新 緑 3       100句

一頭づつ顔出し新緑の馬しづか   高島茂   俳句年鑑

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
新緑の樹に一本の竹箒 柿沼盟子 風土 200507  
新緑の漲る里へ退院せり 望月ひろゆき 200507  
新緑へ轆轤の壺のせり上がる 角南英二 栴檀 200507  
新緑の気比に砂持ち遊行かな 中野あきを 築港 200507  
新緑の山に鉄塔古びたり 野海衣子 築港 200507  
美術館出て新緑の眩しかり 横井澄子 築港 200507  
新緑に埋れてしんと美術館 中島暉子 対岸 200507  
雲ためて沢新緑の夜明けり 長田秋男 酸漿 200507  
新緑の木漏日を浴び鏡花の碑 石原光徳 酸漿 200507  
新緑や文学館の少女像 村田さだ子 酸漿 200507  
全山新緑その懐に鳥となる 大高芭瑠子 炎夏 200507  
新緑や細きかかとの嬰を抱く 内堀京子 河鹿 200508  
新緑や団地はなべて坂ばかり 松永弥三郎 河鹿 200508  
新緑やひとかたまりの城下町 木原紀幸 河鹿 200508  
新緑に城凛として鳶一羽 永井孔雀 200508  
新緑を駆け浄心の一書成る 小澤克己 遠嶺 200508  
息吸つて身に新緑の香を充たす 遠藤真砂明 200508  
新緑のこのみづみづしさに浸りをり 壇原さち子 酸漿 200508  
新緑や拭込まれたる坊の廊 壇原さち子 酸漿 200508  
新緑のびつしりと揺れお城山 田中千枝子 対岸 200508  
新緑や光悦の書く山丸し 豊田都峰 京鹿子 200508  
新緑のみちのく目指す高速道 鈴木石花 風土 200508  
新緑の光を浴びる歩も軽し 馬場美智子 六花 200508  
新緑や球磨のしぶきの川下り 木原紀幸 河鹿 200509  
新緑や丸に十の字の幟旗 木原紀幸 河鹿 200509  
新緑の処を得たる色となり 加藤君子 火星 200509  
新緑やこけら落しの講演会 高木武人 百鳥 200509  
新緑の句座四阿を占拠して 久保晴子 雨月 200509  
新緑の水滴映える御室御所 倉橋房子 栴檀 200509  
新緑へ一直線の鷹迅し 水野加代 万象 200603  
二時間といふ新緑の鉄路かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200605  
新緑の寺は自然と語り合ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200605  
新緑や芭蕉と未来繋ぐ都市 稲畑廣太郎 ホトトギス 200605  
新緑の森抜けて来し青空に 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
新緑の光るは雨意の近きこと 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
新緑に酔ひたるや道迷ひけり 稲畑汀子 ホトトギス 200605  
新緑の山塊朝の代田に澄む 瀧春一 常念 200606 富士見附近
新緑の山垣庇なす居雲 瀧春一 常念 200606 島々より澤渡へ
ほととぎす新緑眞日をつつみたる 瀧春一 常念 200606 輕井澤
新緑にたかぶり鳴くか鷦鷯 瀧春一 常念 200606 角間峽
新緑に宿りて厚き夜の衾 瀧春一 常念 200606  
新緑が藻のごと揺れて雨が降る 大橋麻沙了 雨月 200606  
新緑や時の鐘つく興福寺 村上みきお 万象 200606  
新緑やいよよ細身の女子ゴルファー 鷹羽狩行 200607  
新緑の木洩れ日神の啓示とも 森岡正作 200607  
新緑の森こんもりと朝の光 淡地和子 雨月 200607  
雨を得て沢の新緑躍りけり 長田秋男 酸漿 200607  
新緑の色細やかに春近し 藤原さちよ 酸漿 200607  
新緑の間を光る瀬戸の海 武田美雪 六花 200607  
