夜の秋 4    103句

白波にかぶさる波や夜の秋    川崎展宏

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夜の秋最終電車の音確か 高木嘉久 200511  
しろがねに魚が跳ねたり夜の秋 和田珠 栴檀 200511  
灯ともして京小間物屋夜の秋 鎌田篤 雨月 200511  
旅日記まとめて綴る夜の秋 大島寛治 雨月 200511  
チェーホフのロシアの大地夜の秋 山本喜朗 雨月 200511  
夜の秋や山積みの本影曳ける 萩谷幸子 雨月 200511  
占ひの暗示にかかる夜の秋 坂路照子 築港 200511  
やすやすと話そらさる夜の秋 藤井昌治 200511  
川音の中にもの書く夜の秋 加瀬美代子 200511  
夜の秋や身をふかぶかと旅の椅子 加瀬美代子 200511  
爪の色落してをりぬ夜の秋 斉藤裕子 あを 200511  
寄席噺に笑つて忘れ夜の秋 芝宮須磨子 あを 200511  
有限無限寂かに過ぎる夜の秋 芝宮須磨子 あを 200511  
夫の忌を終へし安堵や夜の秋 古賀美喜恵 河鹿 200512  
幼子の寝入りてよりの夜の秋 向井由利子 200512  
夜の秋の書の山積の歪みゐる 安部和子 雨月 200512  
一服の味より器夜の秋 高木晶子 京鹿子 200512  
素読して了る校正夜の秋 山路紀子 風土 200512  
包丁に歯こぼれすこし夜の秋 浅田光代 風土 200512  
箸並べ膳の整ふ夜の秋 三井孝子 六花 200512  
新刊の書を開くなり夜の秋 宮原利代 ぐろっけ 200512  
訃報入り半襟変へる夜の秋 山本久美子 ぐろっけ 200512  
ひとり寝の寝付けぬ夜の秋時雨 太田佳代子 春燈 200601  
夜の秋よ音といふ音われとあり 相馬黄枝 200604  
糠床をかき回したり夜の秋 滝沢伊代次 万象 200606  
妻の風呂長湯となりぬ夜の秋 滝沢伊代次 万象 200606  
夜の秋篝火爆ぜてシテ出づる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200608  
献血の齢はるかや夜の秋 水原春郎 馬醉木 200610  
ポストまで母の桐下駄夜の秋 白澤よし子 馬醉木 200610  
夜の秋夫なきあとの夫の椅子 白井友梨 馬醉木 200610  
父と子が歌ひゆく道夜の秋 谷村幸子 200610  
出張より戻り子のいふ夜の秋 高橋ちよ 200610  
夜の秋明日ゆく山にルーペ置き 大沢美智子 200610  
日帰りの客を送りて夜の秋 村越化石 200610  
濯物干すベランダの夜の秋 宇佐美ゆき 酸漿 200610  
覚えなき母の遺品や夜の秋 山口高子 200611  
夜の秋のハーブ石鹸おろしたて 風間史子 200611  
長袖につつむ二の腕夜の秋 中山純子 万象 200611  
夜の秋のダンススタヂオ浮いてをり 河崎尚子 火星 200611  
夜の秋自画像の眼は如何に描く 能村研三 200611  
地球儀に子の居場所知る夜の秋 望月晴美 200611  
パソコンの水平線や夜の秋 玉川悠 遠嶺 200611  
ジグソーで作る地球儀夜の秋 小林眞彦 遠嶺 200611  
踝を風の抜け行く夜の秋 岩間冴子 200611  
ペン皿は備前の小壺夜の秋 蓮尾あきら 風土 200611  
供花の菊こぼれてをりぬ夜の秋 鈴木とおる 風土 200611  
めつむりて夜想曲聴く夜の秋 白井友梨 馬醉木 200611  
潮の香の蛸壺乾く夜の秋 和田一 雨月 200611  
サイダーに氷片一つ夜の秋 岸田爾子 200612  
身ほとりに端切れを広げ夜の秋 鈴木伊都子 200612  
おしぼりの一つ置かれし夜の秋 田口紅子 200612  
吾に空襲戦災日あり夜の秋 嶋田一歩 ホトトギス 200612  
書き直し又反古増やす夜の秋 宮田千優 京鹿子 200612  
一日の空白埋めん夜の秋 滝川あい子 雨月 200612  
