蜥蜴 2 〈含他季)      100句

投槍に飛びつく犬や蜥蜴狩   佐藤念腹   念腹句集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
逃足の足なきごとき蜥蜴かな 村田明子 円虹 200210  
瑠璃蜥蜴日向に色を放ちけり 大川陽子 雲の峰 200210  
墓石のほむらとなりし蜥蜴の尾 桑田眞佐子 火星 200210  
子蜥蜴が右往左往す犬の鼻 伊藤多恵子 火星 200210  
蝶とんぼとかげいもむし夫がゐる 田村みどり 京鹿子 200211  
一と雨の欲しと蜥蜴の石巡り 磯部静歩 京鹿子 200212  
草の葉にをさまる秋の蜥蜴かな 大東由美子 火星 200212  
石垣の穴よりうかがふ瑠璃蜥蜴 片山八重子 ぐろっけ 200301  
一色に包まれ蜥蜴冬眠す 渡辺みどり 200303  
碾臼を嵌めし石垣蜥蜴出づ 吉見文子 200305  
穴を出で向き変はりたる蜥蜴かな 石脇みはる 200306  
慈しむものとし庭に居る蜥蜴 村越化石 200307  
穴出でし蜥蜴にスプーン落ちてゐし 米澤光子 火星 200307  
蜥蜴の子東京の子と鉢合せ 草野英子 対岸 200308  
若鶏の取り得たりしは蜥蜴の尾 田中峰雪 雨月 200309  
争ひと見しは蜥蜴の睦み合ひ 田中峰雪 雨月 200309  
石組の隙をするする蜥蜴消ゆ 仲田志げ子 200309  
今日も見る庭の蜥蜴も吾が家族 小笠原扶美女 築港 200309  
青蜥蜴いさごは音もなく崩れ 水野恒彦 200310  
木陰より出でし蜥蜴の青びかり 安達風越 雨月 200310  
ひくひくと日を吸ふ蜥蜴ふと愛し 長山あや 円虹 200310  
身の証し立てず終ひに蜥蜴去る 鈴鹿仁 京鹿子 200310  
青蜥蜴出没自在変化急 塩川雄三 築港 200310  
青蜥蜴フロントガラス滑り落つ 甲斐よしあき 百鳥 200311  
蜥蜴又出て庭手入れ気乗りせず 松尾緑富 ホトトギス 200311  
蜥蜴来てやあと言ふため立ち止まる 木村みかん 200401  
青蜥蜴風もうごかぬ石の上 橘沙希 月の雫 200404  
迷路には出口あるはず青蜥蜴 橘沙希 月の雫 200404  
青とかげ武家の沓脱ぎ日を呼べり 淵脇護 河鹿 200405  
啓蟄やか細く光り蜥蜴這ふ 松田欽吾 雨月 200406  
青蜥蜴埴輪の目より這ひ出でし 山田天 雨月 200406  
蜥蜴出て何を占ふ石の上 村越化石 200406  
六千年の歴史の岸をとかげ這ふ 村松紅花 ホトトギス 200407  
墓石に五体投地の瑠璃蜥蜴 松山律子 六花 200407  
人の歩の方へ現はる蜥蜴の子 辻恵美子 栴檀 200407  
濁世見て見ぬふりをする瑠璃蜥蜴 若泉真樹 瑠璃 200407  
引つ越しの荷に加はりし蜥蜴かな 井上みち子 帆船 200408  
床下に積みし薪より蜥蜴かな 杉江美枝 百鳥 200408  
天平の岩の裾より瑠璃蜥蜴 渡辺周子 雲の峰 200408  
瑠璃蜥蜴唐三彩の縞走る 山崎辰見 ぐろっけ 200408  
穴底は縄文の世か蜥蜴出づ 山元志津香 八千草 200409  
禅寺や蜥蜴のよぎる橋廊下 高野清風 京鹿子 200409  
花鉢の陰にいつもの青蜥蜴 高野清風 京鹿子 200409  
健脚の初めの一歩青蜥蜴 鈴鹿仁 京鹿子 200409  
湿りがち蜥蜴の通ふ遊歩道 二宮きみ枝 200409 イグアスの滝にて
眼の合ひし蜥蜴つと立ち活火山 田代ヨシ 河鹿 200409  
石像の役の行者をとかげ這ふ 田口たつお ぐろっけ 200409  
躊躇なく縞蜥蜴なぞ触れし日よ 伊藤早苗 200410  
藁しべをくはへてゐたる瑠璃蜥蜴 高橋将夫 200410  
瑠璃蜥蜴死す天地の乾きゐて 谷口佳世子 200410  
