心 太 4     100句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
雨気ふくむけだるき午後や心太 加賀葉子 万象 201609
心太突けばすまして出で来たる 山本則男 201609
この話二度目なるかや心太 吉川隆 春燈 201610
船影の小さくなりゆく心太 秋山信行 やぶれ傘 201610
喉元に引つかかりたる心太 齋藤厚子 201610
一票の何も変はらず心太 相良牧人 201610
心太反論いつも腰くだけ 吉田政江 201611
過ぎたるは知は痴をまねく心太 元橋孝之 京鹿子 201611
省二忌のことばするりと心太 中島陽華 201612
大鳥居くぐり弥彦の心太 佐藤雄二 万象 201612
心太ささと啜りて男前 芝田幸惠 末黒野 201704
心太せせらぎの音立てて食ぶ 大日向幸江 あを 201707
世間体気にせぬ齢心太 相良牧人 201708
ことば選る程の事なき心太 堀田順子 馬醉木 201708
知恵熱以来発熱知らず心太 つじあきこ 201709
福耳と言はれ賤無し心太 植村蘇臣 京鹿子 201709
聴き流すこと上手くなり心太 阪倉孝子 201709
何と無く旗に誘はれ心太 瀬島洒望 やぶれ傘 201708
目くばせの以心伝心心太 安斎久英 末黒野 201709
世をなげく男の噎する心太 高橋道子 201709
突き出し器添へて茶店の心太 菊池洋子 やぶれ傘 201709
よく笑ふ乙女ばかりや心太 浅嶋肇 やぶれ傘 201709
耳痛きことは聞こえず心太 永淵惠子 201709
心太辛み効かせて夫を恋ふ 加藤峰子 201710
屈託を覚られてをり心太 坂場章子 201710
物差しの違ふあなたと心太 平野みち代 201710
ひと恋ふは咎にはあらず心太 栗原完爾 春燈 201710
心太方便の嘘少し言ひ 松本三千夫 末黒野 201710
割箸の角を頼りや心太 梅田武 末黒野 201710
肩書の無き幾年や心太 山咲和雄 末黒野 201804
この続き君に預けた心太 福岡貴子 船団 201805
返信を終へて早めの心太 高木晶子 京鹿子 201808
心太つるん記憶は喉の奥 つじあきこ 201809
ややこしき話となりぬ心太 吉田悦子 201812
愚痴ひとつ入れて突き出す心太 齊藤いさを 馬醉木 201909
道の駅一足早い心太 治部少輔 201909
さりげなき一言重し心太 栗原公子 201909
AIの選んでくれた心太 たかはしすなお 201910
女坂下りて啜る心太 大石よし子 雨月 201910
老いて行く身に沿ふ暮し心太 下田奉枝 雨月 201910
しらを切ることも大事や心太 岡田史女 末黒野 201911
心太 →5

 

2023年6月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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