浴 衣 2     100句

張りとほす女の意地や藍浴衣    杉田久女

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
のどけしや身幅にあまる宿浴衣 中村房枝 六花 200303  
浴衣買ふ江戸日本橋小舟町 山口たけし 雲の峯 200307  
縫ひ上がる花柄ゆかた長袂 草野英子 対岸 200308  
浴衣着て売子と間違へられにけり 田口俊子 200308  
楽屋より浴衣のひとの小走りに 山田六甲 六花 200308  
藍浴衣いまだ子供と思ひしが 柴崎加代子 200309  
宿浴衣みんな明るくなつてをり 赤井よしを 円虹 200309  
旅浴衣用意されある大なりき 大橋敦子 雨月 200309  
藍浴衣少女の面の大人びて 宮本俊子 雨月 200309  
コンチキチン鉾に浴衣の尻並ぶ 長谷柑生 200309  
姑の縫ふ浴衣は最後かも知れず 内山芳子 ぐろっけ 200309  
短かめの白地ゆかたや塗りぽつくり 萬条ハマヨ 帆船 200310  
店先の色とりどりの浴衣かな 鈴木清子 遠嶺 200310  
少年に紺匂ひけり初浴衣 塩路五郎 200310  
浴衣着て真竹のやうな少女かな 永井収子 200310  
花火の夜ぞくぞくと湧く浴衣の娘 松崎鉄之介 200310  
三姉妹踊浴衣もお揃ひで 西形佐太郎 200310  
藍浴衣膝をくづせば身に馴染む 風間史子 200310  
姿見を幾たびも見る浴衣の子 小林朱夏 200310  
浴衣着てはみ出しさうな屋形船 阪口久子 築港 200310  
ヨコハマの倉庫を歩く浴衣かな 青山丈 200310  
絵手紙で浴衣まつりの誘ひ文 中田征二 ぐろっけ 200310  
ぎくしやくと浴衣少女の敬語かな 高橋道子 200311  
藍浴衣大和撫子と呼ばれけり 木村みかん 200311  
日本語を学ぶ子浴衣着こなせり 小平恒子 酸漿 200311  
浴衣の子集めて記念写真かな 谷上佳那 百鳥 200311  
去年より脚の伸びたる浴衣かな 遠野萌 200311  
糊強き浴衣の母の背も伸びし 秋千晴 200311  
お揃ひの祭浴衣の肩ぐるま 堀光子 遠嶺 200311  
雑布に見覚えのあり古浴衣 藤原りくを 八千草 200311  
伊達者賞受く長老の浴衣掛け 武司琴子 ぐろっけ 200311  
金魚掬ひの少女金魚の浴衣着て 筒井圭子朗 ぐろっけ 200311  
浴衣着て幼いく度も鏡見る 山田孝枝 酸漿 200312  
身に沁めり駅鈴描かる宿浴衣 升田ヤス子 200312  
親子連れディズニーランド浴衣着て 石住美千代 200312  
愛染や浴衣のをんな大柄よ 橋本正二 200312  
芙美子には海が故郷紺浴衣 田中敬 200402  
猟奇本借りる浴衣の男より 藤田あけ烏 草の花 200406  
碁仇の浴衣に効かす強き糊 細川知子 ぐろっけ 200406  
施餓鬼会の僧侶揃ひの浴衣かな 関口みよ子 帆船 200408  
宿浴衣少年自由奪はれて 中村房子 馬醉木 200408  
才能の兆し児に見て初浴衣 柳生千枝子 火星 200408  
初浴衣妻と行き交ふ家の中 森田博 200408  
湯上りや夫の浴衣の格子縞 八木岡博江 酸漿 200408  
川風に吹かるる浴衣力士かな 川合八重子 酸漿 200408  
浴衣着てタイムスリップしませんか 山田六甲 六花 200408  
湯上がりの眼鏡忘れし浴衣かな 山嵜加代子 河鹿 200408  
浴衣着て母の齢に近づけり 山嵜加代子 河鹿 200408  
近所の子ゆかた美人ですれ違ふ 津田霧笛 ぐろっけ 200409  
浴衣着てぎこちなき日となりにけり 保田英太郎 風土 200409  
