石蕗の花 4         98句

究極のあかりとなりぬ石蕗の花    長谷部朝子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
石橋の羅漢五体に石蕗咲けり 岸野常正 草の花 200403  
石垣は城の名残りや石蕗の花 亀井幸子 築港 200403  
木洩れ日の千姫園に石蕗明かり 岡村尚子 ぐろっけ 200403  
箒目の美しきに散るや石蕗の絮 神田一瓢 雨月 200404  
石蕗の花海紺青の切通し 西屋敷峰水 河鹿 200404  
石蕗の黄の和蝋燭めく部屋明り 物江晴子 八千草 200405  
みどりごを秤に載する石蕗の昼 荒井千佐代 200405  
風の石蕗もののあはれを知らんぷり 山元志津香 八千草 200406  
上皇の使ひし井戸辺石蕗の花 中里カヨ 酸漿 200406  
頼らるることは生甲斐石蕗の花 橘澄男 山景 200408  
石蕗の花咲きて忌日を近づけし 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
石蕗の黄に風音羽音ありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200411  
石蕗の黄に乾き切つたる日差かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200411  
石蕗咲きて庭の一劃生れけり 稲畑汀子 ホトトギス 200411  
咲く遅速問はずもいつか石蕗の庭 稲畑汀子 ホトトギス 200411  
石蕗の花何度もまはす洗濯機 斉藤裕子 あを 200411  
波頭高かり石蕗の花濃かり 細野恵久 ぐろっけ 200411  
一隅の墓群同姓石蕗の花 柴崎甲武信 春燈 200412  
磴百段登れば石蕗の花あかり 林翔 200412 富貴寺
石蕗の咲き初む雨の異人館 竪ヤエ子 春耕 200412  
腕ふかく夜半をまぜゐし石蕗の花 吉弘恭子 あを 200412  
一花揚げ葉照ひとしほ石蕗日和 岡本眸 200412 「未来図」五〇号記念祝句
石蕗の花終生畳ある暮し 遠野萌 200501  
石蕗の花水際をゆけば寺に入る 大西八洲雄 万象 200501  
明日渡る島を見てをり石蕗日和 大西八洲雄 万象 200501  
辻々に放水銃や石蕗の花 谷野由紀子 雲の峰 200501  
石蕗咲くや巫女丈長に注連を結ひ 辻井桂子 雲の峰 200501  
石蕗咲いて茶室の露地を明るうす 仲尾弥栄子 雲の峰 200501  
石庭の静寂に揺るる石蕗の花 山本昭夫 雲の峰 200501  
集落のあれば墓あり石蕗の花 田中藤穂 あを 200501  
孤島に立つ白き灯台石蕗の花 須賀敏子 あを 200501  
笹むらの石蕗点点と黄を飛ばす 黒田咲子 200501  
飛石は女の歩幅石蕗の花 長沼冨久子 馬醉木 200501  
石蕗の花琵琶弾く撥の手に重し 岡村葉子 栴檀 200501  
通り抜く佃の宮の石蕗日和 安陪青人 雨月 200501  
石蕗日和空にくっきり飛行雲 佐野布娑 雨月 200501  
一誌閉づそのさびしさに石蕗咲けり 淵脇護 河鹿 200502  
岬古憤散り急くものに石蕗の咲く 新田巣鳩 馬醉木 200502  
島育ちのガイド明るし石蕗日和 八田マサ子 馬醉木 200502  
浦人の荒き呼声石蕗の花 松林順子 雨月 200502  
石蕗の花享年二十才の遊女墓 三浦如水 ぐろっけ 200502  
石蕗咲くやひと日筧のあるところ 山守拓治 対岸 200502  
でこの熱でこで測りぬ石蕗の花 米澤光子 火星 200502  
暗くなるまで留守をして石蕗の花 青山丈 200502  
いつも寄る寺の名知らず石蕗日和 鹿野佳子 200502  
石蕗に雨降る夜は旅の息浅し 佐藤よしい 風土 200502  
機町や糸屋通りの石蕗明り 田村すゝむ 風土 200502  
