卒 業 6      117句

卒業後蛇口の数を思ひける   寺内幸子   現代俳句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
涙すぐ乾きて少女卒業す 中村碧泉 ぐろっけ 201107
被災の子一礼きりりと卒業す 山﨑青史 ろんど 201107
号泣子卒業式を泣かせたる 寺岡ひろし 雨月 201107
卒業や裏門出づる二人乗り 涼野海音 火星 201107
父の漁舟軽く小突きて卒業す 野沢しの武 風土 201109
列正し卒業式を待つ教師 佐藤淑子 雨月 201109
太平洋の水をしぼりて卒業す 安田優歌 京鹿子 201201
蛍光ペン咲かす筆立卒業す 能村研三 201203
隣席のにはかに静か卒業期 町山公孝 201204
記念樹にVサインせり卒業生 大日向幸江 あを 201204
絵硝子の天使も祝ぎぬ卒業式 中島久子 馬醉木 201205
大き夢抱きて吾子の卒業す 青野安佐子 201205
足音で心がわかる卒業式 丸山佳子 京鹿子 201205
卒業生赤いポストに見送られ 丸山佳子 京鹿子 201205
たかぶりしピアノに涙卒業生 江見巌 六花 201205
芽起しの雨やみにけり卒業期 城孝子 火星 201205
雨あとの樹相の張りや卒業す 北川英子 201205
自分史に改行いくつ卒業歌 千田百里 201205
卒業す微分積分苦手な子 井口淳子 201206
幼さの残る顔して卒業子 国包澄子 201206
肥桶をかつぐ遠き日卒業す 木島茶筅子 かさね 201206
食卓に卒業証書広げたり 亀井紀子 201206
亡き友の写真を胸に卒業歌 大森道生 春燈 201206
折鶴の羽根拡げたる卒業期 延広禎一 201206
卒業や衣裳ケースの二つ殖え 酒本八重 201206
卒業すわざと戯ける癖のまま 福島松子 ぐろっけ 201206
卒業す布襞巻きしヒポクラテス 細川知子 ぐろっけ 201206
卒業生和服袴にハイヒール 松木清川 ぐろっけ 201206
おさな児も髭を貯へ卒業す 山口庸子 ぐろっけ 201206
眼帯のをんな先生卒業歌 根本ひろ子 火星 201206
しみじみと未来を語る卒業子 青野安佐子 201206
ロッカーをもとの広さに卒業す 栗原京子 201207
卒業の目腐れ金とマッチ箱 瀬川公馨 201207
卒業や空き缶を打つ雨の音 涼野海音 火星 201207
一礼の目の奥澄める卒業子 水谷靖 雨月 201207
卒業の子と買うショパンの楽譜 陽山道子 船団 201212
卒業のその後いかにや秋日和 長島清山 かさね 201301
教へ子に卒業祝がるる菊の宴 片岡良子 雨月 201301
極まりし離愁を門に卒業子 桂樟蹊子 201302
壇上の礼ぎくしやくと卒業す 川崎真樹子 春燈 201304
卒業歌とどく厩に馬のかほ 山尾玉藻 火星 201304
卒業のとんと顔見せぬ子よ 井上信子 201304
卒業のきゃーきゃー制服のプリクラ 池田澄子 201304
幾とせを杜の都に卒業す 山崎里美 201305
卒業の祝いの電話変声期 松本周二 かさね 201305
叔母と姪の同じ校歌や卒業す 長久保郁子 かさね 201305
寄書の師より一巡卒業す 堀田順子 馬醉木 201305
上を向く者俯くものや卒業歌 笠井敦子 201305
親の積む積木くづして卒業す 熊川暁子 201305
卒業歌子よりも高く唄ひけり 平城静代 201305
口笛のワンコーラスに卒業す 大東由美子 火星 201305
卒業歌水面に寄れば光逸れ 大東由美子 火星 201305
一礼し新聞少年卒業す 門間としゑ 末黒野 201305
一筋の川となりゆき卒業歌 原友子 201305
たんぽぽの絮の行方や卒業歌 水原春郎 馬醉木 201306
生ひ立ちし山河を讃へ卒業す 南光翠峰 馬醉木 201306
卒業や海原を指す風向計 植田桂子 馬醉木 201306
別れあり出会ひもありて卒業期 鈴木としお 春燈 201306
返答の明るく双子卒業す 亀田やす子 ははのこゑ 201306
ラツピングして卒業の花になる 安居正浩 201306
ともだちに先に泣かれて卒業す 辻美奈子 201306
孫も子もみな散り散りに卒業期 鈴木良戈 201306
ランドセル小さくなりて卒業す 佐藤淑子 201306
