竹落葉 2     30句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
竹落葉ひらひら和む磨崖仏 松本鷹根 京鹿子 201610
竹落葉波紋に音の吸はれけり 今瀬一博 201708
小流の光にのりぬ竹落葉 大川暉美 末黒野 201708
竹落葉降る歩きてもとまりても 山口ひろよ 201708
鎌倉の切通し抜け竹落葉 黒澤佳子 あを 201708
深く踏む龍太が留守の竹落葉 南うみを 風土 201709
ひとり居の音なく積もる竹落葉 宮川みね子 風土 201709
空耳にあらず降りつぐ竹落葉 安斎久英 末黒野 201709
安らぎと幸せちがふ竹落葉 直江裕子 京鹿子 201710
竹落葉風新しくしてをりぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
結界をはみ出してゐる竹落葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
百幹を空に預けて竹落葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
昏鐘に誘はれ散る竹落葉 松田多朗 馬醉木 201809
無韻てふ音生みてゆく竹落葉 藤岡紫水 京鹿子 201809
竹落葉掃かずにおきて獣道 中島和子 六花 201810
若冲の五百羅漢や竹落葉 加藤良子 春燈 201907
湧水に大釜洗ふ竹落葉 山浦紀子 春燈 201908
砂州に散る魚のごとしや竹落葉 菅谷たけし 201908
その奥に光りつつ降る竹落葉 佐藤やすこ 風土 201908
隠沼を隈取る油膜竹落葉 森清信子 末黒野 201909
坪庭の苔にひらひら竹落葉 塩見治郎 雨月 201909
竹落葉銀の蒔絵となる静寂 田中藤穂 あを 201909
竹落葉ひかる連綿体となり 松本三千夫 末黒野 201910
はらはらと帽子に肩に竹落葉 広瀬済 やぶれ傘 201911
タクシーを逃してしまひ竹落葉 谷口摩耶 202007
竹落葉散り敷く谷戸の黙深き 高木邦雄 末黒野 202008
ひらがなのりりりりりりり竹落葉 藤生不二男 六花 202009
樹の間から薄日漏れくる竹落葉 湯本正友 やぶれ傘 202009
波立てて湯ごと追ひやる竹落葉 森なほ子 あを 202009
中庭に灯の入りにけり竹落葉 藤生不二男 六花 202010
竹落葉→1

 

2021年5月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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