東 京 5     55句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
大阪で会ひ東京で遇ふも秋 稲畑汀子 ホトトギス 202009
東京がこんなに遠く風五月 藤井啓子 ホトトギス 202009
東京に居て心には西虚子忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 202010
東京のホームは長し大試験 田中とし江 202010
とは言へど東京が好き梅雨つづく 今井千鶴子 ホトトギス 202011
東京は乾いた生簀鰯雲 七種年男 202011
東京の遠くなりけり草田男忌 横大内由紀 末黒野 202011
東京の雨の滞在冬めける 稲畑汀子 ホトトギス 202011
クリスマス近き東京タワーの灯 稲畑汀子 ホトトギス 202012
東京の歯車動く冬の駅 小坂尚子 202101
東京は生まれ故郷や冬木の芽 鈴木静恵 春燈 202103
枯れ薄東京湾が見えてきた 瀬島洒望 やぶれ傘 202103
バスに乗り東京巡る年の暮 松村光典 やぶれ傘 202103
東京やうすにごりをる桜の夜 今井肖子 ホトトギス 202104
東京に等々力渓谷冬青空 神山節子 202104
ああさうだ今夜は東京大空襲 田中藤穂 あを 202105
東京に出る子三人雪解村 藤井啓子 ホトトギス 202106
薄暑光銃眼からの東京都 篠田純子 あを 202106
東京を五ケ月ぶりに出し帰省 稲畑廣太郎 ホトトギス 202107
花筏東京湾へ海峡へ 岡田史女 末黒野 202107
東京は坂多き町大夕焼 栗坪和子 202108
東京は千に届くや百物語 鈴鹿呂仁 京鹿子 202109
近付ける東京五輪風薫る 鈴木石花 風土 202109
薫風や東京湾に風の塔 津川かほる 風土 202109
東京はカルキのにほふ夏だつた 篠田大佳 あを 202109
東京の地下鉄深く深く夏 大畑善昭 202110
四代目生れし東京酉の市 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
秋夕焼東京都庁棒立ちに 菅原健一 202111
棚一杯に東京産の甘藷積む 佐藤まさ子 春燈 202201
秋刀魚焼く東京タワーの空の下 浜田はるみ 202201
木枯一号東京湾を吹き抜けり 塚原紀代子 風土 202201
東京の春一番を発ちて旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
海苔を掻く東京湾の風を読み 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
十二月八日東京の灯の明々と 木村傘休 春燈 202203
東京の愛宕の山も眠りけり 小田嶋野笛 末黒野 202203
満開の芦屋東京花は葉に 稲畑廣太郎 ホトトギス 202204
初旅や東京駅の銀の鈴 豊谷青峰 春燈 202204
東京に降る雪本気などはなし 能村研三 202204
東京に二泊三日の寒波来る 遠山悟史 京鹿子 202204
首都東京キッチンカーのうららけし 篠田大佳 あを 202204
東京の夏沈黙にして銀座 青木重行 薫風 202205
東京のビルに張りつく春の雪 遠藤レイ 春燈 202205
夜釣人東京湾を友として 稲畑廣太郎 ホトトギス 202206
東京の路地にボールの跳ぬる夏 篠田大佳 あを 202207
器師のをらぬ東京蝉時雨 菅原末野 風土 202208
花合歓や東京捨てて五十年 田中臥石 末黒野 202209
東京をひたすら歩く溽暑かな 山田健太 風土 202210
東京へ香水瓶の封を切る 村田あを衣 京鹿子 202210
東京の坂尽きるまで小六月 稲畑廣太郎 ホトトギス 202211
名曲と同じ苗札ハミングす東京 中田みなみ 202212
東京へ火星儀を見に子供の日 大林暁彦 春燈 202307
肥後どこさ東京に聞く手毬唄 森川享 末黒野 202304
東京大仏拝する安堵寒に入る 都築繁子 あを 202303
啓蟄や東京へ行く靴を選る 清水佑実子 202305
やはらかく東京包みゆく桜 今井千鶴子 ホトトギス 202307
東京は坂多き町緑の夜 栗坪和子 202309
東京→1

2023年10月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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