あかんぼの遠い泣き声夜の秋 ことり 六甲 200612  
蜑小屋に点る一灯夜の秋 福間須美江 200612  
夜の秋の外してもらふ喪の真珠 山元志津香 八千草 200702  
寢る頃の遠かみなりも夜の秋 瀧春一 200706  
小箪笥のうへに物積む夜の秋 岩岡里子 春燈 200707  
夜の秋の机辺離るるひとり言 岡本眸 200708  
北へ文みなみへ文や夜の秋 鷹羽狩行 200709  
夜の秋の食器それぞれなる光 宮津昭彦 200709  
てのひらをすべりゆくかな夜の秋 ことり 六花 200709  
唐筆に墨含ませて夜の秋 徳田千鶴子 馬醉木 200709  
山の手線高架の低き夜の秋 鈴木榮子 春燈 200710  
ロボットの窓辺に置かれ夜の秋 黒澤登美枝 200710  
連綿の筆先軽し夜の秋 中貞子 200710  
くろがねの錨の沈む夜の秋 近藤喜子 200710  
灯を消して沈思黙考夜の秋 勝見玲子 200710  
忘るるも癒ゆるも日数夜の秋 佐藤博美 200710  
補聴器のひろふさざめき夜の秋 菅谷たけし 200710  
子規を読んで芭蕉に出会ふ夜の秋 塩田博久 風土 200710  
今在るがままに老いゆく夜の秋 村越化石 200710  
痛むまで夜の秋風にさらす胸 ことり 六花 200710  
哀歓を記すペンあり夜の秋 上原恒子 雨月 200710  
地球儀のいづれが表夜の秋 水原春郎 馬醉木 200710  
窓あけて人恋しさの夜の秋 服部幸 200710  
壜の口吹きて鳴らせり夜の秋 内山けい子 200710  
大事もう抱ふるは無く夜の秋 井上浩一郎 ホトトギス 200711  
胡麻妙つて広がるにほひ夜の秋 渡部志津子 200711  
蝋燭を灯し語らふ夜の秋 三好かほる 万象 200711  
桑の葉に雨降る音や夜の秋 若島久清 万象 200711  
夜の秋ドラマの男優いつか老け 鈴木栄子 春燈 200711  
静脈の浮き出る母や夜の秋 堤陽子 遠嶺 200711  
語りべに胸たたかれし夜の秋 飯田明己 遠嶺 200711  
『濱俳句の系譜』に更かす夜の秋 府川みよ子 200711  
絹針の落つる音する夜の秋 栗栖恵通子 200711  
黒楽の手に添ふ重み夜の秋 白井友梨 馬醉木 200711  
ごみ箱に狸の通ふ夜の秋 海上俊臣 酸漿 200711  
仕合せのかけらまとめる夜の秋 芝尚子 あを 200711  
ローマ史を読み疲れたる夜の秋 岡田弘子 遠嶺 200712  
夜の秋ひとにぎり炊く無洗米 垣岡暎子 火星 200712  
守宮にも名前の付いて夜の秋 安武晨子 200712  
山頂へ打つ祝電や夜の秋 山田弘子 ホトトギス 200801  
白鳥のバレエに酔へり夜の秋 木暮剛平 万象 200801  
ひとり居のスローライフや夜の秋 内迫敬子 200802  
膝に乗る黒猫の愚図夜の秋 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
大川の水より暮れて夜の秋 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
一つの荷下ろしたるより夜の秋 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
事運ぶとき心澄む夜の秋 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
計画の齟齬も受けとめ夜の秋 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
輪を浜に爪先で描く夜の秋 ことり 六花 200808  
ぬるま湯に脚を伸ばせる夜の秋 ことり 六花 200808 夜の秋 5→

 

2014年8月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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