吾亦紅 6    45句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ヘルパーの手際の良さや吾亦紅 鈴木としお 春燈 201812
気付かざるほどの主張や吾亦紅 川高郷之助 201901
これからは各駅停車吾亦紅 内山照久 201901
ときめくは生きぬく力吾亦紅 望月晴美 201901
コーヒーミルの心地よき音吾亦紅 萩原渓人 やぶれ傘 201902
揺れ合うて野の風となる吾亦紅 川内谷育代 馬醉木 201902
吾亦紅焦点当つる術のなし 大橋晄 雨月 201902
吾亦紅夢で再会尾瀬ヶ原 大山夏子 201904
吾亦紅焦点当つる術のなし 大橋晄 ホトトギス 201905
学校の花壇に溢れ吾亦紅 渡邊孝彦 やぶれ傘 201911
紅差指を掲ぐ高原吾亦紅 岡田桃子 201911
吾亦紅ゆらし過ぎ去るサイドカー 吉田幸恵 やぶれ傘 201912
しみじみと思ひ出すため吾亦紅 片山煕子 京鹿子 201912
吾亦紅青き字小さく予定帳 伊吹之博 京鹿子 201912
吾亦紅顧みることもはや無し 中杉隆世 ホトトギス 202001
吾亦紅折るやばうばうたる故郷 南うみを 風土 202001
吾亦紅尼の庵の朝日和 小田嶋野笛 末黒野 202001
吾亦紅真綿のやうな救ひの手 高木晶子 京鹿子 202001
吾亦紅きのふと違ふ風掴む 直江裕子 京鹿子 202001
吾亦紅山のじいさんにこにこす 竹中一花 202001
句読点増やして風の吾亦紅 山中志津子 京鹿子 202002
その中に息を殺して吾亦紅 木暮陶句郎 ホトトギス 202002
辛抱の極みの色か吾亦紅 原友子 202003
吾亦紅孤高の色を日に弾き 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009
手招きて此処にあるよと吾亦紅 須賀敏子 あを 202010
吾亦紅語り尽くせぬ情あり 瀬戸峰子 春燈 202011
幸せの日々にてさみし吾亦紅 田中佐知子 風土 202011
吾亦紅絶えて久しき同窓会 大日向幸江 あを 202011
昃れば紫深む吾亦紅 森田節子 風土 202012
風わづかありてよろしき吾亦紅 土井ゆう子 風土 202012
吾亦紅音符飛ばして野を広げ 伊藤由良 末黒野 202012
高原の風に吹かれて吾亦紅 加倉井たけ子 202110
つぶやきをかたちにすれば吾亦紅 林昭太郎 202211
「またね」とは明日ある別れ吾亦紅 七田文子 202211
だしぬけの山雨あかるし吾亦紅 広海あぐり 202211
周りよりしやんとしてをり吾亦紅 千田百里 202212
脇役に脇役のいろ吾亦紅 町山公孝 202212
ひとりとは孤独で自由吾亦紅 五十嵐章子 202212
野に在りて野にもの思ふ吾亦紅 梅津まり子 末黒野 202212
いつ来るか分からぬを待つ吾亦紅 浜田久美子 六花 202212
吾亦紅遠くて行けぬ父の墓 秋山文子 末黒野 202301
ブラウスの胸の飾りに吾亦紅 佐藤まさ子 春燈 202301
吾亦紅卒寿を越えし母の文 江部博 202301
恬として野の石に坐し吾亦紅 森清堯 末黒野 202302
はればれと吹かれてをりぬ吾亦紅 井上菜摘子 京鹿子 202310
吾亦紅→1

 

2023年11月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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