秋や俳磚故人一人増え 五十嵐哲也 ホトトギス 200704  
行く秋を追ふオホーツクの波頭 小野寺節子 風土 200705  
行く秋や三日続きの友の文 田宮勝代 酸漿 200712  
逝く秋の雲影走る火口壁 鈴木まゆ 馬醉木 200712  
逝く秋を惜しみてあまりありにけり 鷹羽狩行 200712 藤波孝生(俳号・孝堂〕氏を悼み
行く秋や「相生の杖」われに欲し 神蔵器 風土 200712  
行く秋の丸天井にイエスさま 代田青鳥 風土 200801  
行く秋の土均らされて匂ひけり 内山けい子 200801  
行く秋やポツダム三国会議場 遠藤逍遙子 風土 200801  
行く秋や風を袂にシテの舞 柴田久子 風土 200801  
ゆく秋のしつぽ押へし十文半 梶浦玲良子 六花 200801  
行く秋の本丸跡に海を見て 瀬戸悠 風土 200801  
行く秋や鬼無里に独りそば啜る 佐々木新 春燈 200802  
行く秋や座布に置かれし三味の撥 小山徳夫 遠嶺 200802  
行く秋を書くに余白の狭すぎる 松田都青 京鹿子 200802  
行く秋や汽笛いくたび連絡船 山本東西 200802  
行く秋の机上の埃払ひけり 大谷茂 遠嶺 200802  
行く秋や上野の鐘の余韻濃し 中島玉五郎 200811  
行く秋や橋の袂の里程標 中村春宵子 春燈 200812  
ゆく秋や田ごとに深き轍あと 田中佐知子 風土 200812  
行く秋やまさにヘアピンいろは坂 布川直幸 200812  
行く秋の大石主税の机かな 浅田光代 風土 200901  
ゆく秋や堅田は湖を真開きに 和田照海 京鹿子 200901  
行く秋や我が身一人の夕仕度 関戸国子 酸漿 200901  
行く秋や時を忘れし置時計 近藤幸三郎 風土 200901  
行く秋や我れ一片の雲となり 小原徳男 遠嶺 200902  
水底の草ゆれ深みゆく秋よ 村上洋子 200911  
逝く秋の誰居ぬ母郷行き切符 北川英子 200911  
行く秋の雲見たまへる寝釈迦山 西山美枝子 酸漿 200912  
行く秋の潺湲(せんかん)と鳴るマンホール 水上陽三 200912  
行く秋や煎餅布団にだんご虫 菊谷潔 六花 201001  
行く秋の風受く白きベンチかな 和田幸江 春燈 201001  
逝く秋の潮目に泛ぶ虹の色 浜福惠 風土 201001  
行く秋の雲せめぎ合ふ川の面 卯木堯子 春燈 201001  
行く秋の街灯眩し住宅地 出口誠 六花 201001  
行く秋の座敷わらしの所在かな 西山浅彦 春燈 201001  
行く秋の心のポケツト裏返す 菊池和子 京鹿子 201001  
行く秋の日射しの中に黙ふたり 大松一枝 201001  
行く秋やパリのショコラの赤き箱 丑久保勲 やぶれ傘 201001  
行く秋や風に銀座の匂ひあり 水谷洋子 201001  
行く秋をマチネー跳ねしさざめきに 丑久保勲 やぶれ傘 201001  
行く秋の寺に槌音せはしなや 乙黒理和 遠嶺 201002  
ゆく秋や雲の変へゆく湖のいろ 小林輝子 風土 201002  
ゆく秋の真間の入江の名残り橋 橋本良子 遠嶺 201002  
行く秋のぬくもり含む木の玩具 松井千鶴子 201002  
行く秋の遠き目差西行忌 大信田梢月 万象 201002  
行く秋の和装に黒きソフト帽 今井松子 遠嶺 201002  
行く秋や困民党の碑の古りて 網野茂子 酸漿 201002  
ゆく秋や鎌倉までの切符手に 小倉正穂 末黒野 201003  
行く秋や山羊も写真にくははりて 渡邉紅華 酸漿 201003  
行く秋を惜しみ懐古す明治の世 木村茂登子 あを 201101  
行く秋の海の心音聴いてをり 浅田光代 風土 201101  
深みゆく秋の七野の檀那寺 橋添やよひ 風土 201101 大徳寺
逝く秋や賽の河原の湯のけむり 久世孝雄 やぶれ傘 201101  
行く秋や天守の下の味の店 小野口正江 末黒野 201101  
行く秋や風の色にも心急き 今村千年 末黒野 201101  
行く秋や北向観音片参り 雨宮桂子 風土 201101  
行く秋や明治を残す醤甕 小川玉泉 末黒野 201102  
行く秋の畑の道を田の道へ 大崎紀夫 やぶれ傘 201102  
行く秋の壺のインクを嗅ぎにけり 田村園子 201102  
行く秋や狛犬の頬荒削り 岡井マスミ 末黒野 201102  
