七 夕 4     47句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
七夕やインコさまよふゆふまぐれ 鈴木愛子 201909
七夕竹老人ホームの食堂に 田中藤穂 あを 201909
拝殿を越ゆる七夕願ひ笹 塩貝朱千 京鹿子 201910
七夕の老人ホーム静かなり 田中藤穂 あを 201910
七夕の星よこよひは翼持て 有松洋子 201911
七夕の笹のおどろく百二歳 後藤比奈夫 ホトトギス 201912
担ぎたる七夕竹をひきずりぬ 藤生不二男 六花 201912
七夕の阿佐ヶ谷行けずコロナ増ゆ 田中藤穂 あを 202009
七夕を待つてみたのに逢ひに来ぬ はしもと風里 202009
七夕竹呟くやうな雨がくる 増成栗人 202009
七夕や人麿歌集第一首 今泉忠芳 日輪馬車のタクト 202009
七夕や豪雨騒音脅かす 長崎桂子 あを 202009
七夕や色素麺の五六本 谷口一献 六花 202010
七夕や会へない日々に恋育つ 伊吹之博 京鹿子 202010
七夕の救急病院声ひそか 山田六甲 六花 202010
七夕や一人を降ろす無人駅 高村令子 風土 202010
七夕の笹によろしき墳の竹 平居澪子 六花 202010
開け放ち令和二年の七夕様 廣畑育子 六花 202010
七夕竹楼門海を見はるかす 廣畑育子 六花 202010
七夕竹祖母を気遣ふ言葉あり 廣畑育子 六花 202010
七夕の竹切りに行く他人の山 田口勝子 六花 202010
病室に七夕竹の一本づつ 江見巌 六花 202010
七夕の幼き文字に願ひあり 延川五十昭 六花 202010
七夕や琥珀色なる酒を酌む 延川五十昭 六花 202010
七夕や赤い鼻緒の下駄を買ひ 延川五十昭 六花 202010
七夕の夢の重さに撓る竹 能美昌二郎 202011
軒先を七夕竹のはみ出せり 藤生不二男 六花 202011
七夕や出雲崎なる昼の月 延川五十昭 六花 202011
無人駅の七夕飾り海の風 黒滝志麻子 末黒野 202011
七夕の竹の臭に故郷あり 松本鷹根 京鹿子 202109
父と子の手こずつてゐる七夕竹 土井ゆう子 風土 202110
七夕竹の写真に旧りす父の句や 安立公彦 春燈 202110
七夕竹神の山より伐りだせり 笹村政子 六花 202110
産土神に七夕の笹伐りもらふ 升田ヤス子 六花 202110
七夕や夫の恙に泣き笑ひ 升田ヤス子 六花 202110
刀自若く逝きし七夕竹遺し 善野行 六花 202110
肘ついて飲む七夕の夜なりけり 善野行 六花 202110
七夕竹重き願ひに撓ひけり 小泉三枝 春燈 202111
七夕や娘残せる文机 六崎正善 末黒野 202112
短冊を食み出る児の字七夕竹 渡邊孝彦 やぶれ傘 202209
七夕竹あるかなきかの雨となる 増成栗人 202209
七夕や体温計は九度近く 橋本美代 やぶれ傘 202210
七夕や安楽往生願ふのみ 種田利子 春燈 202210
七夕や滲む星たち六輔忌 福田肇 202210
七夕の杜の都へ一夜旅 北川博司 202211
願ひごと七夕竹に重過ぎて 小林清彦 末黒野 202304
高慢な弟子は七夕流しかな 山田六甲 六花 202307
七夕 →1

 

2023年8月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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