新 樹 5

掃きながら新樹出て來る女かな   清原枴童

作品
作者
掲載誌
掲載年月
落慶の鴟尾の輝き新樹晴
二宮桃代
雨月
200307
夜を徹し新樹は風をつむぐなり
小澤克己
遠嶺
200307
オープンカフエの大学美術館新樹光
仙田孝子
風土
200307
身を揺すり新樹みるみる怪獣に
田中藤穂
あを
200307
「熊注意」熊の絵のある山毛欅新樹
赤座典子
あを
200307
盛り上る新樹の山の近く見ゆ
板倉幸子
築港
200307
新樹萌ゆ大地に描く碇(いかり)の絵
米倉よしお
雲の峯
200307
御手洗に水吐く兎新樹光
阿波谷和子
雲の峯
200307
声凛と婚の誓ひや新樹光
小森泰子
馬醉木
200308
試験管きれいに並び新樹光
石本百合子
馬醉木
200308
ヒトゲノム解読されて新樹光
楯野正雄
200308
街はいまプリズム晴れに新樹佇つ
小澤克己
遠嶺
200308
絵硝子の馬のはばたき新樹光
堀本祐子
遠嶺
200308
新樹光町にゆかりの歌碑建ちぬ
山田富朗
遠嶺
200308
重畳の山や新樹の晴れ極む
柴田由乃
風土
200308
発掘の太古の土器に新樹光
鈴木一明
築港
200308
陶磁展新樹の色の陶磁壼
鎌田つた枝
築港
200308
木洩れ日のモノクロームの道新樹の風
長崎桂子
あを
200308
熊楠の名残に庭の新樹どき
辰巳あした
雨月
200308
待つことのまぶしさ新樹雨の中
糸井芳子
200308
新樹光川沿ひ社の石ベンチ
中崎敞子
ぐろっけ
200308
連れ立ちて次の嶺へと新樹光
赤羽正行
遠嶺
200309
日の雫こぼして新樹また新樹
海輪久子
円虹
200309
新樹光父の齢をまだ越えず
川崎光一郎
京鹿子
200309
佳きことの電話に起ちて夜の新樹
中川君子
200309
動くものみな新樹なり風渡る
長崎豊子
ぐろっけ
200309
阿賀川の競艇場や新樹光
松本文一郎
六花
200310
新樹光円虹明日へ輝けり
中本萬里
円虹
200310
新樹風捨土管をも吹き抜ける
新関一杜
京鹿子
200310
缺け土塁関とは名ばかり新樹蔭
山田をがたま
京鹿子
200311
夕映の橅の新樹やはだれ敷き
平井あい子
馬醉木
200312
新樹光つかまり立ちの子に拍手
藤井美智子
対岸
200402
青虫の青の輝き新樹光
諸橋廣子
対岸
200402
半眼の如来に溢れ新樹光
橘沙希
月の雫
200404
新樹いま雲一塊をわし掴み
岡本眸
200406
樟新樹地図に書きこむ案内状
板橋智恵子
百鳥
200407
濃き淡き木木ざわざわと新樹光
亀井幸子
築港
200407
山門に登り新樹と向かひ合ふ
高田佐土子
築港
200407
久々に来し名刹の新樹かな
川原典子
酸漿
200407
蒼天に木々のつんつん新樹光
杉山喜代子
帆船
200407
新樹光師の御快癒を疑はず
高橋照子
雨月
200407
白樺の幹白々と新樹光
和田一
雨月
200407
SLの終着駅は新樹中
森山のり子
あを
200407
新樹の香庭に満ちをり夜の雲
田中藤穂
あを
200407
トンネルの闇の行手に新樹光
楯野正雄
200407
天井の高き獣舎や新樹光
酒井多加子
雲の峰
200407
赤門に入りて新樹の資料館
田中重子
雲の峰
200407
傷口に脈のあつまる夜の新樹
中尾公彦
200407
洗顔の水を散らして新樹光
今瀬一博
200407
釣竿の父子の見ゆる新樹渓
高村洋子
遠嶺
200408
分け入つて新樹と対話してをりぬ
白井墨絵
遠嶺
200408
楊貴妃の墓所訪ひにけり新樹晴
岡本直子
雨月
200408
新樹光つくばひに水みちあふれ
