東 京 4      100句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
東京は相席おほし春ごろも 森田明成 201705
東京のホームは長し新社員 田中とし江 201705
童謡の垣根のモデル春落葉 豊谷青峰 春燈 201705
帰り来たる東京すでに朧かな 亀卦川菊枝 末黒野 201706
東京の暑さ生家の暑さかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201706
東京の下町といふ灯涼し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201707
東京もやうやく梅雨の明けしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201707
梅雨明けし東京の空新しく 稲畑汀子 ホトトギス 201707
東京を発ち金沢へ露涼し 稲畑汀子 ホトトギス 201707
操舵室より初夏の大東京 多田ユリ子 201707
五月雨の東京ですよおつかさん 山田六甲 六花 201707
東京や古手の富士に日雷 加茂達彌 201707
みちのくの残暑大東京の処暑 稲畑廣太郎 ホトトギス 201708
新涼の雨の東京発ちて来し 稲畑汀子 ホトトギス 201708
東京へ雨置いて来しホ句の秋 稲畑汀子 ホトトギス 201708
東京は広し迷.路を巡る秋 稲畑汀子 ホトトギス 201708
東京に一夜の旅や花芭蕉 伊川玉子 万象 201708
新緑のあふるる東京愛しきや 諸戸せつ子 春燈 201708
夜濯ぎの東京暮らし水を飲む 鈴木みのり 201709
夏ぐれに僕の東京物語 つじあきこ 201709
東京に雀のお宿竹の春 稲畑廣太郎 ホトトギス 201709
東京の子を訪ふ母の虚子忌旅 大久保白村 ホトトギス 201709
東京の都議選すんで梅雨の星 秋川泉 あを 201709
東京の盆やカレーの匂ひ来る 田原陽子 201710
東京の朝寒発ちて来しことを 稲畑汀子 ホトトギス 201710
東京に窓がたくさん夜の蜘蛛 河西志帆 京鹿子 201710
文化の日大東京の静けさに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201711
黄落に大東京の塗り替はる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201711
神渡とや東京に降り立ちし 稲畑汀子 ホトトギス 201711
東京の長き渋滞冬めく日 稲畑汀子 ホトトギス 201711
東京はビルと大河や鳥渡る 森なほ子 あを 201711
東京五輪まで妻生きよ葉鶏頭 田中臥石 末黒野 201712
野分晴富士山東京スカイツリー 荒木甫 201712
東京の秋の名苑訪ねけり 本田保 春燈 201712
東京へ明日届くてふ今年米 岡田桃子 201712
秋霖に東京の磁場狂ひ出す 上辻蒼人 風土 201801
東京を淡く沈めて秋入日 安藤久美子 やぶれ傘 201711
海苔掻くや東京湾を持ち上げて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201802
この蝌蚪も東京都江東区民 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803
青き踏む大東京のど真ん中 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803
東風磨く東京駅の赤れんぐわ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201803
冬茜消え飛行機は東京へ 天野美登里 やぶれ傘 201803
初明り東京は脈打つてゐる 鈴木光影 201803
東京をてんやわんやに雪降れり 楠原幹子 201804
東京都港区に森百千鳥 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804
東京の人早足に小春日も 今橋眞理子 ホトトギス 201804
東京の大雪母の忌なりけり 坂本依誌子 春燈 201804
パリ想ふ東京駅の雪景色 田中信行 201805
東京の余花とてそれも終る頃 稲畑汀子 ホトトギス 201805
東京と小樽を結ぶ新樹晴 稲畑汀子 ホトトギス 201805
長くなる滞在初夏の東京に 稲畑汀子 ホトトギス 201805
滞在の長き東京業平忌 稲畑汀子 ホトトギス 201805
東京の寒極まりしここ三日 今井千鶴子 ホトトギス 201806
東京の梅雨の銀座の四丁目 稲畑汀子 ホトトギス 201806
東京も彼岸の雪となりにけり 田中臥石 末黒野 201806
東京つ子見た事もない田螺かな 本田保 春燈 201807
東京の果てに住み古り大根蒔く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201808
台風12号東京湾19水門閉鎖 篠田純子 あを 201809
東京の朝の寒さに降り立ちし 稲畑汀子 ホトトギス 201811
冷まじや東京は傘要らぬ街 甲州千草 201901
俯瞰して東京といふ大枯野 田辺博充 201901
草虱東京神戸往復す 三觜康子 風土 201901
ふたたびを雪の解けざる東京に 稲畑汀子 ホトトギス 201901
東京駅屋根黒々と梅雨晴るる 田中藤穂 201902
日の丸似合う東京駅舎風薫る 大山夏子 201902
春雷に東京の空入れ替る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903
三月二十五日野分会東京例会 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903
陽炎や東京ドーム宙に浮く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903
東京は雨と聞きつつ初花に 稲畑汀子 ホトトギス 201903
暖房車東京までの深眠り 蒲田豊彦 雨月 201903
永き日を東京芦屋鎌倉に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201904
東京を捨てて育てり龍の玉 田中臥石 末黒野 201904
玻璃越しの東京の空雪催ひ 高濱朋子 ホトトギス 201905
東京の滞在にして梅雨に入る 稲畑汀子 ホトトギス 201906
東京をかすめ一瞬風花す 今井千鶴子 ホトトギス 201906
東京の雪が木の橋探してる 直江裕子 京鹿子 201906
消毒のよう東京に春の月 津田このみ 船団 201906
夏帽や東京駅の変り様 田中藤穂 あを 201908
目の開きし子猫に東京タワーの灯 柴崎富子 白地 201909
東京が少しニヒルな盆中日 能村研三 201910
国賓のあり東京の空涼し 今井千鶴子 ホトトギス 201910
高きより秋の東京象牙色 森なほ子 あを 201912
東京タワースカイツリーも秋の雨 波戸辺のばら 201912
東京を故郷とせり万年青の実 石川笙児 202001
東京は人渇く街冬木の芽 宮岡弘 202002
海苔筏に東京湾の狭められ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202002
東京の春の雪とてもう止みし 稲畑汀子 ホトトギス 202002
猫じやらし揺らす東京行電車 白石正躬 やぶれ傘 202002
行秋の東京湾の空青し 黒川悦子 ホトトギス 202003
東京は流れ着く街インバネス 菊川俊朗 202004
東京の雨発ちて来し薄暑かな 稲畑汀子 ホトトギス 202005
東京のビル明かりして月おぼろ 篠田大佳 あを 202006
鳥帰る東京湾を斜交ひに 上村葉子 風土 202006
東京湾仕事帰りといふ夜釣 稲畑廣太郎 ホトトギス 202006
川を隔て東京の花見る今年 岩藤礼子 やぶれ傘 202007
犬ふぐり橋を渡れば東京都 湯本実 やぶれ傘 202007
マロニエの花の東京駿河台 本田武 やぶれ傘 202007
鳥帰る東京駅の大時計 吉清和代 202007
炎天や東京タワーの脚の反り あさなが捷 202007
東京 →5

2023年10月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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