山笑ふ 7       123句

機関士のままに定年山笑ふ   野崎夢放   歳時記(第三書館)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
古希すぎて描く未来図山笑ふ 岡真紗子 201504  
美術館のピクチャーウインドウ山笑ふ 高橋泰子 201504  
窯出でし百の陶狸や山笑ふ 鈴木鳳来 故山 201505  
稲荷社の鳥居百千山笑ふ 松本三千夫 末黒野 201505  
懐かしき車掌の鞄山笑ふ 中島玉五郎 201505  
リハビリの発声練習山笑ふ 加藤千春 春燈 201505  
宇宙服もこもこ厚し山笑ふ 細川洋子 201505  
父情てふ鋼の一語山笑ふ 江澤弘子 201505  
親鸞廟へゆくエレベーター山笑ふ 永田圭子 ろんど 201505  
鉄塔を幾本も載せ山笑ふ 大橋晄 雨月 201505  
電車呑みまた吐く生駒山笑ふ 奈辺慶子 雨月 201505  
ケーブルの車輌菱形山笑ふ 奈辺慶子 雨月 201505  
繁昌のハンバーグ屋や山笑ふ 中島陽華 201506  
山笑ふ応ふる汽.笛谺して 塩見英子 雨月 201506  
山笑ふくすぐるほどの風つれて 藤岡紫水 京鹿子 201506  
高圧線ゆるくたわみて山笑ふ 青谷小枝 やぶれ傘 201506  
ただ歩くことがリハビリ山笑ふ 高村令子 風土 201506  
遮断機の降りて昇つて山笑ふ 生田作 風土 201506  
寺町に四辻多し山笑ふ 須藤美智子 風土 201506  
小京都と言はれし里や山笑ふ 須藤美智子 風土 201506  
地獄の名鬼の名抱き山笑ふ 石崎浄 風土 201506  
山笑ふ首を廻せば鳴るこけし 本間羊山 風土 201506  
中腹に白亜の館山笑ふ 小川玉泉 末黒野 201506  
空のいろ日に日に変はり山笑ふ 堺昌子 末黒野 201506  
切株に座してハミング山笑ふ 高橋光民 末黒野 201506  
表情筋いくつもできて山笑ふ 来海雅手 201506  
山笑ふ地べたに撒ける鶏の餌 宮内とし子 201506  
山笑ふ創作料理の供御ひと椀 渕上千津 201506  
オムライス皿にこんもり山笑ふ 梅村すみを 201506  
夕風に震へつつ山笑ひけり 山内碧 201506  
どの絵にもでかいお日さま山笑ふ 金子正道 京鹿子 201507  
懐に涙壺あり山笑ふ 高島正比古 京鹿子 201507  
大仏の後姿や山笑ふ 丑久保勲 やぶれ傘 201507  
頂に触れゆく雲や山笑ふ 杉山瑞恵 雨月 201507  
そこはかとなきさざめきや山笑ふ 杉山瑞恵 雨月 201507  
山笑ふ川幾度も名を変へて 笹倉さえみ 雨月 201507  
山笑ふ藷菓子の名の紅小町 鈴木静恵 花こぶし 201508  
古民家の礎石の太し山笑ふ 田代貞枝 201508  
喜寿傘寿そろふ遠忌や山笑ふ 野畑さゆり 201508  
山笑ふ窓の大きなダンス場 荻悠子 201508  
靄消える播州盆地の山笑ふ 児玉有希 京鹿子 201508  
丈くらべして郷関の山笑ふ 下平しづ子 雨月 201508  
生れたる馬の四肢立ち山笑ふ 下平しづ子 雨月 201508  
山笑ふ雲の帽子をちよと斜め 木村享史 ホトトギス 201509  
玉子焼最初に食べて山笑ふ 篠藤千佳子 201510  
信州の旅より覚めず山笑ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201603  
ことだまのさきはふ国ぞ山笑ふ 神蔵器 風土 201603  
山笑ふ一山越えて夫の里 新田秀子 風土 201604  
重力波ニュートリノ浴び山笑ふ 山本喜朗 雨月 201604  
山笑ふ発芽しさうな栗鼠の糧 安藤しおん 201605  
山笑ふひとつ出来たる草箒 中根美保 風土 201605  
大乱の西の陣とや山笑ふ 鈴鹿仁 京鹿子 201605  
楼門にお化け草鞋や山笑ふ 相良牧人 201605  
山笑ふ気高き富士は笑はざる 柴田歌子 201605  
電線の音譜は鴉山笑ふ 松本三千夫 末黒野 201605  
山彦の律儀な返事山笑ふ 木村梨花 春燈 201605  
六甲を見上げて甲山笑ふ 大橋晄 雨月 201605  
永久歯とは名ばかりや山笑ふ 安居正浩 201606  
山笑ふ手毬置かるる五合庵 宮内とし子 201606  
一塁へ全力疾走山笑ふ 篠藤千佳子 201606  
無防備な足湯のうしる山笑ふ 岸洋子 201606  
継ぎ接ぎの舗道の工事山笑ふ 山内碧 201606  
無防備な足湯のうしろ山笑ふ 岸洋子 201606  
山笑ふ結果まあまあ骨密度 田部井幸枝 201606  