機町の風を平らに石蕗の花 田村すゝむ 風土 200502  
近江辻通り白壁石蕗の花 田村すゝむ 風土 200502  
一日を仏回りや石蕗の花 平田紀美子 風土 200502 若狭小浜
霊園に著名人一覧石蕗咲けり 林裕子 風土 200502  
まづ空を仰ぐ朝や石蕗の花 宮倉浅子 遠嶺 200502  
築垣のほどよき湿り石蕗の花 藤井圀彦 200502  
石蕗明かりして真夜中の傀儡かな 竹内悦子 200503  
黄八丈着るたのしみも石蕗のころ 佐藤淑子 雨月 200503  
石蕗咲いて思ひ一途の虻が来る 隅田恵子 雨月 200503  
手放せし家に石蕗咲きをらむ 竹内喜代子 雨月 200503  
石蕗の黄に火伏の祠なほ幽き 奥田節子 火星 200503  
石蕗の黄や含漱のあとの試し聲 岡本眸 200503  
牢屋敷跡の日だまり石蕗の花 東條恭子 200503  
釣鐘に迫る暮色や石蕗の花 隈部郁子 200503  
石蕗咲くや吾の晩学を夫知らず 成川和子 200503  
客ありて米多く研ぐ石蕗の花 三関浩舟 栴檀 200503  
秘仏見に靴脱ぎ揃へ石蕗の花 三関浩舟 栴檀 200503  
燈台へ崖の細みち石蕗の花 須永トシ 栴檀 200503  
来し方を記してみたし石蕗の花 木村冨美子 遠嶺 200503  
追憶は甘苦糾ふ石蕗の花 荒川清司 遠嶺 200503  
黒門の閂かたく石蕗の花 前迫寛子 河鹿 200503  
裏門を石組みにして石蕗咲かす 松本鷹根 京鹿子 200503  
石蕗咲いて忠臣蔵の後日談 川崎光一郎 京鹿子 200503  
石蕗咲いて石灯籠の存在感 馬場三枝子 200503  
長旅の川水かかる石蕗の花 金國久子 遠嶺 200503  
名君の直筆の軸石蕗の花 林友次郎 遠嶺 200503  
石蕗日和師の条幅に出合ひけり 田中矢水 遠嶺 200503  
石蕗の花吾の生き様を問ひ直す 関口幹雄 遠嶺 200503  
人影の少なき街の石蕗の花 荒幡美津恵 遠嶺 200503  
潮騒やかはたれ時の石蕗明り 上田繁 遠嶺 200503  
立像に漲る気骨石蕗の花 小林眞彦 遠嶺 200503  
城跡の拝所いくつや石蕗の花 稲嶺法子 遠嶺 200503  
夜の客石蕗の花びら散らしけり 竹内悦子 200504  
板木打つ間ありて音や石蕗の花 三関浩舟 六花 200504  
島畑を囲む石垣石蕗の花 秋田庫 200504  
花石蕗の直なる茎の切なしや 糸井芳子 200504  
このしろを焼きて嫁かせず石蕗の絮 角直指 京鹿子 200505  
石臼が飛び石となり石蕗の花 鈴木恭子 200505  
夜は青き光りあつめて石蕗の花 前川りょう 200505  
石蕗に蕾ついて閉じたるトンカツ屋 福山至遊 200505  
潮入りの離宮小流れ石蕗明り 春日久子 八千草 200506  
指先に石蕗の匂ひや子ら遠し 松田有伽 河鹿 200508  
石蕗咲けど移り住む家にひかりなき 瀧春一 菜園 200509  
いまはにもあはねど悔いず石蕗の花 瀧春一 菜園 200509 父逝く
石蕗の花風の狼藉ありし庭 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
留守の間に石蕗咲いてゐし旅帰り 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
庖丁のとんとんとんと石蕗日和 田所節子 涼しき嵩 200511  
石蕗の冬起居つまづくこと多く 野沢しの武 風土 200511  
石蕗咲くや岬が隔つ潮の色 吉原一暁 200512  
石蕗の花滲みてゐたる曇かな 宮津昭彦 200512  
目に未だ石蕗の色あり米を研ぐ 三村武子 酸漿 200512 石蕗の花 5

 

2014年11月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。