お茶の水駅見下しに卒業期 鈴木石花 風土 201306
三十年余万葉講座卒業す 安永圭子 風土 201306
父の靴借りてスーツの卒業児 出口誠 六花 201306
それなりに孫大人びて卒業す 松木清川 ぐろっけ 201307
伝説の先輩となり卒業す 横内かよこ ぐろっけ 201307
起立してなんと不揃ひ卒業子 今瀬一博 201401
句点なき証書一枚卒業す 今瀬一博 201401
卒業といふ明日あり未来あり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
退位てふローマ法王卒業す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
卒業式日出づる国を忘れしか 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
バチカンを六百年振り卒業す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
卒業といふ明日あり未来あり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
卒業式日出づる国を忘れしか 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
退位てふローマ法王卒業す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201403
目頭をじつと押へる卒業歌 松本秀子 201404
卒業の子の胸ポケットの可能性 黒澤登美枝 201405
大人への階段に立つ卒業子 黒澤登美枝 201405
ロッカーをもとの広さに卒業す 栗原京子 201405
愛着の路面電車や卒業し 阪本哲弘 201405
骨折も反抗もして卒業す 城台洋子 馬醉木 201405
普賢岳へ息を大きく卒業子 城台洋子 馬醉木 201405
閉校と知つてゐる子の卒業歌 望月晴美 201405
六年をあれよあれよと卒業す 富川明子 201405
色褪せし卒業写真梅日和 藤見佳楠子 201405
寄す波に群るる鴎や卒業期 浜福恵 風土 201405
卒業式終へたる髪を切りにけり 高倉和子 201405
易々とわが身丈越し卒業す 田中貞雄 ろんど 201406
一番も三百番も卒業す 長谷川閑乙 馬醉木 201406
ピースピースと鳴く鳥のゐて卒業す 佐々木紗知 京鹿子 201406
四条行くえび茶の袴卒業日 山口キミコ 201406
娘の急に眩しくなりて卒業す 笹倉さえみ 雨月 201406
寮を出る卒業生に未来あり 片岡良子 雨月 201406
俳諧に卒業はなく卒寿過ぐ 藤岡紫水 京鹿子 201406
波いまは平らかにあり卒業歌 杉山哲也 馬醉木 201406
卒業だ!石ころ蹴って草蹴って 岡崎禎子 201406
卒業の指に確かむ書架の影 高田令子 201406
卒業や追試ひとつを思ひ出に 宮田香 201406
卒業歌時の流れに様変はり 桂敦子 201406
卒業子背に最後のランドセル 奥田茶々 風土 201406
卒業証書持つ輪のやがて散り散りに 高田令子 201406
袴着にチョゴリも見ゆる卒業生 田中たつを 雨月 201406
ひとりっ子卒業父方母方ゆ 定梶じょう あを 201406
屋上の空広々と卒業す 吉田葎 201407
母の背を越え美少女の卒業す 岡山敦子 京鹿子 201407
目の潤む父と握手し卒業子 水田壽子 雨月 201407
講堂に奏楽ひびき卒業す 水田壽子 雨月 201407
とびっきりの良い顔をして卒業子 堀井英子 雨月 201407
青灘の通船かさね卒業す 和田照海 京鹿子 201407
卒業子花アーチより乗船す 和田照海 京鹿子 201407
卒業子飛び立つ道の分かれけり 池田光子 201407
卒業式教師の声の上ずりて 堀井英子 雨月 201407
ノクターン卒業公演大歓声 伊吹之博 京鹿子 201408
屋上の空広々と卒業す 吉田葎 201408
少年は寡黙となりて卒業す 山田正子 201408
卒業 →7      

 

2021年3月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。