新 涼 5   100句

新涼の画を見る女画の女    福田蓼汀

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
新涼や一字一句に身を研ぎて 林友次郎 遠嶺 200612  
新涼の豆に楊枝をさしてみる 小阪喜美子 遠嶺 200612  
新涼や兵児帯のぞく桐箪笥 小宮山勇 遠嶺 200612  
新涼や白木の卓のハーブティー 小林眞彦 遠嶺 200612  
ワイングラス重ね新涼分ち合ひ 味村志津子 雨月 200612  
新涼の独佛ワイン飲み比べ 秋田直己 ぐろっけ 200612  
琴運び出す新涼の公民館 今井忍 ぐろっけ 200612  
新涼の学舎に響く竹刀打ち 内山芳子 ぐろっけ 200612  
新涼の風拾ひつつ旅にあり 安原葉 ホトトギス 200701  
新涼やかたまる鳩のふくみ声 松原智津子 万象 200701  
新涼や生れてすぐに亡ぶ雲 大槻光枝 京鹿子 200701  
新涼のポプラ並木に生れけり 渡辺玄子 酸漿 200701  
新涼の朝の間に発つひとり旅 安原葉 ホトトギス 200702  
新涼や妻の鳴らせる皿小鉢 長沼紫紅 200702  
新涼となりゆく日々にひと心地 浅井青陽子 ホトトギス 200703  
新涼や久に聞きたる槌の音 中村禎子 八千草 200703  
新涼や舌に残れる加賀落雁 池崎るり子 六花 200704  
新涼や眠りを破る音のなく 池崎るり子 六花 200704  
新涼や急いで渡る青信号 池崎るり子 六花 200704  
新涼の身にそふ灯かげありにけり 久保田万太郎 春燈 200705 句集『草の丈』
新涼や岩温泉で猿およぐ 松下幸恵 六花 200705  
新涼の里山越えて来りけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
木蔭より新涼生れくる早さ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
鯉口を開けて新涼吐き出せり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼や朝の厨の蛇口より 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
移転の荷新涼を閉ぢ込めてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼の存問となる二階かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼をガイドの声に見つけもし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
総門に山門に新涼の風 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼といふあなたとの距離であり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼やもう阪神は白旗か 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
新涼や高層ビルの奈落より 稲畑廣太郎 ホトトギス 200708  
川風といふ新涼を身にまとふ 稲畑汀子 ホトトギス 200708  
新涼の和服きりりと着こなして 稲畑汀子 ホトトギス 200708  
新涼の風とベンチのあれば足る 稲畑汀子 ホトトギス 200708  
新涼や滾るを告げて笛と湯気 鷹羽狩行 200709  
新涼や汀に沿へば波の寄り 鷹羽狩行 200709  
新涼の一樹の空と遠い嶺 小澤克己 遠嶺 200709  
新涼を摩す一巨木泉岳寺 安陪青人 雨月 200709  
新涼や家霊棲みたる書架の奥 能村研三 200709  
新涼や持てば生まるる筆の影 鷹羽狩行 200710  
新涼の紙より薄き鉋屑 北川英子 200710  
新涼の画鋲でとむる落し物 小嶋洋子 200710  
新涼や子規の机に子規の貌 神蔵器 風土 200710  
新涼や寝起きの髪を指で梳き ことり 六花 200710  
風汲めば嵯峨野は新涼なる香り 豊田都峰 京鹿子 200710  
端像の襞ひとすぢづつの新涼 豊田都峰 京鹿子 200710  
新涼のほのと灯ともし屋敷神 谷榮子 雨月 200710  
新涼の白磁の壺のまろみかな 馬場由亀雄 200711  
新涼の衣をつくろふ絹の糸 吉田明子 200711  
新涼や新刊句集の一頁 内野俊子 春燈 200711  
新涼やひと夜の花の名残り紅 吉村さよ子 春燈 200711  
新涼や犬に賢き目鼻立ち 市村義夫 風土 200711  
枕許に新涼の使者ウンカ来る 今谷脩 ぐろっけ 200711  
新涼の書架より降ろすヘッセの書 山口天木 雨月 200711  
新涼や鉄の匂の楔打つ 石田阿畏子 馬醉木 200711  
新涼や風見ゆるほど窓磨く 望月晴美 200711  
新涼の砲台跡の五角形 小嶋洋子 200711  
新涼の香とも三つ葉を刻みけり 舛田初惠 酸漿 200711  
新涼や透かむばかりに鉋屑 上慶子 200712  
新涼や蔵町渡る夕の鐘 渡辺方子 万象 200712  
新涼の墓の文字彫る前かがみ 山下昇士 200712  
新涼や金髪少女のおさげ揺れ 伊東恵美子 馬醉木 200712  
新涼の旅の荷に鳴る土鈴かな 野坂民子 馬醉木 200712  
新涼の歩幅や七つ星のこゑ 小宮山勇 遠嶺 200712  
新涼の琥珀の月の宿りかな 本橋葉月 遠嶺 200712  
新涼の風に吹かるもお蔭様 丹生をだまき 京鹿子 200712  
新涼の一歩一歩の歩幅増す 岡有志 ぐろっけ 200712  
新涼の明日着る喪服吊しけり 加藤奈那 ぐろっけ 200712  
新涼や息かけて拭く姫鏡台 蘭定かず子 火星 200712  
新涼やほうと風過ぎ刻が過ぎ 坪井洋子 200712  
新涼や加賀友禅の筆はこび 田下宮子 200801  
新句碑に佇つ新涼の風つれて 安原葉 ホトトギス 200801  
新涼や砂紋定かに由比ヶ浜 榊原見牛 200801  
新涼の雑巾きつくしぼりけり 藤田裕子 万象 200801  
新涼や正三形の家族の輪 山元志津香 八千草 200801  
新涼の阿波の國から和三盆 岡本幸枝 ぐろっけ 200801  
新涼や和菓子の皿は武骨にて 斎藤弘行 遠嶺 200802  
新涼を言ひつつ袈裟をたたまるる 山田美恵子 火星 200803  
新涼や僧のかかへし河童絵図 林友次郎 天帝 200806  
新涼や愛子柏翠虚子の道 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
新涼を発ち新涼へ二百キロ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
摩天楼屋上といふ新涼に 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
ビルといふ新涼拒む壁であり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200808  
新涼の旅路を偲ぶ家居かな 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
新涼をまとへばそこが松林 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
新涼の風の木洩日身ほとりに 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
高台といふ新涼をさそふもの 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
新涼の旅のはじまる朝かな 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
山門に新涼の風渡りけり 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
新涼のここを通はれをられしと 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
新涼や太鼓結びに帯しめて 山仲英子 200809  
新涼の六腑養生怠るな 伊藤白潮 200809  
新涼の貝殻一つ持ち帰る 宇都宮滴水 京鹿子 200809  
新涼や赤を灯せるテレビ塔 朝妻力 雲の峰 200809  
新涼に押されてけふの始まりぬ 菅原健一 200810  
新涼や赤きワインをすかしみて 西本輝子 雨月 200810  
新涼のマイバス・キッチン・マイトイレ 木村茂登子 あを 200810  
新涼の面吹かるる露坐仏 安立公彦 春燈 200811  
新涼や藍のしたたる絞り染 山本康夫 200811 新涼 6→

 

2019年9月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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