新緑や剛の金歯光りゐて 浜明史 風土 200607 二十五年ぶりに田中佐知子氏の三男、剛君来訪
新緑の中やよく食べよく歩き 八木下巌 200607  
新緑の中の茶房やランプ吊る 畑絹枝 馬醉木 200608  
新緑の参道急ぐ巫女ふたり 大久保恵美子 遠嶺 200608  
新緑のピーターパンの生れるかも 加藤京子 遠嶺 200608  
新緑の棹さす音の中にゐて 森佳子 遠嶺 200608  
新緑にライフジャケット映えてをり 森佳子 遠嶺 200608  
新緑はジルバのリズムで揺れてをる 植木戴子 200608  
無音なり新緑浴の無我の興 伊藤アエ子 四葩 200608  
新緑やランプ明りの露天風呂 佐藤三男 万象 200608  
新緑に一際目立つ花水木 山形麗子 ぐろっけ 200608  
新緑の社の祭静かなり 岸野美知子 酸漿 200608  
新緑と呼ぶには幼な芽吹き道 岩松八重 六花 200608  
新緑に視線そらしてしまいけり わかやぎすずめ 六花 200608  
新緑のやさしき重さ聖五月 平居澪子 六花 200608  
北大の残花新緑直線路 泉田秋硯 200609  
新緑や小径の長き美術館 平田裕子 遠嶺 200609  
新緑の山路やさしき鳴子百合 高橋ふじ 酸漿 200609  
新緑に抱かれ湖の明け初むる 中緒和子 酸漿 200609  
新緑や富士南麓に戦車轍 牧野麦芽 京鹿子 200609  
新緑となりし吉野の山思ふ 安原葉 ホトトギス 200610  
機関車は新緑を抜け煌めけり 藁谷文枝 遠嶺 200610  
神木の新緑といふ明るさに 稲畑廣太郎 ホトトギス 200705  
新緑に古刹は霊気放ちけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200705  
新緑の多摩の稜線近づき来 稲畑廣太郎 ホトトギス 200705  
塗りかへて今新緑の庭となる 稲畑汀子 ホトトギス 200705  
新緑や坂のぼりゆく集乳車 米山喜久子 200707  
新緑や縁側で飲むハーブテイー 岩木茂 風土 200707  
新緑や渓に配りし川釣師 西山美枝子 酸漿 200707  
新緑を行きて贅肉目立ちけり 泉田秋硯 200708  
新緑や屋根あるところ人の住み 鷹羽狩行 200708 伊豆高原
新緑のひと葉ひと葉に男雨 布川直幸 200708  
新緑の街音を聴き憩ひけり 鴨下昭 200708  
新緑に音なき音や四万の雨 島田山流 春燈 200708  
新緑を縫ひしボールの行方かな 木村冨美子 遠嶺 200708  
新緑の校庭バレー部陸上部 堀井英子 雨月 200708  
新緑の襞かげりゆく二上山 村田冨美子 京鹿子 200708  
新緑の冷えて澄みたる夜空あり 長沼三津夫 200708  
新緑にひらく詩集のうすみどり 平野伸子 馬醉木 200708  
新緑のむすぶ手にある水の勢 高尾幸子 遠嶺 200709  
新緑をとかして雨の匂ひをり 木村冨美子 遠嶺 200709  
新緑の空中散歩リフトかな 河口仁志 200709  
新緑の楠公さんのまつりかな 池崎るり子 六花 200709  
新緑や黒き瓦の屋根眩し 池崎るり子 六花 200709  
地下道を抜け新緑のひかりかな 池崎るり子 六花 200709  
空腹もよし新緑の風美味し 山田弘子 ホトトギス 200710  
太白や新緑沈みゆきし闇 長山あや ホトトギス 200710  
新緑を育てる雨として清し 稲畑廣太郎 ホトトギス 200805  
新緑の庭に水音加はりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200805  
新緑の狭庭奥行生れけり 稲畑汀子 ホトトギス 200805  
新緑を踏まへ東京タワーの朱 鷹羽狩行 200806 新緑→ 4

 

2014年5月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。