受付の浴衣乙女の片ピアス 戸田和子 200410  
浴衣買ふちがふ自分に会ひたくて 永田歌子 遠嶺 200410  
鯛焼を買ふ列の尾の藍浴衣 西山美枝子 酸漿 200410  
夕づくや櫓をどりの浴衣衆 関まさを 酸漿 200410  
心此処にあらぬ浴衣の白張めく 矢野律子 200410  
嫁へ浴衣着するに亡き娘重ねけり 大坂君江 200410  
嫁二人亡き娘の如く浴衣縫ふ 大坂君江 200410  
鯨尺使ひて浴衣断ちにけり 高倉恵美子 200410  
綿菓子に顔を隠して浴衣の子 大串章 百鳥 200410  
浴衣着て浴衣売場に立ちにけり 藤森万里子 百鳥 200410  
新しき浴衣は箪笥の中にあり 藤森万里子 百鳥 200410  
浴衣着て指の先までやはらかし 西澤ひで子 遠嶺 200411  
八十の夫婦揃ひの浴衣かな 古川京子 万象 200411  
肩越しの顔で撮らるる宿浴衣 小松誠一 200411  
藍浴衣着て身の細る夜なりけり 福井隆子 対岸 200411  
頬なめてくる浴衣着し小犬かな 戸田和子 200411  
藍浴衣帯結ぶ手に父をふと 宮森毅 六花 200412  
浴衣に合う下駄の鼻緒を選びけり 吉宇田知英子 200501  
ふるさとの星近づけて初浴衣 曷川克 遠嶺 200506  
きのふまで藍けふからは白浴衣 山仲英子 200507  
真砂女きくの浴衣で並ぶ祇園祭 鈴木榮子 春燈 200507  
いつときは日本の男藍浴衣 荒木甫 200508  
湯上がりの頭掻きゐる浴衣の子 山田六甲 六花 200508  
呼び止めて浴衣の衿を直しけり 武内沢仙 遠嶺 200509  
夕闇の匂ふ浴衣で訪はれけり 高橋ちよ 200509  
浴衣着てねずこの下駄の音ぞよき 岩崎眉乃 万象 200509  
浴衣にも身八口あり桜桃忌 神蔵器 風土 200509  
ぐい呑の益子浴衣の奴袖 風間史子 200509  
食べるのも寝るのも得意宿浴衣 高田令子 200509  
関取の横文字染めし浴衣かな 中里とも子 百鳥 200509  
浴衣力士髭の香油の風に匂ひ 鵜飼紫生 雨月 200509  
蝉の朝のあたらしき浴衣著せかふる 瀧春一 菜園 200509  
浴衣着て下駄に慣れぬ子ぎこちなし 飯田政子 築港 200509  
浴衣着て父に似て来し背格好 柏木昭子 築港 200509  
みやげ買ふ浴衣の似合ふ売子より 伊藤妙 200510  
発光するイヤリングして浴衣の娘 西畑敦子 火星 200510  
片言のままごとあそび初浴衣 井内佳代子 遠嶺 200510  
浴衣がけ本所七不思議研究会 遊橋恵美子 風土 200510  
母から子子から孫へと浴衣帯 石田經子 築港 200510  
袖口に風のそよめき藍浴衣 栗原公子 200510  
膳に着く乙女の柄の宿浴衣 蒔田しをん 200511  
少女着し藍の浴衣の糊きけり 木田秀子 200511  
制服を浴衣に替へて彼を待つ 村上和子 ぐろっけ 200511  
宿浴衣裃のごと身にそはず 中村碧泉 ぐろっけ 200511  
浴衣縫ふ二丈六尺鯨差 菅野末野 風土 200511  
祭浴衣きゆつと男の背が伸びて 小黒加支 酸漿 200511  
浴衣縫ふ母に黒髪ありしころ あさなが捷 200511  
大江戸や個性で選ぶ貸浴衣 中島英子 八千草 200512  
派手となりし小千谷縮の浴衣手に 松本アイ ぐろっけ 200512  
句散らしの踊浴衣にもつ矜恃 千原叡子 ホトトギス 200601 浴衣 3 →

 

2019年8月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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