海の日       137句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書・その他
海の日や谷の蝉声波となり
海上俊臣
酸漿
199909
海の日や療養所には金魚池
村越化石
199909
海の日の国旗を掲げ蜑が家
石垣幸子
雨月
199909
海の日の海見て蜑の老を言ふ
石垣幸子
雨月
199909
海の日と云ふ休日の何もなし
久保田一豊
いろり
199909
海の日病む昨日の海を憶ひつつ
林翔
馬醉木
199910
海の日の宴に集へば嬉しかり
小澤克己
遠嶺
199910
海の日や藍青の書棚層をなし
安西篤
海程
199912
海の日の海へ漂着してをりぬ
深澤鱶
ヒッポ千番地
200004
帆船は帆を張り海の日を祝ふ
杉良介
200007
海の日の潮ノ岬に誓子の碑
中村祭生
ぐろっけ
200010
あをあをと海の日に干す潤目かな
田崎凛
春耕
200102
海の日のドライブウェイ魚となる
朝倉晴美
船団
200102
海の日の風吉報を連れて来し
加古みちよ
火星
200110
かりそめの人と握手を海の日に
丸山佳子
京鹿子
200110
海の日や今日サーファーとなる乙女
田中きよ子
酸漿
200110
海の日の海に三鬼を偲ぶかな
熊岡俊子
雨月
200110
海の日の飯屋に鯨解体図
代田青鳥
風土
200201
あおあおと海の日のきて海平ら
濱口宏子
船団
200202
海の日の艨艟五百いまはなし
田中芳夫
200209
海の日の老人沖を見詰めゐる
中源信子
築港
200209
海の日や荒鵜巣立ちの風眩し
益本三知子
馬醉木
200210
慎しく穂草穂を成す海の日や
岡崎るり子
銀化
200210
にんげんの開き並べて海の日よ
大嶋康弘
銀化
200210
海の日や笑顔は少年兵のまゝ
水野弘
ぐろっけ
200210
海の日や鯨もメダカも水に棲み
小谷ますみ
京鹿子
200211
海の日や何をするにも妻にきく
田中矢水
遠嶺
200211
海の日や一人昼餉の余生あり
吉牟田京師
百鳥
200211
海の日と思ふ即ち直子の忌
中島知恵子
雨月
200211
海の日の海を見てゐる真顔かな
青砥真貴子
200211
海の日が待ちきれなくて三郎爺
松山律子
六花
200307
海の日の白服まぶし航海士
石原勢津子
雨月
200308
海の日や高く高くと安房の鳶
梅村すみを
200310
海の日の誰が父の波母の波
矢崎すみ子
200310
海の日やこころの洞の碧き色
工藤進
200310
海の日や先生と飲む烏龍茶
後閑達雄
対岸
200310
海の日の富士晴ばれと裾をひき
渡辺俊子
京鹿子
200311
海の日や中州に鷺の梵字めく
丸山佳子
京鹿子
200408
海の日や自転車で行く旧街道
横田政道
帆船
200409
海の日や海に用なき陸暮し
喜多初枝
雨月
200409
海の日や大和は吐喝喇に鎮まれり
原田竜子
河鹿
200411
海の日をひもすがら峰目指しけり
山本喜朗
雨月
200411
海の日や見本の表札平八郎
梅村五月
200412
海の日やゼリー掬へば海の色
沼田巴字
京鹿子
200501
海の日や七つの海を子に教ふ
藤田かもめ
200510
海の日の厨に葱を刻みをり
西畑敦子
火星
200510
海の日の浜のホテルの慶事かな
出口賀律子
雨月
200510
海の日を旧軍港に立ちてあり
密門令子
雨月
200510
海の日を大和進水せし湾に
密門令子
雨月
200510
海の日や鍵頑丈に蜑の小屋
菅野末野
風土
200511
海の日のけふ着るものに海のいろ
辻美奈子
200609
若き師を待つ海の日の波の照り
遠藤真砂明
200609
海の日の天保山の一碑かな
岸本久栄
雨月
200610
海の日や回る展望レストラン
小林眞彦
遠嶺
200611
海の日の逆らふ雨に旅続く
森津三郎
京鹿子
200612
海の日のからりと乾くポプリかな
阿部順子
200709
海の日や手箱に貝のこゑありて
下山田美江
風土
200710
海の日の雨の近江に来てをりぬ
杉浦典子
火星
200710
海の日や豪雨の被害思ひ知る
池崎るり子
六花
200710
海の日の浜の糶り場は猫天国
内山芳子
ぐろっけ
200710
海の日や視界三百六十度
くらたけん
200809
海の日の男三代漁へ出づ
鈴木照子
200810
海の日や晴れて賑はふ太平洋
佐藤健伍
200810
海の日や竜の爪てふ嶺目指す
藤原千代子
万象
200810
海の日のライブに友のサキソフォン
荒木常子
200810
海の日の水のリズムに癒さるる
水野あき子
遠嶺
200811
海の日や老いて山手に籠りをり
上林孝子
200811
わが句載るけふ海の日の朝刊に
野沢しの武
風土
200904
海の日も風もまともに藪椿
大坪景章
火星
200904
海の日や海に逝きたる子を思ふ
白水良子
200908
海の日や訪ねてみたき竜の宮
横田初美
春燈
200909
太陽の容赦なき日よ海の日は
能村研三
200909
海の日の海を見たくて絵本買ふ
安居正浩
200909
海の日の電気をつくる羽根やさし
篠田純子
あを
200909
海の日の海色映ゆる観覧車
山田美恵子
火星
200910
海の日や山の空気を畑に吸ひ
