手花火 2     34句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
手花火の残り香にたつしづごころ 石田厚子 馬醉木 201710
手花火の競演もあり盆踊 小野喬樹 馬醉木 201710
手花火のあと釣人の来る波止場 岩木茂 風土 201710
手花火の芯に集まる眼かな 倉和子 201712
手花火や子等のSL煙の中 七郎衛門吉保 あを 201808
手花火や抱へ込みたる膝頭 能美昌二郎 201810
福分けのごとく手花火児に渡す 下村たつゑ 201810
手花火や腕肘鉄膝頭 山田健太 風土 201810
手花火や燐寸の函にベティさん 田岡千章 201902
悌を追ふ手花火を持つ手にも 稲畑廣太郎 ホトトギス 201905
スーパーたかはし特売に手花火も 井原美鳥 201909
手花火にしやがめば母と居るごとし 笹村政子 六花 201910
手花火に淋しき顔の並びをり 西村白杼 京鹿子 201911
手花火の子の横顔の恐ろしき 志方章子 六花 201911
手花火を小さな顔と見つめけり 善野行 六花 201911
手花火や子の三尺帯の揺れどほし 升田ヤス子 六花 201911
前髪の揺れ手花火の玉落ちぬ 平居澪子 六花 201911
手花火や注射のあとの絆創膏 志方章子 六花 201912
手花火の散つて深まる闇の色 礒貝尚孝 黄落 202003
晩節を灯すよ手花火の朱珠 千田百里 202009
手花火やふたりの火花からませて 中野さき江 春燈 202009
よく爆ずる手花火の腕のばしきる 宮崎紗伎 春燈 202009
手花火の終の雫のひとゆらぎ 菊地光子 202010
手花火の雫地に落ち闇弾く 小澤えみ子 202011
一本の手花火闇を大きくす 涌羅由美 ホトトギス 202012
どことなく手花火の夜の濡れてゐし 和田華凛 ホトトギス 202012
手花火を持つ指先のあちちちち 志方章子 六花 202012
手花火を持つ指先のあちちちち 志方章子 六花 202012
手花火や夕べの匂ひ残る路地 西本花音 春燈 202110
初めての手花火つまみ喋りだす 小島正士 京鹿子 202111
手花火のあの手この手の懐かしき 本郷公子 京鹿子 202112
手花火を胸元遠く持つ児かな 伊藤啓泉 202211
手花火や静かに寄する波の音 吉田千恵子 末黒野 202212
手花火に胸の山河を高鳴らす 小山田子鬼 202301
手花火→1

 

2023年8月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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