百円の望遠鏡や山笑ふ 小林のり人 春燈 201606  
マラソン碑に遺る足形山笑ふ 吉村さよ子 春燈 201606  
山笑ふ子らの谺にゆすぶられ 徳山和子 京鹿子 201606  
一気には抱き上がらぬ子山笑ふ 松田泰子 末黒野 201606  
トンネルの口開けて山笑ひけり 森山暁湖 万象 201606  
終点の駅前閑と山笑ふ 浅井青二 雨月 201606  
山笑ふ頃と故郷へ旅支度 滝澤圭子 雨月 201606  
山笑ふ京にモネ展ルノワール展 滝澤圭子 雨月 201606  
万人を引き寄せて山笑ひけり 石谷淳子 雨月 201606  
関八州一望にして山笑ふ 大木茂 万象 201607  
要塞のごとき堰堤山笑ふ 水野加代 万象 201607  
山笑ふ小さき祠抱きつつ 山本漾子 雨月 201607  
山笑ふこゑともゲート開きけり 森屋慶基 風土 201607  
口笛の上手くなる子や山笑ふ 黒滝志麻子 末黒野 201607  
手摺なき橋ためらふや山笑ふ 太田チヱ子 末黒野 201607  
おにぎりのてつぺんに胡麻山笑ふ 山本則男 201607  
山笑ふ石の祠に石ひとつ 山本則男 201607  
山笑ふ近づいて来る関ヶ原 青木朋子 201608  
山笑ふ藁葺き屋根のなかば消え 野村鞆枝 京鹿子 201608  
ひとりかな山笑ふ声聴きながら おーたえつこ 201609  
その先は姥捨駅ぞ山笑う いろは 201609  
はるかなるもの貴しや山笑ふ 小野寿子 201703  
山笑ふ芳名帳の外三名 中川句寿夫 ここのもん 201705  
山笑ふ書留で来る通信簿 中川句寿夫 ここのもん 201705  
山笑ふベッドの上の鉄亜鈴 中川句寿夫 ここのもん 201705  
目立屋へ内弟子が来て山笑ふ 中川句寿夫 ここのもん 201705  
天空の城の評判山笑ふ 足立良雄 201705  
山笑ふいづこへ行くも押車 貞吉直子 馬醉木 201705  
山笑ふ一拍遅れて母の唄 能勢俊子 馬醉木 201705  
流鏑馬の的真つ二つ山笑ふ 江見悦子 万象 201705  
積まれたる丸太新し山笑ふ 大島英昭 やぶれ傘 201705  
山笑ふ旅の便りを絵葉書に 中原敏雄 雨月 201706  
巻爪のくひ込む靴や山笑ふ 菅野日出子 末黒野 201706  
手帳の字判読できず山笑ふ 永田万年青 六花 201706  
山笑ふ山が大きくなりにけり 溝渕弘志 六花 201706  
だいすきは母の口癖山笑ふ 中島陽華 201706  
保育の子全員泣きて山笑ふ 岩田洋子 201706  
山笑ふ大道芸の猿のこゑ 江島照美 201706  
山笑ふ愛国心の裏表 平野多聞 201706  
削られて赤土の山笑ふなり 太田チエ子 末黒野 201707  
山笑ひそめしを又も閉ざす雪 安原葉 ホトトギス 201707  
今ここが般若波羅蜜山笑ふ 柳川晋 201707  
ローカル線のみんな友達山笑ふ 田中美恵子 201707  
天領と今に伝へて山笑ふ 門伝史会 風土 201706  
十度目の住所変更山笑ふ 鈴木石花 風土 201706  
太閤も昔針売り山笑ふ 竪山道助 風土 201706  
山笑ふくつ下引張るちから失せ 齋藤厚子 201707  
山笑ふ画鋲のあとに画鋲さし 千波悠 201706  
スイッチバック遠近の山笑ふ 藤原照子 201708  
速度上ぐ遅延列車や山笑ふ 安原葉 ホトトギス 201708  
すぐ返る峡の木霊や山笑ふ 吉永すみれ 風土 201708  
子へ残すものは墓のみ山笑ふ 押田裕見子 201707  
あちこちに寺置いて山笑ひけり 柴田佐知子 201709  
山笑う漱石居士は笑わない 千坂希妙 船団 201802  
山笑う違う形のイヤリング 田彰子 船団 201802  
山笑ひ海のかがよひ初めし日よ 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
スケジュール次々決まり山笑ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
遅るるといふ電車事故山笑ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
文章の構想決まり山笑ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201803 山笑ふ→ 1

 

2020年4月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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