行く秋や何をたつきの一軒家 島谷征良 風土 201103  
ゆく秋のこれが吾とや水鏡 加茂達彌 201105  
行く秋の宙にとどまる鳶自在 千田敬 201112  
行く秋やどどと時過ぐ老一と日 遠藤実 あを 201112  
行く秋や円高又も更新す 須賀敏子 あを 201112  
行く秋や少し長めの映画観る 須賀敏子 あを 201112  
行く秋や篤しと思ふ寝顔なり 仁平則子 201112  
行く秋や老いたる猫を身ほとりに 藤原若菜 春燈 201201  
深みゆく秋補聴器の適ひけり 藤原照子 201201  
行く秋の彩をころがす万華鏡 佐野ときは 201201  
行く秋の大海原のたたずまひ 小野寺節子 風土 201201  
行く秋の風にさやげる雑木山 安武晨子 201201  
ゆく秋や空堀はしる風の音 海村禮@子 春燈 201202  
逝く秋の毘沙門天の鐘を撞く 白石正躬 やぶれ傘 201202  
行く秋の空千年の杉並木 辻井ミナミ 末黒野 201202  
逝く秋の日の片照るや白樺 小川玉泉 末黒野合同句集 201203  
ゆく秋の人の暮しの中を川 岩岡中正 ホトトギス 201204  
ゆく秋の人の背ばかり交差点 岩岡中正 ホトトギス 201204  
深みゆく秋こもごもに偲ぶ句碑 赤川誓城 ホトトギス 201204  
ゆく秋の杉の木立の羽黒山 北崎展江 くりから 201209  
行く秋の草に隠るる田原坂 菅原孟 かさね 201210  
行く秋や浅葱斑の翅さわぎ 細野恵久 ぐろっけ 201210  
行く秋の流れに石の残りけり 山田六甲 六花 201212  
行く秋や馴染みし母の志野茶碗 横田初美 春燈 201301  
行く秋や笹の葉擦れに耳すます 石川かおり 201301  
ゆく秋や古寺の水含みけり 柳田晧一 かさね 201301  
行く秋の温泉玉子吸ふつつつ 高橋道子 201301  
行く秋の予定表より消す予定 井尻妙子 京鹿子 201301  
行く秋へひと駅毎の汽笛かな 小山繁子 春燈 201301  
行く秋や四方に山なす遠江 安立公彦 春燈 201301 三ヶ日
行く秋や渡しの舟も揚げられて 佐藤喜仙 かさね 201301  
行く秋や別れは「へばね」と津軽弁 千田敬 201301  
ゆく秋の炎に父をあづけたる 柴田佐知子 201302  
行く秋や入江に小さき波頭 坂場章子 201302  
ゆく秋やエスカレーター動き出す 井上静子 201302  
深み行く秋を惜しめる人と人 筒井八重子 六花 201302  
行く秋の一段高き特攻の碑 松本恒子 ぐろっけ 201302  
行く秋の心に落つる添水かな 大橋伊佐子 末黒野 201302  
行く秋や谷に古りたる発電所 中井登喜子 201302  
行く秋の百葉箱の白さかな 宮内とし子 201311  
行く秋の鍵の失せたる木箱かな 常田希望 201312  
ゆく秋や信濃に古りし習学舎 安立公彦 春燈 201401 旧開智学校
逝く秋に少女のやうな母を抱く 熊川暁子 201401  
行く秋の朴の切株風木舎 大坪景章 万象 201401  
行く秋や小さき旅にも荷の増えて 塩田博久 風土 201401  
行く秋や静かな野路に白き月 増田一代 201401  
逝く秋や波の狭間のはぐれ鳥 久保久子 湖心 201402  
行く秋の手許狂はす余震かな 鴨下昭 201402  
行く秋の心に残る句の一語 荒木治代 ぐろっけ 201402  
行く秋の水音を聞く田のほとり 渡邊孝彦 やぶれ傘 201402  
行く秋や翁もわれも杖を引き 松田泰子 末黒野 201402  
行く秋や鯉は落暉を呑みにける 熊川暁子 201402  
行く秋や灯を消して聞く波の音 竹田ひろ子 ろんど 201402  
ゆく秋の色さまざまの草もみぢ 小倉正穂 末黒野 201403  
行く秋の箱に二本の和ろうそく 中島陽華 201403  
行く秋の栞横目に美顔術 布川孝子 京鹿子 201403  
行く秋や秘佛の寺の閻魔像 伊藤マサ子 ぐろっけ 201403  
行く秋の夫の遺影に語りかけ 植村よし子 雨月 201403 ゆく秋 →2

2019年10月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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