新 涼 2   100句

新涼とうなづき顔にをりにけり    森澄雄

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
湖渡り野に新涼を濯ぐ雨 吉村ひさ志 ホトトギス 200103  
新涼のおもてに男熨斗をつけ 延原ユキエ 船団 200103  
新涼や潮の香遠き朝の風 稲畑汀子 ホトトギス 200108  
立て直す心新涼まとひけり 稲畑汀子 ホトトギス 200108  
新涼に収まる兆しある一事 稲畑廣太郎 ホトトギス 200109  
すれ違ふ船新涼を分ちつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200109  
新涼の明けの明星待ちゐたり 福田みさを いろり 200109  
富士見ゆる椅子に新涼分かちをり 前田達江 200110  
新涼や山のあはひを雲過ぐる 小林あつ子 火星 200110  
新涼の磯波めぐる潮仏 内藤順子 酸漿 200110  
新涼や妻と組む腕引き寄せて 金子つとむ 俳句通信 200110  
新涼の坂くだりくる碁打かな 北吉裕子 俳句通信 200110  
新涼や膝揃へ待つ作務の僧 山田弘子 円虹 200110  
新涼の生き身の釈迦を拝みたし 大橋敦子 雨月 200110 清涼寺にあり
新涼や一夜泊りの太柱 渡邉友七 あを 200110  
新涼や茗荷の載りし朝の卓 能村登四郎 羽化 200110  
新涼や一椀の粥かがやけり 能村登四郎 羽化 200110  
新涼を身よりもこころ覚りをり 能村登四郎 羽化 200110  
新涼や観音開きに文庫蔵 小野寺和子 200111  
新涼や茶杓となすに竹削り 宮川みね子 風土 200111  
新涼や石を越えゆく水の束 宮川みね子 風土 200111  
新涼や山を出でゆく山の水 武井美代子 風土 200111  
新涼の月へ真白き椅子ひとつ 小澤克己 遠嶺 200111  
新涼や高さの違ふ餌付台 大曽根育代 遠嶺 200111  
鳩発つて新涼の土匂ひけり 阿部いく子 百鳥 200111  
新涼の眠り深めぬ朝の雨 佐藤悦子 百鳥 200111  
新涼や水筒の水犬と飲む 郷田健郎 百鳥 200111  
新涼の子の部屋にわが本増ゆる 杉浦典子 火星 200111  
新涼を医の待合に言ひ合へり 津田経子 火星 200111  
新涼や学びの神は高座ます 豊田都峰 京鹿子 200111  
剃あとを撫で新涼を確かめる 松本鷹根 京鹿子 200111  
新涼やマイクの声の無人駅 久保田一豊 いろり 200111  
新涼やチューニングして指揮者待つ 波多洋子 銀化 200111  
新涼や雲影速き伯耆富士 大柳篤子 俳句通信 200111  
新涼や葉末に風の音のあり 山本田津子 200111  
新涼や睫の長き子は十四 岡淑子 雨月 200112  
新涼や鏡ヶ池に映る鷺 安倍いさむ 円虹 200112  
新涼の風飛ぶものに咲くものに 半田陽生 円虹 200112  
新涼や白き封書の届く午後 林友次郎 遠嶺 200112  
新涼や掌に馴染みたる抹茶碗 大澤君予 遠嶺 200112  
新涼や山上湖より星だより 関口幹雄 遠嶺 200112  
新涼や漢の捌く水馴棹 中根栄子 遠嶺 200112  
新涼や眉に一本長白毛 内藤三男 ぐろっけ 200112  
新涼の風さやさやと水衣 遠藤和彦 遠嶺 200201  
新涼や磨きて菊花石の艶 長田等 200201  
新涼や指で弾けば壺応へ 安西可絵 200201  
新涼や卵を握るたなごころ 郷坪敏幸 200201  
新涼の高野を囲む嶺いくつ 鵜飼紫生 雨月 200202  
白樺の雨新涼となりにけり 木村享史 ホトトギス 200203  
露天湯にゐて新涼の雨に濡れ 木村享史 ホトトギス 200203  
