梅雨入り 2     27句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
うつうつと梅雨入りの一と日雲を見る 富永小谷 馬醉木 201808
梅雨入りかな雉鳩二つむつみゐて 富永小谷 馬醉木 201808
コンビニまで傘借りて行く梅雨入かな 坂入妙香 春燈 201809
今日も玉子二つ割る音梅雨入かな 河本由紀子 春燈 201809
九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 201809
又誰か転びしと聞く梅雨入りかな 稲畑汀子 ホトトギス 201906
梅雨入りせしとは言ふばかりなる日和 稲畑汀子 ホトトギス 201906
用事増えたるを覚悟の梅雨入りかな 稲畑汀子 ホトトギス 201906
梅雨入やお喋りに行く美容院 飯塚トシ子 201908
ひと葉打つ音に始まる梅雨入かな 武川未有 201908
店先や梅雨入のむかし赤電話 定梶じょう あを 201908
校門に傘を手に待つ梅雨入かな 横路尚子 末黒野 201909
梅雨入りやゼブラゾーンの傘の列 平野秀子 末黒野 201909
せせらぎの梅雨入の音となりしかな 久米憲手 春燈 201909
嫗二人木地師の里の梅雨入かな 森祐司 201909
梅雨入りの途端今月了りかな 谷口一献 六花 201909
青空も梅雨入り近し雨におひ 菊谷潔 六花 201909
梅雨入りや鈍い響きの草刈機 篠原敬信 六花 201909
漸くの梅雨入早くも明けを待つ 大橋晄 雨月 201909
常よりも遅き梅雨入りや庭手入 中原敏雄 雨月 201909
雨音に梅雨入りを思ふ一夜かな 赤川誓城 ホトトギス 201911
梅雨入りやバスの時刻を立ち読みす 井上静子 202008
緑青の息吹き返す梅雨入かな 森村江風 202009
ばてにけり梅雨入り前の高気温 永田万年青 六花 202009
水臭き川となりたる梅雨入かな 岡田史女 末黒野 202009
梅雨入や乗らぬ愛車へ合羽かけ 柿原よし子 春燈 202009
欄干の足元腐る梅雨入雨 延川五十昭 六花 202010
梅雨入 →1

 

2021年6月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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