新 緑 5       111句

新緑やたへにも白き琴弾く像  山口青邨  歳時記(産調出版)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
新緑や気力活力充電す 三崎千恵子 ろんど 201008  
新緑にトーテムポール見え隠れ 和田一 雨月 201008  
新緑や女人高野の晴れ渡り 小原登志春 雨月 201008  
たつぷりと老い新緑の中にをり 竹下昌子 201008  
新緑の森に雨降る明るさよ 清水伊代乃 酸奬 201008  
新緑の中に駆け込み深呼吸 續木文子 あを 201008  
新緑や庭の蓋付ドラム缶 東亜未 あを 201008  
新緑や子孫残してなほも生く 高橋将夫 201009  
新緑の出羽の一夜を車中泊 田中臥石 末黒野 201009  
今生の旅新緑の会津越え 田中臥石 末黒野 201009  
ふり向きもせず新緑ヘランドセル 松田泰子 末黒野 201009  
新緑をぐるり回して逆上がり 小泉貴弘 春燈 201009  
新緑の天蓋の下にぎりめし 笠井敦子 201009  
新緑や歩幅大きく森に入る 中村洋子 風土 201009  
新緑にカリヨンの音きららかに 高橋大三 ぐろっけ 201009  
新緑の木立抜け行くモノレール 上原光代 酸奬 201009  
新緑やよろめく程の孤独感 瀧青佳 ホトトギス 201010  
新緑に谺とけこむ三姉妹 梶浦玲良子 六花 201010  
新緑や貴船鞍馬は一本道 西村雪園 風土 201101  
新緑の山隠す雨ストレス学 長谷川鮎 ぐろっけ 201105  
新緑や門を透せる蘇鉄濃し 山田六甲 六花 201105  
新緑に鎮もる五欲深呼吸 塩路隆子 201107  
新緑に村人の笑み水自慢 伊藤憲子 201107  
新緑に癒されそぞろ夫婦道 松田和子 201107  
新緑を目に留めたるも晴れぬまま 佐藤健伍 201107  
汝在らば古稀新緑の誕日ぞ 大橋晄 雨月 201107  
新緑を風かき分くる宮参り 加納淳子 六花 201107  
新緑の中の酒蔵訪へり 青木政江 酸漿 201107  
新緑の色極まれる雨上り 中村ツヤ子 酸漿 201107  
新緑の香りとりこむ掌 吉弘恭子 あを 201107  
新緑のうづまく森や水の里 宮田香 201108  
新緑に研磨体験若狭箸 山口キミコ 201108  
新緑や子のゐぬ部屋の鳩時計 木下慈子 馬醉木 201108  
新緑や堂の扉に鳳と凰 内藤静 風土 201108  
新緑の風匂ひたつ金色堂 佐橋敏子 春燈 201108  
五重塔新緑の空支へたる 佐藤博重 春燈 201108  
新緑の生垣頼りに試歩練習 山田をがたま 京鹿子 201108  
新緑の茶事に我慢の正座なり 泉田秋硯 201108  
新緑やこれ見よがしに雨あがる 近藤ともひろ ろんど 201108  
新緑の闇の怖しと寝まりけり 笠置早苗 火星 201108  
籠居を解き新緑の町へ出づ 高橋照子 雨月 201108  
新緑やあと百段の奥の院 小嶋紘一 末黒野 201108  
新緑の森に逃がれし彼の日かな 小野口正江 末黒野 201109  
新緑の森迫り出すや海の上 山田本女 末黒野 201109  
新緑を彩る鳥の声であり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205 明石公園夏鳥探鳥俳句会
新緑の館新しき船出かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
新緑に鐘の音溶けてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
新緑を近付けて飛機傾けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
新緑のトンネル十九抜けて旅 稲畑汀子 ホトトギス 201205  
たたなはる土佐の山々新緑に 稲畑汀子 ホトトギス 201205  
弔電を打ち新緑の庭に出る 稲畑汀子 ホトトギス 201205  
新緑や少年すくと座を譲る 水原春郎 馬醉木 201206  
雨に濡れ新緑さらに青みたる 本郷宗祥 かさね 201207  
新緑の風胸中を塗り替へる 松葉よし江 201207  
前に花背に新緑の九体佛 川端俊雄 火星 201207  
新緑や老いたる木にも若木にも 向江醇子 ぐろっけ 201207  
新緑へ闇潜り行く談話かな 柳本渓光 ろんど 201207  
新緑の香に包まれてひとり住 杉本綾 201208  
新緑の中を音なく屋形船 中川すみ子 201208  
新緑の風は希望をふくらます 高橋将夫 201208  
新緑の色を分けたる山の形 岩下芳子 201208  
日射し浴び新緑森を深くして 田島昭人 かさね 201208  
新緑の色を違へて山の襞 小松昭子 風土 201208  