百万弗の夜景妖艶な蜥蜴 角田信子 六花 200410  
岩かげへ韋駄天走りに青蜥蜴 前迫寛子 河鹿 200411  
青とかげ水琴窟に詩を興す 浜田はるみ 遠嶺 200411  
蜥蜴ゐて賢く見えてきたりけり 本多俊子 200411  
青蜥蜴意外に大き卵抱く 松浦途子 ぐろっけ 200411  
土塀に残像残すとかげかな 林裕美子 六花 200412  
神殿の象形文字や青蜥蜴 堀内千鶴子 帆船 200501  
草より落つ十一月の蜥蜴かな 根岸善行 風土 200502  
歌垣の山裾蜥蜴いそぎをり 酒本八重 里着 200506  
嘴先の蜥蜴打ち据ゑられてをり 原田達夫 虫合せ 200506  
内緒事聞きたくなつて蜥蜴出る 瀬下るか 200507  
蜥蜴の子こちらの出方見てゐたり 西畑いすず 築港 200507  
腹這ひの蜥蜴ぴたりと石の上 人見靖子 対岸 200507  
瑠璃蜥蜴ひと日好みし寺の岩 梅村五月 栴檀 200508  
いつも通る道に見つけし大とかげ 中村輝子 酸漿 200508  
尾の切れし蜥蜴が雨に打たれをり 山本あかね 百鳥 200508  
蜥蜴の尾防犯カメラの下通る 中嶋陽子 風土 200508  
石室の闇に一閃青蜥蜴 曽根澄子 200509  
靴を干す前を蜥蜴の走りけり 蒲生静江 春燈 200509  
蜥蜴静止す胴の直線尾の曲線 林翔 200509  
きげんよき一ト日を過す蜥蜴かな 石脇みはる 200509  
山里に石垣多し瑠璃蜥蜴 河合大拙 百鳥 200509  
草むらに瑠璃隠れなし瑠璃蜥蜴 荻巣純子 雨月 200509  
猫の手に尻尾を残し青蜥蜴 上石哲男 築港 200509  
白昼や蜥蜴は石を出て遊ぶ 増山きみ 対岸 200510  
遺跡掘り匂へる土に一蜥蜴 阿部ひろし 酸漿 200510  
蜥蜴消ゆ山の木洩れの斑を残し 豊田都峰 京鹿子 200510  
岩となるつもりの蜥蜴遊び下手 丸井巴水 京鹿子 200510  
蜥蜴這ふ庭石ずうつと太古なり 伊藤希眸 京鹿子 200510  
尾を残し蜥蜴逃げ込むカピタン館 丸本祥夫 万象 200511  
端整な武人埴輪や蜥蜴の子 川崎洋吉 遠嶺 200511  
名城を住処となせり瑠璃蜥蜴 片山八重子 ぐろっけ 200511  
近頃の蜥蜴体力なかりけり 中村昭義 百鳥 200511  
石と石睦みあふごとかげろへる 田中春生 200512  
奇羅装うて蜥蜴の穴へ入る日かな 益田寿美子 春燈 200512  
瑠璃色を負ひし蜥蜴の穴に入る 安田とし子 ぐろっけ 200512  
不器用に生れし蜥蜴穴に入る 左官治郎 200601  
生臭き青き蜥蜴の息遣ひ 塩路隆子 200607  
石棺の闇に倦みしか蜥蜴出づ 岡本まち子 馬醉木 200607  
蜥蜴の子を遊ばせてをく庭いぢり 市川翠峯 200607  
青蜥蜴この世に賭けるものありや 松村多美 四葩 200607  
地震のあと煙と地にあり青蜥蜴 水野恒彦 200608  
瑠璃蜥蜴もう使はれぬ登り窯 河崎尚子 火星 200608  
蜥蜴にも遭ひたし戸口開け放つ 村越化石 200608  
穴出でし蜥蜴に天王山の風 安部和子 雨月 200608  
木漏日の中に蜥蜴を見失ふ 篠田純子 あを 200608  
蜥蜴らに漁家の石組ゆるぎなし 松村多美 四葩 200609  
過去未来真ん中なりし青蜥蜴 天野きく江 200609  
瑠璃とかげ昼酒いよよさびしかり 山尾玉藻 火星 200609  
もう居ぬと思ひし蜥蜴走りけり 長屋璃子 火星 200609 蜥蜴 →3

 

2014年6月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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