浴 衣 5       70句

性格が紺の浴衣に収まらぬ   櫂未知子   貴族

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
浴衣着て父母なき家郷闇深し 安立公彦 春燈 201508  
海老蔵の睨みと鳴海浴衣かな 中島陽華 201508  
東京湾納涼船浴衣ダンサーズの腰つき 篠田純子 あを 201508  
山昏れて夕風に着る藍浴衣 久保東海司 201509  
浴衣よう似合うて古嵐ともちがふ 辻美奈子 201509  
染め上げの浴衣地干せり青葉風 棚橋朗 201509  
浴衣着の友の撫で肩藍にほふ 黒滝志麻子 末黒野 201509  
帯高く駒下駄履いて浴衣の子 板谷俊武 末黒野 201509  
おばけ屋敷帯の緩みし浴衣かな 江見巌 六花 201509  
藍浴衣解いて帽子とワンピース 須賀敏子 あを 201509  
母縫ひし浴衣を孫にお薬師さん 森理和 あを 201509  
着て帰る母の好みし浴衣かな 松本美簾 馬醉木 201510  
初浴衣笑ひ転げるジャワ娘 卯辰美苗 万象 201510 日本蔡
菊五郎格子の浴衣男ぶり 岩下芳子 201510  
陳列の変はるや浴衣藍がよし 塩川君子 末黒野 201510  
踝のカクカク動く浴衣の娘 きくちえみこ 港の鴉 201510  
行きずりのシャボンの香り藍浴衣 東小薗美千代 末黒野 201511  
浴衣掛けさえぬをとこの我流かな 石田きよし 201511  
藍浴衣死装束となるもよく 服部早苗 201511  
妖怪のはなしが好きな浴衣の子 柴田志津子 201511  
浴衣着て大人の姿孫娘 神田惣介 京鹿子 201512  
毘沙門天浴衣の異人はしやぎたる 名和政代 万象 201512  
恥ぢらひを少し覚えて浴衣の子 押田裕見子 201512  
帯高く締めて十八浴衣かな 大日向幸江 あを 201511  
うなじ濡れ浴衣の乱れ盆踊 谷口一献 六花 201512  
二曲目へ踊浴衣をととのへて 住田千代子 六花 201512  
宿浴衣木国の句碑囲みけり 宮原悦子 雨月 201512  
浴衣着て湖畔の句碑に佇める 宮原悦子 雨月 201512  
浴衣の衿ぬけば疎遠のはらからや 津波古江津 船団 201602  
和楽器のユニット浴衣の粋な人 都築繁子 201602  
人波を縫ふや祭の浴衣着て 中野さき江 春燈 201608  
炭坑節つんつるてんの浴衣着て 久留島規子 万象 201608  
浴衣の男降ろし両国駅閑か 高木嘉久 201608  
ノクターン聴く席の鼾や宿浴衣 長谷川歌子 春燈 201609  
宿浴衣身丈まちまち同窓会 海村礼子 春燈 201609  
浴衣縫ふ母の指先見つめをり 佐藤まさ子 春燈 201609  
初浴衣机に正座してみたり 野沢しの武 風土 201609  
明日の予定組みて一人の宿浴衣 鈴木石花 風土 201609  
漫ろ雨浴衣はしょりの銀座裏 七郎衛門吉保 あを 201609  
連中は浴衣姿で出番待ち 丑久保勲 やぶれ傘 201609  
フリル付け最新浴衣集ひ来る 加藤タミ 末黒野 201610  
波頭の語りくるもの初浴衣 柴田靖子 201610  
漆黒の肌に着こなす紅浴衣 石田きよし 201611  
藍浴衣永ちやん語る江戸文化 藤代康明 201612  
お下りの浴衣を着たる反抗期 金子正道 京鹿子 201612  
糊利きし浴衣四角く歩きをり 今井千鶴子 ホトトギス 201612  
糊抜けし踊り浴衣となりにけり 中田みなみ 桜鯛 201701  
藍浴衣着て襟足といふところ 中川句寿夫 ここのもん 201705  
女子寮生大広間にて浴衣裁つ 篠田純子 あを 201708  
原宿や浴衣に似合ふ野球帽 石田きよし 201710  
腰揚をおろす浴衣の少女めき 堤京子 馬醉木 201710  
浴衣の裾端折る若衆の豆絞り 佐俣まさを 春燈 201710  
浴衣の娘中国訛り気にならず 谷口一献 六花 201710  
深川の旦那の粋や藍浴衣 橋本くに彦 ホトトギス 201711  
恋文の浴衣の袖をこぼれけり 橋本くに彦 ホトトギス 201711  
幾何学は不得意ながら浴衣柄 丸井巴水 京鹿子 201711  
浴衣着て音頭に少し遅れたる 中原敏雄 雨月 201711  
浴衣着てなかなかはけぬ緒のきつさ 稲田延子 やぶれ傘 201710  
衿つめて着付け一人の藍浴衣 中谷三千子 船団 201805  
元禄袖の丸み愛らし浴衣かな 辻響子 201809  
橋渡る舞妓は浴衣デパートヘ 神田惣介 京鹿子 201810  
浴衣帯値をきけば良く締まりさう 升田ヤス子 六花 201810  
地下街の浴衣の帯の緑色 出口誠 六花 201810  
小流れに浮かす笹舟藍浴衣 佐俣まさを 春燈 201810  
藍浴衣ピン一本で髪を結ひ 田代貞香 201812  
文学館ズック浴衣の二人連れ 仁上博恵 201902  
パリパリと糊を剥がして藍浴衣 三羽永泊 201902  
暮れなずむ五十路まぶしき浴衣かな 治部少輔 201904  
夜の橋を吹かれて渡る浴衣かな 岩永はるみ 春燈 201908 浴衣→ 1
鎖場に浴衣の役行者かな 柳川晋 201908 石鎚山

 

2019年8月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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