茶の花 5     16句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
納経や茶の花垣の札所寺 鈴木静恵 京鹿子 202002
茶の花や大山古墳の深眠り 塙誠一郎 202002
畑道の尽きて茶の花咲く道に 大崎紀夫 やぶれ傘 202002
待つわけでなけど身を寄す茶の花垣 コ田千鶴子 馬醉木 202002
お茶の花好みし人のもう住まず 田中藤穂 あを 202003
茶の花を活けて女将の餅太り 篠田純子 あを 202003
茶の花やあわてるなよとちちの声 松井季湖 202003
飛鳥路をゆく茶の花の咲く中を 荒川心星 202003
茶の花や螺子巻けば馬車回りだす 有賀昌子 やぶれ傘 202003
隠れるやうに茶畑に茶の花が 半谷洋子 202003
茶の花やほろり本音のこぼれ落つ 久保夢女 202003
実生より背丈を凌ぐお茶の花 鈴木石花 風土 202004
茶の花の垣に雀のさざめける 戸栗末廣 202005
茶の花や日差とろりと受け止めて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
茶の花に名園といふ褥かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
茶の花に時を忘れて屈みゐる 山田六甲 六花 202012
茶の花を有馬守に折とりぬ 山田六甲 六花 202012
茶の花や男手前の裾捌き 坂下成紘 202101
茶の花のほろりとこぼれ落ちにけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 202101
茶の花垣隔てて畑広々と 安藤久美子 やぶれ傘 202101
茶の花や逢へぬ姉妹の長電話 中上故子 春燈 202102
茶の花や午後の茶席の菓子甘し 久島しんの 末黒野 202102
茶の花や和太鼓聞こゆ校舎より 宮之原隆雄 末黒野 202102
茶の花の灯りたる黄の動かざる 藤生不二男 六花 202103
バスを待つ茶の花の咲く垣の前 湯本正友 やぶれ傘 202103
茶の花を眺めつつする夕支度 吉田幸恵 やぶれ傘 202103
茶の花の咲いてゐる日の午後に雨 木村瑞枝 やぶれ傘 202103
茶の花や白の上に黄をずつしりと 大橋晄 ホトトギス 202104
葉隠れの茶の花はやも昏れて来し 窪みち子 202107
茶の花に日表といふ褥かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
茶の花や健診つつがなく終る 赤座典子 あを 202201
茶の花のこれが精一杯の白 辻美奈子 202201
雀来て茶の花こぼしつつ移る 枇杷木愛 202201
茶の花や母前掛けに指揃へ 平沢恵子 春燈 202202
佳きことの続く茶の花日和かな 山下朝香 春燈 202202
茶の花の咲きて漫ろや阿弥陀堂 今村千年 末黒野 202203
ほろほろと茶の花の咲く石鼎忌 佐藤あさ子 202203
茶の花の蕊に染まつて行く夕日 玉手のり子 ホトトギス 202204
雨音の句座茶の花の香を活けて 玉手のり子 ホトトギス 202204
茶の花のたぐる日差しや禅の寺 丸山千穂子 末黒野 202204
茶の花に太白星のともりゐる 服部早苗 202205
茶の花の香る城下の武家屋敷 針谷忠郎 202210
茶の花の茶房の垣や道の駅 平田きみ 末黒野 202302
静寂を誘ふ茶の花日和かな 澤田英紀 202302
茶の花の蕊から日向ひろごれり 稗田寿明 202302
茶の花が農家の門へ行く道に 丑久保勲 やぶれ傘 202312
茶の花 →1

 

2024年1月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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