湯豆腐 2         24句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
湯豆腐の喋り出したら止まらない 鳥居美代 京鹿子 201902
湯豆腐と決めて詣るや南禅寺 仲里貞義 201902
湯豆腐掬ふ器用談義の夕餉かな 中谷未知 末黒野 201902
ゐればゐたでゐねばゐないで湯豆腐に 佐藤喜孝 あを 201903
万太郎論たけなは湯豆腐煮くづれる 懸林喜代次 春燈 201904
湯豆腐の煮え立つまでのプロポーズ 波戸辺のばら 201904
ほろ酔ひの此の世がゆらぐ湯豆腐よ 熊川暁子 201905
湯豆腐はユダウフと載る目葡辞書 梅村光明 船団 201906
湯豆腐の鍋の真上に蛍光灯 きくちきみえ やぶれ傘 202003
湯豆腐や一人の酒はゆるゆると 廣瀬雅男 やぶれ傘 202003
正論の空し湯豆腐煮え滾る 西村操 雨月 202003
湯豆腐や夫の温顔さらなるに 升田ヤス子 六花 202003
湯豆腐や本音の見ゆる左顔 吉田悦子 202010
湯豆腐のふるふ豆腐を掬ひとり 泉一九 やぶれ傘 202103
湯豆腐や神田生まれの落語好き 今井康子 202105
湯豆腐や由緒刷らるる箸袋 鈴木崇 202110
湯豆腐のことこと縁深めゆく 佐藤千恵 京鹿子 202201
湯豆腐の湯気の中より妣のこゑ 安田優歌 京鹿子 202203
湯豆腐や笑ひも湯気のなかに浮き 梅原ひろし 京鹿子 202203
湯豆腐や後幾年を夫と在り 橋本貴美代 春燈 202204
湯豆腐にいくさなき世をことほげり 岩岡中正 ホトトギス 202205
湯豆腐のぐらりと動き孤独にす 上野紫泉 京鹿子 202205
湯豆腐や屋号の読めぬ古暖簾 太田良一 末黒野 202302
湯豆腐や筋の通らぬ話聞く 吉田悦子 202309
湯豆腐→1

2023年12月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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