山笑ふ 1     100句

故郷やどちらを見ても山笑ふ    正岡子規

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
山笑ふ爪先立ちて磨く玻璃
山田禮子
きらら
199400
落伍せしゴルフレッスン山笑ふ
山田弘子
春節
199503
砲口を覗きゐる子や山笑ふ
大橋敦子
雨月
199805
乗り越すにころころころと山笑ふ
松崎鉄之介
199806
蘊蓄は石となりしよ山笑ふ
竹市悠紗
京鹿子
199809
遺伝子についての講義山笑う
津田このみ
船団
199811
薬屋が村ぢゆうまはり山笑ふ
吉田呉天
風土
199812
傾国の男ありけり山笑ふ
小堀寛
京鹿子
199901
うすうすと色を重ねて山笑ふ
稲畑汀子
ホトトギス
199903
一雨に迷ひもうなく山笑ふ
稲畑汀子
ホトトギス
199903
ワープロに使ひし目と手山笑ふ
稲畑汀子
ホトトギス
199903
鎌倉の五山笑ひて人集ふ
稲畑廣太郎
ホトトギス
199903
白き富士ゆゑに箱根の山笑ふ
稲畑廣太郎
ホトトギス
199903
微笑むといふほどに山笑ひたる
稲畑廣太郎
ホトトギス
199903
あて馬にされたままなり山笑ふ
近藤千雅
船団
199903
甲山笑ふしころにビル増えて
品川鈴子
ぐろっけ
199903
山笑ふ吉備路に温羅うらの神楽面
神蔵器
風土
199904
のびやかな宗祇の文字や山笑ふ
三代川次郎
俳句通信
199904
山笑ふねずみ捕らない猫ばかり
保坂加津夫
いろり
199904
幸ひの住むはずもなし山笑ふ
飯島士朗
銀化
199905
大きめの封書空色山笑ふ
野口光江
遠嶺
199906
黄檗の布袋の笑ひ山笑ふ
長谷川史郊
馬醉木
199907
孔子・孫子説きたる国の山笑ふ
松崎鉄之介
199907
浮き舟に水輪のひかり山笑ふ
穴澤光江
花菜風
199907
法難のこともむかしや山笑ふ
坂井まさき
六花
199908
お醤油の話ばっかり山笑う
岡清秀
船団
199909
てのひらは元あしのうら山笑う
寺田良治
船団
199909
万歩などとてもとてもや山笑ふ
田中としを
雨月
199910
山笑う男女不問の露天風呂
朝日彩湖
船団
199912
思うより言葉になさい山笑う
津田このみ
月ひとしずく
199912
今ならもっとうまくやれるさ山笑う
星野早苗
空のさえずる
200002
山笑ひ雨の一日でありにけり
稲畑汀子
ホトトギス
200003
もう訪はぬ荘の消息山笑ふ
稲畑汀子
ホトトギス
200003
雲過り又雲よぎり山笑ふ
稲畑汀子
ホトトギス
200003
単線の特急揺れて山笑ふ
稲畑廣太郎
ホトトギス
200003
我一人別の吟行山笑ふ
稲畑廣太郎
ホトトギス
200003
キネマ旬報年間一位山笑ふ
中原道夫
銀化
200003
百星の瞬き讃え山笑ふ
小澤克己
遠嶺
200004
山笑ふ臍のあたりの靡々とせり
鈴風仁
京鹿子
200004
音楽会時間まちがへ山笑ふ
林田加杜子
いろり
200004
千枚田ずり落ちさうに山笑ふ
辻井桂子
俳句通信
200004
ぐう、ぱぁーに赤・青・黄帽子山笑う
三宅やよい
玩具帳
200004
山笑ひけり頭数そろひけり
奥田節子
火星
200005
角取れし百度石なり山笑ふ
中島陽華
200005
引き際の噂あれこれ山笑ふ
河口仁志
200005
句碑すでに一日の歴史山笑ふ
佐野美恵子
200005
舞ふ鳶の機嫌の笛や山笑ふ
大島康弘
銀化
200005
不可能な夢を追ふたび山笑ふ
柴田美佐子
いろり
200005
腕時計電池みな切れ山笑ふ
松沢久子
いろり
200005
