新米・今年米 5     32句

 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
手のひらの香りと艶や今年米 高埜良子 春燈 202112
新米を少し固めに炊きあげる 須賀敏子 あを 202112
新米の香や高盛りの一本箸 小林文良 春燈 202201
新米や納屋に古びし鞍のあり 吉村涼子 202201
帰還せし兄へ新米こそ馳走 落合絹代 風土 202201
新米や一斗釜ある相撲部屋 岡本尚子 風土 202201
はらからの恙無しやと今年米 平田きみ 末黒野 202201
貯蔵庫に扶持の新米積まれけり 鈴木礼子 末黒野 202201
新米は湖国の光放ちをり 高木晶子 京鹿子 202201
新米美し我ら団塊の世代 井尻妙子 京鹿子 202201
千枚田の新米でありよく噛んで 半谷洋子 202201
三宝の新米白砂より白し 山田六甲 六花 202201
注文の名水で磨ぐ今年米 本郷桂子 ホトトギス 202203
新米を炊けば湖の香沃土の香 本郷桂子 ホトトギス 202203
ヒマラヤの塩で新米握りたる 本郷桂子 ホトトギス 202203
新米を磨ぐ一と粒も流さずに 木村享史 ホトトギス 202205
新米に箸喜んでをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
葛城の水の新米芳しき 神野未友紀 202210
新米をかばたに笊旅で回しとぐ 山田六甲 六花 202210
筆まめの白寿の母や新米来 荒井慈 春燈 202212
新米や自称左党の納豆好き 鈴鹿呂仁 京鹿子 202212
新米の五キロを前歯で提げにけり 田尻りさ 六花 202212
故郷の香り豊かや今年米 高木邦雄 末黒野 202301
今年米今日届きけり雲高し 小長谷紘 末黒野 202301
新米や逸りて薄きおみおつけ 小林文良 春燈 202301
今年米を仕舞ふ蔵の戸重きかな 眞田忠雄 やぶれ傘 202302
新米や肩に食ひ込む宅配便 新倉ゆき江 末黒野 202302
うららかや新米の父嬰を抱き 黒滝志麻子 末黒野 202307
古釜のしづかに新米炊き上ぐる 森田明成 202308
新米のおにぎり大き能登茶店 今井康子 202308
新米に一合枡の黒光り 横田敬子 202309
新米や虚子命名の酒辛し 稲畑廣太郎 ホトトギス 202310
新米→1

 

2023年10月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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