新緑や三次元ではもの足りず 濱上こういち 201208  
新緑の森は点描画の巨匠 甕秀麿 201208  
新緑に開かれてゐる飼育箱 直江裕子 京鹿子 201208  
新緑の森吊りあぐる大クレーン 直江裕子 京鹿子 201208  
風荒き日の新緑の樹々いとし 大橋敦子 雨月 201208  
庭の樹々に新緑の風強すぎる 大橋敦子 雨月 201208  
新緑を基壇に聳え巴里の塔 塩路隆子 201209 エッフェル塔
新緑や鯉の跳ねたる音重し 久保東海司 201209  
新緑の中にひときは朴一樹 生田作 風土 201209  
新緑の風に噎せたる八十八仏 佐瀬晶子 ろんど 201209  
新緑の谷ヘバンジージヤンプかな 廣瀬雅男 やぶれ傘 201210  
新緑はまぶし新刊書のにほひ 竹貫示虹 京鹿子 201305  
踏み入りて染まる新緑うら高尾 コ田千鶴子 馬醉木 201306  
新緑の朝をたたふる禽の声 田所節子 201306  
新緑の落葉松林風渡る 松原智津子 万象 201306  
水面の新緑を掻き濠の舟 加納淳子 六花 201306  
新緑やいっぷく亭の昼御膳 高谷栄一 201307  
新緑のフィトンチッドを深く吸ふ 三川美代子 201307  
新緑の匂ふ庭園普茶料理 難波篤直 201307  
新緑の中に古塔の確と在り 伊東和子 201307  
新緑や雨の明るき山の駅 鈴木靜恵 春燈 201307  
新緑を瞼に宿し旅果つる 岡野ひろ子 201307  
新緑や小指が叩くエンターキー 黒澤登美枝 201307  
新緑やけやき並木は空狭め 長久保郁子 かさね 201307  
新緑に吸ひ込まれゆく山路かな 安斎久英 末黒野 201310  
山動くとは新緑の山であり 栗原京子 201310  
新緑の僧に蔭なす布施ごころ 落合由季女 雨月 201311  
新緑と哀史を抱く御陵かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201405  
新緑の蔭の遊んでをりし庭 稲畑汀子 ホトトギス 201405  
新緑は被曝山河の鼓動なり 布川直幸 201405  
見霽かす新緑の海風渡る 斉藤裕子 あを 201407  
大寺の新緑映ゆる古書の市 大橋晄 雨月 201407  
大き息して新緑に深入りす 森下康子 201407  
新緑を都大路の貴けり 山田天 雨月 201407  
新緑や寺全山が輝いて 高柳ゆき子 201407  
新緑や見知らぬ人のありがたう 山荘慶子 あを 201407  
新緑に浮き立つ白やヒトツバタゴ 斉藤裕子 あを 201407  
青丹なる回廊格子を透く新緑 豊田都峰 京鹿子 201408  
新緑を潜りくぐりて水清し 大橋晄 雨月 201408  
新緑や空に鴟尾おく東大寺 平居澪子 六花 201408  
新緑の木洩れ日を浴び無蓋バス 前原マチ 末黒野 201408  
新緑の洗ひし風のベランダに 宮城勉 万象 201408  
新緑の香に包まるる茶室かな 高橋照子 雨月 201408  
新緑のあまたの中の樟の彩 大橋晄 雨月 201408  
新緑に肌まで染まり陶の里 木戸宏子 201408  
新緑に染めし指より詩よ生れよ 有松洋子 201408  
新緑に祈願尊し五色布 片岡久美子 201408  
新緑にビーカー掲げ英世像 大橋晄 雨月 201408  
港都新緑山側も海側も 栗山恵子 雨月 201408  
殉職の碑に新緑の木洩れ日が 大橋晄 雨月 201408  
新緑の高崎線の片思ひ 濱上こういち 201408  
新緑の夜明の鳥語牧にあふれ 沼澤石次 馬醉木 201408  
新緑を映して澄めり潦 谷田部栄 万象 201408  
新緑や白亜の石の供養塔 山崎稔子 末黒野 201409  
新緑や触れらるる馬尿をして 永田万年青 六花 201409  
新緑の木蔭や憩ふ乳母車 吉田きみえ 末黒野 201409  
新緑の牧に放たる木曽の馬 永田万年青 六花 201409  
新緑の風一吹きや露天風呂 前川美智子 末黒野 201409  
新緑の眠気を誘ふ心地かな 鈴木礼子 末黒野 201409  
新緑のしづくぱらぱら受けにけり 白石正躬 やぶれ傘 201410  
新緑のみどりの息をわれも吐く 有松洋子 緑光 201411  
新緑の里に棚田を数へをり 林いづみ 風土 201411  
新緑や補助輪はづす父と子と 有松洋子 緑光 201411  
新緑をゆき万緑の湖に着く 嶋田一歩 ホトトギス 201412  
新緑や巌つらぬく那須疎水 近昌夫 春燈 201412  
新緑やたちまち想うかみのけ座 田口鷹生 201505 新緑 →6

 

2016年5月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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