下 萌 5     44句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
下萌に出てうつくしき鼬かな 善野行 六花 202007
下萌やみどり児眠る母の胸 田中嘉信 春燈 202007
下萌えて人に踏まるるところかな 山本素竹 ホトトギス 202008
二月二日下萌句会 稲畑汀子 ホトトギス 202102
下萌ゆる学園都市の未来へと 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる煮くものに先駆けて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる副都心てふ彩りに 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
日表といふ下萌の機嫌かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる地球の寝息確かめて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる病める地球を癒しつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる宇宙の涯を近づけて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌に踏み出す孫の一歩かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌ゆる日本の明日を信じつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
下萌に弾む友情遠汽笛 松本鷹根 京鹿子 202104
下萌や今日六千歩良しとして 須賀敏子 あを 202104
下萌や野仏の顔優しげに 須賀敏子 あを 202104
下萌や窓の際まで攻め込み来 清水美子 春燈 202105
下萌の土手陥没す地震の後 森高武 風土 202105
下萌のあたりは踏まず歩を拾ふ 山田暢子 風土 202105
下萌や山羊のピンクの鼻の先 浅田光代 風土 202105
グランドに揃ふ掛声下萌ゆる 伊藤美緒 末黒野 202105
下萌や花壇の角に猫眠る 秋川泉 あを 202105
下萌の道行く灰の水曜日 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
下萌や坂道の色風やはし 長崎桂子 あを 202106
印南の野の下萌の別れかな 善野行 六花 202106
下萌えて風に吹かるることを知る 湖東紀子 ホトトギス 202107
丹精の金の成る木や下萌ゆる 遠藤レイ 春燈 202107
下萌やまだ硬き風すべらせて 森清堯 末黒野 202107
半鐘の錆びし櫓よ下萌ゆる 畑田久美子 202110
下萌にギター爪引く二人組 伊藤隆 202110
下萌や地球を青く膨らませ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
下萌や火山のやうな土竜塚 森岡正作 202204
鐘の音の行つたきりなり下萌ゆる 鈴木直充 春燈 202205
下萌や足場のパイプ外す音 丑久保勲 やぶれ傘 202205
下萌に座して孤独を陽にさらす 松本鷹根 京鹿子 202205
下萌てふ茶の湯の菓子や蕗のたう 梅津まり子 末黒野 202205
泣き黒子須可取焉乎下萌ゆる 篠田純子 あを 202205
下萌に佇つ病妻の息づかひ 堅山道助 風土 202206
下萌や土和らぐも風硬く 山口郁子 末黒野 202206
下萌や駆け出しさうな靴干さる 直江裕子 京鹿子 202207
捨て大根いただく畑の下萌えす 畑田久美子 202210
下萌や猿楽塚の小高くて 鈴木崇 202210
下萌や膝に来る児を抱き上ぐる 西住三惠子空 202211
逝きし人生れる人に下萌ゆる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202302
下萌→ 1

 

2023年2月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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