月見草 3  105句

月見草はらりと宇宙うらがへる   三橋鷹女   白骨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
送り出て明日は雨かも月見草 山田しづ恵 200908  
月見草白し闇より知らずして 片山由美子 200909  
妻あればこその月夜の月見草 遠藤若狭男 200909  
葛籠尾つづらおの小さき入江月見草 池田加寿子 200909  
月見草明日を拡ぐる海のあり 葦原葭切 春燈 200909  
月見草闇を揺らして開きけり 鈴木多枝子 あを 200909  
それとなくわかる闇夜の月見草 鈴木多枝子 あを 200909  
月に濡れ星にまたたく月見草 鈴木多枝子 あを 200909  
朝もなほ庭に名残の月見草 阿部ひろし 酸漿 200909  
月見草駅に改札など無くて 品川鈴子 ぐろっけ 200909  
自転車の風を残せり月見草 村上絢子 馬醉木 200910  
宇宙より見られてゐたる月見草 竹内悦子 200910  
円墳を回さるる風月見草 前川明子 200910  
町中に星降る宵や月見草 関根喜美 200910  
沖望む荘古りにけり月見草 井上浩一郎 ホトトギス 200911  
富士暮れてゆく月見草咲きはじむ 嶋田一歩 ホトトギス 200912  
曇天もよろしき朝の月見草 河野美奇 ホトトギス 200912  
月見草うすくれなゐに果てにけり 竹内慶子 春燈 200912  
球児等の声グランドに月見草 長瀬節子 ぐろっけ 200912  
墓前辞す空へにじみて月見草 伊藤敬子 200912  
月見草女人齢をかくしけり 安立公彦 春燈 201001  
月見草昨夜の星屑纏ひ出づ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
こののちのスケジュール混む月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201007  
三角に洲は暮れ残り月見草 鷹羽狩行 201007  
いづかたも浜辺は平ら月見草 鷹羽狩行 201008  
灯台に声かけて咲く月見草 鷹羽狩行 201008  
波音の夕べはげしく月見草 柳生千枝子 火星 201008  
釣り捨てし鯔にそよげる月見草 山田美恵子 火星 201008  
水音に仏つれ出す月見草 神蔵器 風土 201009  
遠浅の海満ちてくる月見草 田中藤穂 あを 201009  
待望の女児誕生や月見草 秦和子 201010  
月見草砂をかぶれる捨て小舟 遠山のり子 201010  
月見草男女の噂広めけり 塩路隆子 201011  
月見草咲き切る終のひと揺らぎ 長山あや ホトトギス 201011  
大漁を知らす汽笛や月見草 滝沢伊代次 万象 201011  
川宿や今宵は雨の月見草 関まさを 酸奬 201011  
家中で開くを見をり月見草 和智秀子 酸奬 201011  
月見草母と摘みたる日のことを 辰巳あした 雨月 201011  
月見草帰れば母が居るやうな 嶋田摩耶子 ホトトギス 201012  
月見草三瓶の旅も旬日に 稲畑汀子 ホトトギス 201107  
誰がための闇彩りて月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201107  
一枚の闇のほころぶ月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201107  
月見草咲けば所在の新しく 稲畑汀子 ホトトギス 201107  
異次元の窓のほころび月見草 岩永充三 201107  
月見草硝子コップに開きくる 加納淳子 六花 201107  
梅雨ながら明るみ見せて月見草 阿部ひろし 酸漿 201107  
月見草そよぐ水の辺牛つなぐ 城孝子 火星 201108  
決心の着くまで歩く月見草 高村令子 風土 201109  
夕化粧てふは縁なし月見草 中村ふく子 201110  
ふり返る夢二の女月見草 三枝邦光 ぐろっけ 201110  
亡き夫の星にはなれず月見草 犬塚芳子 201110  
富士暮れて点る太宰の月見草 川村文英 ろんど 201110  
今宵咲く一花は星に月見草 藤岡紫水 京鹿子 201110  
夕空のまだ真青なり月見草 荒井千佐代 201111  
裾すこし濡らして帰る月見草 甕秀麿 201111  
沢音の遠のく山路月見草 渡邊孝彦 やぶれ傘 201112  
誰からも好かれて逝けり月見草 藤井久仁子 ぐろっけ 201201  
月見草他生の縁の一番星 禰寝瓶史 京鹿子 201202  
句碑の伽月見草には重かりし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
岳麓で学びし日あり月見草 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
近づきし旅路はるけき月見草 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
月見草海風に揺れ故郷さとの夏 加納淳子 六花 201207  
月見草いくつになつても浪漫派 丹生をだまき 京鹿子 201208  
月見草咲ける河原に回顧しきり 丹生をだまき 京鹿子 201208  
宿下駄の鼻緒のゆるし月見草 北崎展江 くりから 201209  
江ノ電に触れんばかりの月見草 水原春郎 馬醉木 201210  
月見草夕べは殊に波の唄 岡本まち子 馬醉木 201210  
月見草咲かんと濁流間近なり 北川英子 201210  
月見草沖待船か灯のひとつ 伊藤美音子 万象 201210  
月見草浜砂踏めば鳴きにけり 川口崇子 万象 201210  
蜑小屋に近き墓標や月見草 佐野和子 万象 201211  
持ち帰りたき夕風や月見草 小倉正穂 末黒野 201211  
船揚ぐるワイヤロープや月見草 根橋宏次 やぶれ傘 201212  
君死すや月見草活けながら泣き 副島いみ子 ホトトギス 201301  
君の死を信じたくなし月見草 副島いみ子 ホトトギス 201301  
摩耶子逝く又逢ふ日まで月見草 副島いみ子 ホトトギス 201301  
岳麓のえにしをつなぐ月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201307 長谷川先生へ
月見草潮の香の濃き移情閣 有本惠美子 ろんど 201310  
捨てられし屋敷にさびし月見草 松本周二 かさね 201310  
月見草船は小舟を曳き戻る 岩木茂 風土 201311  
月見草失踪といふ別れ道 鳥居美智子 ろんど 201311  
すぐそこと言ふ民宿や月見草 菅野日出子 末黒野 201312  
真向ひに富士や峠の月見草 鍋島武彦 末黒野 201312  
月見草ヘッドライトに浮き沈み 鳳蛮華 201312  
母の忌の月の色なり月見草 野畑さゆり 201312  
月見草私のナイトの往きし道 古俣万里 ろんど 201312  
月見草子規の旅せし溶岩原に 塩見英子 雨月 201312  
近道の子に磯鳴りの月見草 遠藤真砂明 201408  
大潮に満つる木場堀月見草 萩庭一幹 馬醉木 201409  
星空に吸ひ込まれたし月見草 松田洋子 201409  
面影をしのぶ夕べや月見草 中村紀美子 春燈 201409  
駅までの道真っ直ぐに月見草 増田一代 201409  
月見草砂丘の先に太平洋 小河原清江 201410  
空にまだ日の色残り月見草 一民江 馬醉木 201410  
もう逢へぬ遠のく列車月見草 森理和 あを 201410  
月見草ト書のさまに吹かれをり 鳥居美智子 ろんど 201411  
故郷の思ひ出はるか月見草 河島坦 京鹿子 201411  
雑草の如く刈られし月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
高原の旅のはじまる月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
森深き暗さ纏へり月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
月見草昼も咲き継ぐ森深き 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
月見草には夜の顔昼の顔 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
みづうみの人声絶えぬ月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
寄りそへば影もよりそふ月見草 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
月見草今宵三瓶の宿りかな 稲畑汀子 ホトトギス 201507 月見草 →4

 

2019年7月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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