新 藁 2     32句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
新藁の匂ひ昭和を解き放つ 鴨下昭 201501
化野の闇を新藁匂ひけり 浜口高子 火星 201501
畝に敷く新藁の香や葱作り 関桂二 201504
新藁の粉舞ひ上がるかくれんぼ 吉田葎 201601
新藁をたつぷり敷きぬ兎小屋 三好かほる 万象 201602
新藁の匂ひをつけて下校の子 永淵惠子 201603
神の田の新藁まじへ注連を綯ふ 西住三恵子 201611
新藁や醸すひと言貰ひたる 荒井和昭 201612
新藁に凭れ後悔してゐたり 小林朱夏 201701
新藁の香のほのぼのと仔牛立つ 山口順子 馬醉木 201702
新藁の山と積まれて猫車 渡邉孝彦 やぶれ傘 201702
新藁の穂もて作りし箒かな 中川句寿夫 ここのもん 201705
新藁の香に寄り添へる牛親子 稲畑廣太郎 ホトトギス 201710
新藁の干さるるまきに子の芝居 近藤暁代 馬醉木 201712
新藁を干す香の甘き日暮かな 深川淑枝 201802
新藁の香り一村熟睡す 山中志津子 京鹿子 201902
新藁をつけたる仔牛寄り来たる 永淵恵子 201905
犬小屋に敷いて新藁こころ和ぐ 定梶じょう あを 201912
新藁の束に座れば山へこむ 穐好樹菟男 馬醉木 201912
新藁の散らばつてゐる納屋の前 高倉和子 202003
新藁や牛舎に分娩予定表 田中佐知子 風土 202011
畳屋の新藁匂ふ腕捌き 長尾タイ 末黒野 202103
指輪無き手に新藁の匂ひかな 原友子 202105
長寿祝ふ新藁の薦被り 小張志げ 春燈 202112
新藁の夜風に匂ふ遠州路 間島あきら 風土 202112
新藁の匂ひ芳し道祖神 山田六甲 六花 202112
新藁を刻みし匂い幼年期 伊藤昌枝 202202
新藁を鍬もて均し畝作り 井上和子 202205
新藁を積みたる納屋に猫眠る 石橋幾代 202206
新藁の香にしばらくは居るつもり 亀田虎童子 あを 202208
長寿祝ふ新藁の薦被り 小張志げ 春燈 202212
京橋や新藁匂ふ和箒舖 藤野武彦 202212
新藁→ 1      

 

2023年9月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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