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波にのり波にのり鵜のさびしさは   山口誓子  青女

作品
作者
掲載誌
掲載年月
鵜の嘴のきらきらきらり杭の上 田中春江 末黒野 202009
はぐれ鵜を聲で脅してはたた神 塩貝朱千 京鹿子 202010
鯵刺と鵜の攻防の水しぶき 岩井京子 202010
鵜をめがけ鯵刺突つ込む鵜のまはり 岩井京子 202010
鵜の劣勢落ちくる鯵刺見て潜る 岩井京子 202010
春の川遡りたる川鵜かな 大日向幸江 あを 202104
梅畑湖の鵜が来て羽を干す 浜福惠 風土 202105
鵜と鷺の営巣林や竹生島 石黒興平 末黒野 202112
濠賑やか鴨鴨鵜鴨鵜鴨鷺 篠田純子 あを 202201
母郷いま川鵜は岩に吹かれたる 北村操 202207
流木の裸婦めいてゐる川鵜かな 廣畑育子 六花 202207
上げ潮に抗ひ進む海鵜二羽 河野礼子 末黒野 202208
杭の上の羽を十字の河鵜かな 鈴木英雄 末黒野 202210
疲れ鵜の人見上げては潜りけり 林すみ 京鹿子 202211
花筏こはさぬやうに鵜の滑走 能村研三 202306
鵜→ 1

 

2023年7月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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