土 筆 5    79句

まゝごとの飯もおさいも土筆かな  星野立子  立子句集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ここに我ありと土筆の首伸ばし 辰巳あした 雨月 201504  
かき揚げの土筆に忌を払ひけり 山尾玉藻 火星 201505  
つくしん坊青い空へと大欠伸 大日向幸江 あを 201504  
白雲に届かぬまでも土筆伸ぶ 杉本薬王子 風土 201505  
日だまりは母の懐つくしんぼ 吉永すみれ 風土 201505  
土筆摘む鉄橋をゆく三両車 小川玉泉 末黒野 201505  
園児来て土筆の国はカーニバル 安居正浩 201505  
土筆籠大きな河は音立てず 柴田佐知子 201505  
SLのなんだ坂土筆野大井町 竹中一花 201505  
固まつて切支丹の墓つくしんぼ 原田達夫 201505  
鉛筆に似たる土筆の伸びにけり 米沢美幸 六花 201506  
つくし生ふ帰化千年の高麗の里 山田春生 万象 201506  
梅散つていつせい頭をつくしんぼ 須賀允子 万象 201506  
居眠りの出さうな土手のつくしんぼ 赤岡茂子 春燈 201506  
つくしんぼ子育てといふ至福かな 溝越教子 春燈 201506  
土筆煮てくれし笑顔はアルバムに 山崎靖子 201506  
土筆野も遠くなりけり恋ふ人も 山崎靖子 201506  
土筆生ふ幼きいのち果てし野に 松本幹雄 馬醉木 201506  
始まりは橋の袂や土筆摘 堀田順子 馬醉木 201506  
風の土筆雨の土筆に励まされ 安居正浩 201506  
土筆摘み声をかくれば招かるる 小林朱夏 201506  
一本があれば百本つくしんぼ 山本無蓋 201507  
胞子吐く土筆憂鬱始まれり 間島あきら 風土 201507  
雨に濡れ頭重たきつくしんぼ 玉置かよ子 雨月 201507  
安曇野の水音聞きつつ土筆摘む 蒲田雅子 雨月 201507  
雨二日晴れの三日や土筆伸ぶ 西川みほ 末黒野 201508  
まぼろしの姉母祖母と土筆摘む 津田このみ 船団 201508  
土筆摘む煮るにほどよき数かぞへ 大崎紀夫 虻の昼 201510  
土筆籠とや青竹のにほひをり 大崎紀夫 虻の昼 201510  
固まりて切支丹墓つくしんぼ 原田達夫 箱火鉢 201511  
ランドセル背負なほしゆくつくしんぼ きくちえみこ 港の鴉 201510  
土筆摘む高さに飽いて立ち上がる きくちえみこ 港の鴉 201510  
太陽も風も海からつくしんぼ 吉永すみれ 風土 201511  
踏切に落ちてゐたりしつくしんぼ 小林朱夏 201603  
つくしんぼ一声重き黒毛牛 岡野里子 末黒野 201604  
人知れぬ秘密の場所や土筆摘む 溝越教子 春燈 201605  
つくしんぼ心和める二・三寸 時澤藍 201606  
不揃ひは自由の証し土筆摘む 坂本徹 201606  
竹垣のむかうに並ぶつくしんぼ 原田達夫 201606  
つくし野や水車ひねもす風遊び 塩貝朱千 京鹿子 201606  
一段と高き挙手あり土筆の野 丸井巴水 京鹿子 201606  
夕雨やひとり土筆の袴とる 増田幸子 万象 201606  
土筆摘む土の息吹のそこここに 谷村祐治 雨月 201606  
摘むことの楽しき土筆摘み帰み 深澤厚子 馬醉木 201606  
実験めく土筆おひたし卵とぢ 藤原照子 201607  
かたまりて呆くる土筆に日のやさし 吉村さよ子 春燈 201607  
地震の土手割れて土筆の寸足らず 石崎浄 風土 201607  
袴剥ぐ手間も楽しやつくしんぼ 宮暗他異雅 末黒野 201607  
つくしんぼ広々とある更地かな 中田禎子 201607  
つくしんぼ少年の背は伸び放題 横田敬子 201607  
焼け焦げし田の端つこにつくしんぼ 松本善一 やぶれ傘 201608  
土筆野や売地表示の幟立ち 菅野日出子 末黒野 201608  
土筆野に屈み遥けき日も摘まむ 千田百里 201704  
満目の土筆あまたや常磐線 黒澤佳子 あを 201704  
仏壇の妣へ蕗の芽土筆和 貞吉直子 馬醉木 201705  
吟行や土筆摘みゐて句を忘れ 貞吉直子 馬醉木 201705  
片膝をつけば土筆のそこかしこ 藤生不二男 六花 201705  
亀甲の矛先天へ土筆出づ 小林文良 春燈 201705  
下校子の土筆を摘めば他の子も 大橋晄 雨月 201706  
婆の取る土筆の袴嫁いびり 江見巌 六花 201706  
土筆摘む遠富士見ゆる野阜に 手島靖一 馬醉木 201707  
瓦礫野に土筆を摘んでゐたりけり 岩町中正 ホトトギス 201708  
伸びきらぬままに摘まれし土筆かな 大橋晄 ホトトギス 201709  
一本の土筆に地球塗り替はる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803  
土筆野や北半球を押し上げて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803  
土筆摘むひかりやまざる水車 杉田智榮子 馬醉木 201805  
土筆摘む十本までは数へつつ 廣瀬雅男 やぶれ傘 201805  
土筆摘む明日の予定はまだ未定 安藤久美子 やぶれ傘 201805  
土筆煮る試練の日々も糧として 山中志津子 京鹿子 201806  
全員の合意に土筆出でにけり 辻美奈子 201806  
境内に土筆摘む人髪に風 伴秋草 末黒野 201806  
だんだんと離ればなれに土筆摘み 秋千晴 201807  
子がくれし土筆萎れてをりにけり 秋千晴 201807  
忘れたきことのあれこれ土筆摘む 赤川誓城 ホトトギス 201808  
妻逝きし淋しさに耐へ土筆摘む 赤川誓城 ホトトギス 201808  
一斉に土筆伸びたる荒畑 時田義勝 やぶれ傘 201808  
献血をしてみようかな土筆出ず 山本紫苑 船団 201811  
釣り人のをり土筆摘んでをり 小原芙美子 風土 201811  
くわんおんの上ぐ手下ぐ手や土筆生ふ 服部鹿頭矢 馬醉木 201904 土筆 →1

 

 

2019年4月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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