新米・今年米 1     99句

一つまみ新米あげし祠かな   池内たけし

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
ながらへよとて今年米今年酒 鷹羽狩行 199811  
新米の香りかすかな重湯かな 野澤ミエ子 199901  
黒米の新米の粥朝の膳 松崎鉄之介 199901  
新米を炊く香に朝の割烹着 萩原記代 199901  
今年米掌にして暖かし 渡辺よし生 風土 199907  
磨げばたちまち音に出て今年米 鷹羽狩行 199910  
新米の旗たつ店に雀くる 佐藤フクエ 春耕 199911  
今年米たしかな杓文字触りかな 能村登四郎 芒種 199911  
遠き子に新米送るいわし雲 岸のふ 馬醉木 199912  
幸せを腹が答へる今年米 中島徳子 酸漿 199912  
自家用の新米賜ふ隣家より 菊池ゆう子 199912  
新米の赤飯蒸す誕生日 白鳥婦じゑ 酸漿 200001  
新米は関西からの宅急便 福田みさを いろり 200001  
里よりの新米炊けばよく匂ふ 下島千代子 春耕 200002  
新米の百万$の青沸々と 尾上有紀子 わがまま 200002  
新米や早食ひ競ふ豊の秋 永野秀峰 ぐろっけ 200002  
新米の正しき甘さ噛みしめる 三宅やよい 玩具帳 200004  
母からの新米そっと研いでみる 倉本マキ ヒッポ千番地 200006  
新米の粥一匙を姑の手に 三上冨佐子 ぐろっけ 200006  
アルプスの水に炊きあげ今年米 水谷芳子 雨月 200012  
新米売り教師の顔に戻りけり 谷榮子 雨月 200012  
新米の二合ばかりの小濁り 武田正子 ぐろっけ 200012  
ひるからはよき日向なり今年米 市場基巳 200101  
辛いかと聞かれて固い今年米 しらいししずみ 海程 200101  
言伝てのなき荷届けり今年米 岩田育左右 遠嶺 200101  
海の香の魚を燒いて今年米 稲辺美津 遠嶺 200101  
地鎮祭まづ新米を供へけり 伯井茂 春耕 200101  
新米を炊く宿直の水加減 伯井茂 春耕 200101  
つやつやと掬へばこぼる今年米 八木愁一郎 ぐろっけ 200101  
新米の炊きあがりたるひかりかな 稲岡長 ホトトギス 200102  
暮れやすさ言ひて新米届きけり 倭文ヒサ子 酸漿 200103  
かたちよき俵となりぬ今年米 阿部ひろし 酸漿 200111  
新米の新海苔に足る握り飯 大橋敦子 雨月 200111  
新米を積み出す畦に鷺遊ぶ 福田町子 春耕 200111  
抱へたる重み新米も赤ん坊も 辻直美 200112  
一合に満たぬ新米研ぎにけり 大塚美孝 200112  
新米の袋の口の返し縫ひ 大山文子 火星 200112  
新米の噴きこぼるるや婚話 竹市悠紗 京鹿子 200112  
新米の水晶となり炊き上がる 千田敬 200112  
新米を授乳終へし娘頬ばりぬ 荒幡美津恵 遠嶺 200112  
農継ぎし友より届く今年米 市橋進 春耕 200201  
筆太の父の筆跡今年米 田崎凛 春耕 200201  
新米の水加減問う大学生 岡野峯代 ぐろっけ 200201  
新米のずしりと重き塩むすび 門脇明子 200202  
ふるさとの今年米炊く夕べかな 土井ゆう子 風土 200202  
今年米艶めき朝の湯気立てり 関根チヨ 春耕 200202  
新米の光るお結び釣日和 佐々木スガ子 ぐろっけ 200204  
引売の荷台の奥の今年米 斎藤和江 帆船 200210  
亡き母の幾度新米とぎたるや 坂本俊子 200211  
供花添へて新米をはや給ひけり 内藤順子 酸漿 200211  
