父の日 3   79句

父の日の父便所にも見当らぬ    関根通紀

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
かにかくに社長は妻で父の日よ 中川句寿夫 あを 201608  
丹念に磨く皮靴父の日の 大日向幸江 あを 201608  
父の日や折紙の独楽よく回る 田中藤穂 あを 201608  
父の日を一家総出で盛り上げる 辻美奈子 201608  
父の日やあのひと言を忘れまじ 田原陽子 201609  
父の日の仏壇に置くオムライス 松井季湖 201609  
父の日の余白真白きカレンダー 間島あきら 風土 201609  
父の日の贈り物は何大吟醸 杉本薬王子 風土 201609  
父の日や女のかぶるパナマ帽 中嶋陽子 風土 201609  
父の日の夫饒舌になりにけり 本郷美代子 やぶれ傘 201610  
父の日のべルトがかくも長きとは 大坪景章 椿垣 201612  
父の日に白靴もらひ疲れたり 大坪景章 椿垣 201612  
父の日の机上に山河写真集 森川絢子 京鹿子 201701  
父の日は木にぶらさがれ父も子も 坪内稔典 船団 201701  
父の日はカバにまず会え君たちよ 坪内稔典 船団 201701  
父の日の坂の登りの木を叩く 坪内稔典 船団 201701  
父の日の家族のかたち垣根越し 大山夏子 201701  
父の日の酒肴に添ふる御強かな 片岡さか江 末黒野 201704  
明け方の夢があいまい父の日よ 中川句寿夫 ここのもん 201705  
あり体に申して父の日なりけり 中川句寿夫 ここのもん 201705  
父の日や肩叩き券呉れし頃 大石誠 201707  
父の日のスマホに子の顔孫の顔 安居正浩 201708  
父の日の港は腕ひろげをり 辻美奈子 201708  
浅酌低唱父の日の甚句 内山花葉 201708  
父の日は一人山野を友とせり 高橋将夫 201708  
父の日や反省数多独酌す 松本鷹根 京鹿子 201709  
何事もなく父の日の終りけり 谷口一献 六花 201709  
父の日を祝へず二十三年目 谷口一献 六花 201709  
父の日の父より継がぬもの数多 小田嶋野笛 末黒野 201709  
父の日の子よりジーンズ喜寿の夫 松橋輝子 末黒野 201709  
父の日の何ごともなく日は山へ 戸栗末廣 201709  
父の日の卵の黄身の濃くふくれ 鈴木良戈 201710  
父の日や遥かに仰ぐ父の星 鈴木静恵 春燈 201709  
父の日や家伝のシベリア抑留記 柴崎甲武信 春燈 201709  
父の日や雲一つゆく青き空 吉澤恵美子 春燈 201709  
父の日や明治の父のど根性 新海英二 春燈 201709  
父の日の中折帽子粋な方 東野鈴子 雨月 201710  
写し絵の父は美男子父の日来 城戸ひろみ 雨月 201710  
看取り終へ父の日の身の置きどころ 北村梢 京鹿子 201801  
父の日や考の写真に乾杯す 山咲和雄 末黒野 201804  
父の日と母の日のあり鯉幟 大日向幸江 あを 201805  
父の日の夫酒買ひに行つたきり 千田百里 201807  
父の日は酢の効きすぎしものを食ふ 能村研三 201808  
父の日の当たりさはりのなき話 福島茂 201808  
父の日や父に似しこと二つ三つ 佐藤淑子 雨月 201808  
父の日や倅持て来る祝酒 加藤北天 雨月 201808  
父の日やともかく話だけは聞く 高橋将夫 201809  
父の日の父似の性を懐かしむ 溝越教子 春燈 201809  
父の日や厳父と見えて涙脆 石田康明 春燈 201809  
父の日や大きなテレビ屆きけり 須賀敏子 あを 201808  
父の日やあたたかなりし父の膝 田中藤穂 あを 201808  
父の日や似顔絵どこか前衛派 齊藤實 201810  
父の日や目高の沈む鉢のあり 江見巌 六花 201810  
ハモニカの白布ほどく父の日よ 林徹也 201812  
手をつなぐ父の日焼と子の日焼 山田佳乃 ホトトギス 201901  
父の日の花束として預かりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201906  
父の日の暮れてしばらく考のこと コ田千鶴子 馬醉木 201907  
父の日の厳つき貌や後ろ面 鈴鹿呂仁 京鹿子 201907  
父の日や大きく凹みたる砥石 池野つむぎ 馬醉木 201908  
父の日や五體字鑑の重たくて 小島良子 201908  
父の日や戸棚に眠る古時計 中山惠子 201908  
若き父らのまぶしき父の日の車中 千田百里 201908  
父の日や奈良墨残る硯箱 宮内とし子 201908  
父の日の父の詰襟写真かな 大沢美智子 201908  
父の日や厳父てふ語の懐かしき 松本三千夫 末黒野 201909  
父の日や本棚の隅謡本 今井弘雄 春燈 201909  
父の日や父詠むことの少なくて 佐川三枝子 201909  
父の日の堆肥の湯気にむせかへる 南うみを 風土 201909  
父の日や片方はづす子の補助輪 岡本尚子 風土 201909  
父の日を忘れて父のいびきかな 山田健太 風土 201909  
父の日の毎年地味になりにけり 谷口一献 六花 201909  
父の日や一日過ごす老人会 江見巌 六花 201909  
端正に酔ひし夫なり父の日ぞ 平居澪子 六花 201909  
父の日やだんだん爺に似る目もと 磯野青之里 六花 201909  
父の日の鳥声ちちちちと聞こゆ 小田嶋野笛 末黒野 201910  
父の日に子は定番の酒を提げ 本郷美代子 やぶれ傘 201911  
父の日の眠つたふりをしてをりぬ 松下道臣 201911  
父の日を忘るることもまた供養 和田華凛 ホトトギス 201911  
何用もなけれど父の日と思ふ 礒貝尚孝 黄落 202003 父の日→1

 

2020年6月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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