新涼や増えゆく旅のスケジュール 稲畑汀子 ホトトギス 200208  
片付けし机上新涼自ら 稲畑汀子 ホトトギス 200208  
新涼や夜風を入れて稿を次ぐ 稲畑汀子 ホトトギス 200208  
新涼や婚整ひし子と妻に 朝妻力 雲の峰 200209 長女婚約
うしろより来て新涼の髪ほぐす 小澤克己 遠嶺 200209  
新涼や落葉松もまた素顔にて 澤田緑生 馬醉木 200210  
新涼や女神は一糸まとはざる 澤田緑生 馬醉木 200210  
新涼や葉書いちまい発たせけり 豊田都峰 京鹿子 200210  
新涼の夢や五山のちぎれ雲 藤井基史 帆船 200210  
新涼や葉裏を見せて山の木々 橋本光子 酸漿 200210  
新涼の寺百畳の法話かな 川村政枝 築港 200210  
新涼や諾と返信はがき出す 山田弘子 円虹 200210  
新涼や糸口の見え初めしこと 山田弘子 円虹 200210  
打つて変つてけさ新涼を賜ひけり 松井のぶ 200210  
新涼の展望台に立ちにけり 長山野菊 雲の峰 200210  
新涼のサラダたつぷり装ひけり 鶴田武子 雲の峰 200210  
新涼や木椅子は影を長く引き 岩崎皓子 雲の峰 200210  
新涼や鯉手捕りしと佐久の女 皆川盤水 春耕 200210  
新涼や目覚めて手足たよりなし 加瀬美代子 200210  
新涼の日を走らせて帆綱張る 岡田貞峰 馬醉木 200211  
五指ひらき閉ぢて新涼つつがなし 斎藤道子 馬醉木 200211  
ロケが来てゐる新涼の山湖かな 川口襄 遠嶺 200211  
新涼や老眼鏡を誂へて 船山博之 百鳥 200211  
新涼や和紙の里より和紙とどく 船山博之 百鳥 200211  
新涼の梁の真下に眠るかな 佐藤よしい 風土 200211  
新涼や二枚つづきの指定席 為頼小夜子 帆船 200211  
新涼の朝風に稿つなぎけり 田中子 円虹 200211  
黒光りする新涼の三和土かな 田中子 円虹 200211  
新涼の舟小屋を鎖す鍵の音 千田百里 200211  
新涼や良くものを言ふ主治医の眼 小野島淳 200211  
新涼やキャベツは塩をはじきたる 山田三江子 200211  
新涼の風さはさはと飯炊くる 清水由惠 200211  
新涼や若き頃知る人とゐて 平野隆志 銀化 200211  
新涼の夕ベ夫待つ心なほ 佐野布娑 雨月 200211  
新涼や朝湯帰りの下駄の音 清水和子 酸漿 200211  
新涼や手足さらりと乾きをり 東芳子 酸漿 200211  
新涼やまっさらな朝深呼吸 吉田裕志 200212  
新涼の田圃囲ひの蕎麦処 宮澤さくら 遠嶺 200212  
新涼や舟唄に酔ふ川下り 石山民谷 遠嶺 200212  
新涼や甘味処の藍の皿 佐野静子 遠嶺 200212  
二度寝してをり新涼の雨音に 佐保美千子 円虹 200212  
新涼や百号の画に後退り 平田倫子 百鳥 200212  
新涼や弥勒菩薩の指細き 岡淑子 雨月 200212  
新涼の朝や手足に言ひ聞かす 青山丈 200212  
新涼の白きエプロン朝炊ぎ 香月公恵 200212  
新涼やウズベキスタンの空港 吉本淳 ぐろっけ 200212  
新涼の薩摩切子の紺深し 柿澤喜三郎 百鳥 200212  
杉皮を剥ぐ新涼の空の下 清水明子 遠嶺 200212  
新涼の悠然と立つダビデ像 芳賀雅子 遠嶺 200212  
新涼の光巻きこむ波がしら 坂本ひさ子 遠嶺 200212 新涼 3

 

2019年9月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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