新米に新米の味ありがたし 嶋田光枝 築港 200212  
能登の香の御饌の新米買ひにけり 春田淳子 雲の峰 200212  
新米の袋に旅の芭蕉翁 深川知子 雲の峰 200212  
新米の湯気に酢をうち姉を待つ 竪ヤエ子 雲の峰 200212  
島めぐる船に新米積み込めり 大串章 百鳥 200212  
新米に蒔絵の箸をつかひけり 小山國雄 百鳥 200212  
いくたびも両手に掬ふ今年米 室谷幸子 万象 200212  
一族に病める者なし今年米 田原陽子 200301  
今年米しその実漬けの封を切る 林裕子 風土 200301  
子を洗ふごとく新米研ぎにけり 近藤幸三郎 風土 200301  
新米や家族全員揃ひたり 江坂衣代 百鳥 200301  
亡き妻に新米供へ語りけり 小泉豊流 酸漿 200301  
豊作の新米景品付けて売る 田中嘉代子 ぐろっけ 200301  
新米が着きふるさとの客が着く 藤井淑子 百鳥 200302  
作らずに新米食べてもの申す 八田節子 ぐろっけ 200302  
新米に朝の一汁以つて足る 長尾岬月 円虹 200303  
新米の来て又妻の里心 稲畑廣太郎 ホトトギス 200310  
新米の立つといふ炊き方知らず 稲畑廣太郎 ホトトギス 200310  
新米に一等米の検査印 五十嵐道夫 築港 200311  
やすらぎの言葉はいらぬ今年米 斉藤静枝 あを 200311  
老夫婦どすんと届く今年米 斉藤静枝 あを 200311  
凶年のこの新米を握りしむ 熊丸淑子 馬醉木 200312  
新米に偲ぶ亡き人薫りけり 岩田育左右 遠嶺 200312  
ふるさとの新米をもて零余子飯 近藤豊子 雨月 200312  
故郷の姉より届く今年米 伊藤梶子 帆船 200312  
新米を街の子らへと里の母 平松かをる 六花 200312  
父逝きてより新米を買うてをり 射場智也 六花 200312  
新米の湯気の香の中ゆるむ頬 永田勇 六花 200312  
新米の手のひらにある光かな 堤美智恵 200312  
新米の御飯三粒でお食い初め 竹内方乃 ぐろっけ 200312  
ひとり棲みにも新米の回り来し 高田令子 200401  
紙袋入りの新米海近み 数長藤代 200401  
こそばゆき名の新米の届きけり 風間史子 200401  
百年の倉を満たせり今年米 若林杜紀子 百鳥 200401  
新米と云はず新米振舞ひぬ 鈴木えり子 百鳥 200401  
不作とて遅れて届く今年米 斉藤陽子 雨月 200401  
新米を嗅ぐや掌の窪深くして 木船史舟 200401  
新米を掬うてのひら薄すぎる 鳥川昌実 六花 200401  
子に送る不作ながらの今年米 小山香月 酸漿 200401  
但馬より新米とどく嵩少し 旗手幸彦 草の花 200401  
新米に減農薬のシール貼る 筒井圭子朗 ぐろっけ 200401  
古畳敷いて積まるる今年米 有島夛美 河鹿 200402  
新米を炊く日わが家の感謝の日 三間菜々絵 遠嶺 200402  
大家族新米一俵米櫃に 佐々木春子 200402  
新米の頃はやつぱりごはん党 山田弘子 ホトトギス 200403  
新米薫る収穫はまあまあと 藤原りくを 八千草 200404  
新米と言ふて見せらる古代米 四戸和彦 八千草 200405  
納屋の床掃きて新米待ちにけり 増田幸子 万象 200409  
不作てふ新米常の如届く 稲畑汀子 ホトトギス 200410 新米・今年米 2

 

2014年10月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。