欠食の夫のため息山笑ふ
松沢久子
いろり
200005
山笑ふ廻る水車の早きこと
山田京子
俳句通信
200005
牛の尻たたいて獣医山笑ふ
高木篤子
ぐろっけ
200005
検診の一つ褒められ山笑ふ
府中谷幸枝
馬醉木
200006
山笑ふいつせいに右向きをれば
奥田節子
火星
200006
山笑ひ道祖神みな笑ひけり
宮津昭彦
200006
開店にゆるむ財布や山笑ふ
松沢久子
いろり
200006
門ごとの犬の面相山笑ふ
田中麻千子
六花
200006
ぼけ封じの寺のにぎはひ山笑ふ
合川月林子
ぐろっけ
200006
山笑ふ住めば都といふところ
合川月林子
ぐろっけ
200006
遠く近く讃岐は笑ふ山ばかり
合川月林子
ぐろっけ
200006
谷川のせせらぎ近し山笑ふ
岡田有紀子
遠嶺
200007
午前より午後の長かり山笑ふ
松崎鉄之介
200007
友垣に囲まれてゐて山笑ふ
村越化石
200007
古鍋を鶏の餌入れ山笑ふ
春川暖慕
銀化
200007
父と子のパンツ飛ぶ飛ぶ山笑う
長沼都
船団
200008
天上に電話をすれば山笑ふ
貝森光大
六花
200008
山笑ふザック新たに求めたり
須賀敏子
あを
200101
削られて削られて六甲山笑ふ
稲畑廣太郎
ホトトギス
200103
近江にも富士にアルプス山笑ふ
丁野弘
200103
赤鬼の右に青鬼山笑ふ
朝妻力
俳句通信
200103
葬式に役立つ写真山笑ふ
泉田秋硯
月に逢ふ
200103
訪ねくる研ぎ師目立師山笑ふ
森脇恵香
俳句通信
200104
飛行雲視野に余りて山笑ふ
多田節子
雨月
200104
禁煙を解かれたるごと山笑ふ
山野みどり
銀化
200104
ふたりして方向音痴山笑ふ
香取敏江
あを
200104
断層の口を開きし山笑ふ
品川鈴子
船出
200104
その昔名塩千軒山笑ふ
今西ひろえ
200105
人の世のうつろひはやし山笑ふ
塩田博久
風土
200105
寝過ごして着きし終点山笑ふ
泉田秋硯
200105
山笑ふ町内一の夫随とて
石岡祐子
200105
外野手の代役は犬山笑ふ
池田金司
200105
間違へて乗りし電車に山笑ふ
島崎勇作
酸漿
200105
ダムとなることも知らずに山笑ふ
足利徹
ぐろっけ
200105
はじまりに翁と媼山笑ふ
石田阿畏子
馬酔木
200106
山笑ふ女所帯の祝ひ事
高畑信子
遠嶺
200106
てつぺんに大学のせて山笑ふ
柿沼盟子
風土
200106
石投げて測る水深山笑ふ
小倉恵都子
風土
200106
駅弁の短かき箸や山笑ふ
小野崎清美
百鳥
200106
山笑ひけりバリトンの翁鳥
飯塚ゑ子
火星
200106
山笑ふその又向かうに山ありて
東芳子
酸漿
200106
幼子の笑も日ごとに山笑ふ
梅田秀子
酸漿
200106
山笑ふ子らの肩上げほどかねば
村田冨美子
京鹿子
200106
遠まはりするナビゲーター山笑ふ
岩田登世
雨月
200106
山笑う妹ふらり里帰り
南英子
ぐろっけ
200106
山笑ふ蔀戸あげし籠堂
鰍澤真佐子
春耕
200107
山笑ふどこへ行くにも自転車で
白鳥彰子
200107
兄弟の逆立上手山笑ふ
高橋道子
200107
猿山に新たな派閥山笑ふ
峰尾秀之
200107
学童の帽子が枝に山笑ふ
小川朋久
百鳥
200107
山笑ふビタミンAの効いて来し
石橋翠
いろり
200107

山笑ふ

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2020年3月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。