三浦カヨ子
酸漿
200910
海の日や学資となりし亡父ちちの塩
鈴木てるみ
はらから
200911
濤白く砕けて海の日の孤独
布川直幸
201007
海の日や人工渚波やさし
鈴木セツ
201009
海の日の灯台の影踏みゐたり
戸栗末廣
火星
201010
塩つけて食ふ海の日の青トマト
深澤鱶
火星
201010
海の日やいづれ空向く蟹の穴
深澤鱶
火星
201010
海の日や国生みの島ふくらめる
井上淳子
火星
201010
海の日やしぶき浴びつつ舟の旅
梶井和呼
酸奬
201010
海の日や沖に確固と国境
磯崎清
201011
海の日や海とふ文字に母在して
和田崎増美
雨月
201011
海の日や鳴呼長門陸奥伊勢日向
稲畑廣太郎
ホトトギス
201107
海の日の水はじきたる子の背中 市村健夫 馬醉木 201110  
海の日の国旗冷ましてより畳む 千田百里 201110  
海の日のロープウェーに海を見て 杉浦典子 火星 201110  
海の日やとびきり辛きカレー煮て 城孝子 火星 201110  
百歳翁眉晴々と海の日よ 定藤素子 雨月 201110  
思ひ知る海は生きもの海の日よ 定藤素子 雨月 201110  
海の日の海軍カレー匂ふ街 稲岡長 ホトトギス 201111  
海の日に縁なき老の畑仕事  安原葉 ホトトギス 201112  
海の日や海に消えたる幾柱 稲畑廣太郎 ホトトギス 201204  
海の日や至誠に惇るなかりしか 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
海の日や戦艦を守る小市民 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
海の日に集ひて地球ボランティア 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
海の日のだあれもゐない喫茶店 布川直幸 201207  
海の日や三角尾羽根の鳶の輪 古川千鶴 かさね 201209  
海の日や波の響きはわが心音 塩貝朱千 京鹿子 201209  
海の日の潮の香燈台朝景色 長島清山 かさね 201210  
海の日や海に鎮もる「海ゆかば」 河本由紀子 春燈 201310  
海の日や数多の記憶置きざりに 山崎青史 ろんど 201310  
海の日の洗ひざらしの波頭 浜口高子 火星 201310  
海の日や万年筆で来る便り 野口宗久 京鹿子 201401  
海の日をくがね返しに暖鳥 和田照海 京鹿子 201403  
海の日に集ふ心を大切に 稲畑汀子 ホトトギス 201407  
青墨の色して海の日の阿波路 山田六甲 六花 201408 淡路島
海の日の鵜が来て羽を広げたる 山田六甲 六花 201408  
海の日や人の手を借り髪染むる 生井慶子 万象 201410  
海の日や嬰にきかせる波の音 渡たみ 馬醉木 201410  
明日へ張り出す海の日の高気圧 遠藤真砂明 201410  
海の日や子はさんずいの文字集め 渡たみ 馬醉木 201410  
海の日や母を見舞ひて寺泊 黒木東吾 やぶれ傘 201412  
海の日の釣瓶落しや街点る 田中臥石 末黒野 201501  
海の日や鳴呼五十六よ光政よ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201507  
海の日の総帆展帆晴れわたり 森田節子 風土 201510  
海の日や国境の海繋がると 山田夏子 雨月 201511  
山の旅終へ海の日に又集ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201607  
一点の雲なき朝海の日よ 稲畑汀子 ホトトギス 201607  
海の日の海なし県の観光課 竪山道助 風土 201610  
海の日の畳に子らのバタフライ 森田節子 風土 201610  
海の日に山の日くはへ土用干し 今井充子 201611  
海の日は海に逝きたる子と過す 白水良子 201611  
海の日やボトルシップの風孕み 斉藤マキ子 末黒野 201611  
ウミウシがめそめそしてる海の日よ 鶴濱節子 船団 201702  
海の日の犇犇届く仏の座 田中臥石 末黒野 201704  
海の日を淡海に使ひ切つてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707  
海の日や戦艦三笠動かざる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707  
海の日や行き止まりなる大通り 高田令子 201710  
海の日の十四階に師を見舞ふ 門伝史会 風土 201710  
海の日の自転車海に向け憩ふ 野沢しの武 風土 201710  
海の日の松に潜水服干され 岩木茂 風土 201710  
塩田に海の日の海平らなり 岩木茂 風土 201710  
海の日の帆船百の手綱もて 播磨武子 雨月 201711  

 

2018年7月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。