若 楓 2     54句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
若楓思ひ生れそな風の彩 茂木なつ 春燈 201407
若楓ギターの響く昼下がり 松村光典 やぶれ傘 201407
湯上りの宿の窓辺や若楓 池田節 春燈 201407
最後の一周若楓目に灼きつけて 中村嵐楓子 春燈 201408
若楓影を広げし水面あり 稲畑汀子 ホトトギス 201505
一雨に甦る色若楓 稲畑汀子 ホトトギス 201505
明るさを天地に広げ若楓 稲畑汀子 ホトトギス 201505
放生池に日の斑こぼすや若楓 鈴木静恵 花こぶし 201508
若楓葉ずれの音を風散らす 塩野谷慎吾 201508
若楓間に煙突の見えてをり 出口誠 六花 201508
王朝の光を今に若楓 高橋将夫 201508
重なりて雨滴の綺羅や若楓 川西栄江 末黒野 201509
英霊のみこころ知るや若楓 浦川哲子 201602
若楓庭の明るさあるところ 稲畑汀子 ホトトギス 201605
旅の日のはや遠ざかる若楓 稲畑汀子 ホトトギス 201605
若楓幸村像に揺るるかな 大橋晄 雨月 201606
若楓編笠深き大師像 今瀬一博 201607
若楓と同じ高さの二階席 高田令子 201608
若楓法然院の萱の門 木多芙美子 春燈 201608
若楓日のちりぢりに卍池 森清堯 末黒野 201608
若楓光ゲと翳埋む御土居かな 鈴鹿呂仁 京鹿子 201608
若楓浮くやはん女の静の舞 浅井青二 雨月 201608
虫博士鳥博士ゐて若楓 平野みち代 201609
若楓檜皮の屋根を風渡り 小嶋紘一 末黒野 201610
ガラス器の濁り許さず若楓 森川絢子 京鹿子 201701
若楓都心にもある原始林 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705
若楓風を素通りさせてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705
若楓より吹く風の中に居り 稲畑汀子 ホトトギス 201705
人悼みをればさやぎて若楓 稲畑汀子 ホトトギス 201705
若楓文字やはらかき先師句碑 秋山ユキ子 201707
存分に五指を広げし若楓 岩下芳子 201707
学僧の青き頭や若楓 鍋島武彦 末黒野 201708
若楓萌黄したたる山ホテル 辻田玲子 雨月 201708
若楓身ぬちを洗はるる思ひ 森幸 雨月 201708
宮参りの赤子抱く父若楓 黒滝志麻子 末黒野 201709
若楓よりすべりくる風の中 今橋眞理子 ホトトギス 201710
若楓そうよ私のすわりだこ 平きみえ 船団 201802
きみどりの風見えてくる若楓 本多俊子 201807
木洩れ日の風透き通る若楓 今井弘雄 春燈 201807
若楓日の斑のさやぐ石畳 森田節子 風土 201808
若楓うちかさなりて日の差さず 志方章子 六花 201810
若楓句は平明を良しとする 岩岡中正 ホトトギス 201810
磴のぼる光集めて若楓 大川暉美 末黒野 201904
披かれし句碑の金文字若楓 稲畑廣太郎 ホトトギス 201905
若楓めでつつきつねうどん食ぶ 篠田純子 あを 201906
日を溜めて七色八色若楓 岡野里子 末黒野 201908
ムスリムと参る弁天若楓 平野無石 201909
座禅組む心に清し若楓 播磨武子 雨月 201909
古池に映ゆる白雲若楓 佐俣まさを 春燈 201912
若楓若死にをせし父のこと 沼田巴字 京鹿子 202005
日輪の影を零さず若楓 大坂正 末黒野 202007
若楓一葉一葉が風とハグ 三木亨 202008
鯉と亀の交はす水面や若楓 滝沢いみ子 末黒野 202009
若楓明るき家に帰りきし 志方章子 六花 202009
若楓 →1      

 

2021年5月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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