露涼し 2 37句
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
露涼し地震二日目となる集ひ | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201906 |
露涼し墓石を城の石垣に | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201906 |
露涼し会ひたき人に会へし旅 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201908 |
空濠の草生き生きと露涼し | 石川笙児 | 沖 | 201909 |
知つてゐて知らざる虚子よ露涼し | 山田閏子 | ホトトギス | 201910 |
己がじし虚子偲びつつ露涼し | 千原叡子 | ホトトギス | 201911 |
予後の目途立ちしを伝へ露涼し | 千原叡子 | ホトトギス | 201912 |
露涼し晴れゆく大地輝かす | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202006 |
一歩づつ又一歩づつ露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
稿債の一つ終へたる露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
上京の手順に馴れて露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
過ぎてゆく時間を追はず露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
世の中は世の事として露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202007 |
露涼し虚子の遺墨を見付けもし | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202007 |
移転の荷解く指先の露涼し | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202007 |
人生の旅路果てなく露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202008 |
生涯の一と日一と日の露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202008 |
やうやくに辿り着きたる露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202008 |
露涼し夫露の世を去りてより | 小林輝子 | 風土 | 202009 |
しやりしやりと鎌研ぐ音や露涼し | 藤生不二男 | 六花 | 202009 |
露涼し菩薩のやうな岩の相 | 小倉征子 | 沖 | 202010 |
出席の出来し安堵の露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
露涼し椅子の配置も考へて | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
いつもより広き部屋とて露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
出席は元気の証露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
旅幾つあきらめしこと露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
取り戻す元気幾度露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
運転もしばらく休み露涼し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202107 |
なつかしや虚子の字の門露涼し | 安原葉 | ホトトギス | 202112 |
葉の先の光る一粒露涼し | 神山市実 | やぶれ傘 | 202112 |
二年振り出会ふ三瓶の露涼し | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202207 |
明けてゆく高原の道露涼し | 高橋宜治 | やぶれ傘 | 202208 |
師の墓碑の抱く言魂露涼し | 本郷桂子 | ホトトギス | 202211 |
額突けば英霊の声露涼し | 吉田節子 | ホトトギス | 202212 |
露涼し祈りて吾を鎮めをり | 本郷桂子 | ホトトギス | 202212 |
漣は命の鼓動露涼し | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202307 |
官邸に喪心集め露涼し | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202307 |
露涼し→1 |
2023年8月19日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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