佐野布娑
雨月
200408
そこまでのつもりの万歩新樹照る
藤井明子
馬醉木
200408
新樹光レンブラントの筆致かな
近藤喜子
200408
赤ん坊の尿は上向き新樹風
大東由美子
火星
200408
鹿の斑に新樹の日の斑重なりぬ
廣畑忠明
火星
200408
佛みな金ぴかに坐す新樹光
山本耀子
火星
200408
新樹光人現はれて人消えて
土屋酔月
火星
200408
孔子廟楷樹新樹となりて立つ
布施まさ子
風土
200408
一樹吹き一山すべて新樹かな
湊海火
200408
黒姫山くろひめの新樹が囲み童話館
山本ひろみ
200408
石佛の福耳宿る新樹光
福田かよ子
ぐろっけ
200408
新樹光を歪め明治の板ガラス
史あかり
ぐろっけ
200408
一樹吹き一山すべて新樹かな
湊海火
200408
ナプキンの扇ひらきに新樹の夜
長沼冨久子
馬醉木
200409
岬鼻の新樹に結ぶ網の綱
岸川素粒子
万象
200409
新樹林映して池の深くなる
田所節子
200409
天に風地に岩掴む樟新樹
田所節子
200409
新樹林ここにかしこに水の音
藤井圀彦
200409
目つむりて新樹疲れの牧の牛
戸田和子
200409
献燈の朱文字くっきり新樹光
芦川まり
八千草
200411
丸ビルを輝かせたる新樹晴
稲畑廣太郎
ホトトギス
200505
園新樹風の悪戯ありにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200505
どの道を迷ふも雨の新樹かな
稲畑汀子
ホトトギス
200505
夜の新樹くぐりて来り深海魚
曷川克
遠嶺
200506
みほとりの青き口笛新樹光
堀本祐子
遠嶺
200506
ギャラリーに玻璃全景の新樹光
能村研三
200506
刻みこそ切子のいのち新樹光
淵脇護
河鹿
200507
余生あと幾許なりや新樹萌ゆ
徳田正樹
河鹿
200507
新樹光あふれザビエル上陸地
徳田正樹
河鹿
200507
瞳孔の開きしままの新樹光
安田健
帆船
200507
新樹光母の自慢の糸切歯
中家桂子
築港
200507
新樹光吾も緑に染まりたる
森永美保
築港
200507
本堂の秘仏に及ぶ新樹光
松木つやの
築港
200507
若き日の手紙は叫び新樹光
今瀬剛一
対岸
200507
樟新樹ここに足利氏起てり
斎藤くめお
対岸
200507
即身佛緞子あぐるや新樹光
堀内一郎
あを
200506
新樹風石橋へ押す乳母車
沼口蓬風
河鹿
200508
法皇に祈りのミサや新樹光
沼口蓬風
河鹿
200508
余生まだ燃ゆるものあり夜の新樹
徳田正樹
河鹿
200508
満潮の押しくる速さ楠新樹
田代ヨシ
河鹿
200508
参道の小石踏みゆく新樹かげ
松山正江
河鹿
200508
ねんごろに磨く仏具や新樹光
蒲地裕子
河鹿
200508
双肌を脱ぎし火山や新樹晴れ
木原紀幸
河鹿
200508
父超えし齢となりて新樹晴れ
木原紀幸
河鹿
200508
新樹晴れローカル電車の弾みゆく
木原紀幸
河鹿
200508
日本刀抜けば飛びつく新樹光
泉田秋硯
200508
神鶏や新樹の闇の中にゐる
鈴木勢津子
200508
牛の眼のいよいよ黒き新樹かな
岩月優美子
200508
大東京青山墓地の新樹かな
森泰一
火星
200508
年輪をひとつ重ねて新樹かな
齊藤實
200508
白樺の新樹の匂ひ北斗星
藤田輝枝
対岸
200508
仔鹿の眼新樹の闇にまぎれけり
村田美穂子
百鳥
200508
新樹光遺句の心音空耳に
荻野千枝
京鹿子
200508
新樹光ヨハネの像の指す天地
川崎光一郎
京鹿子
200508
エスカレーター島に上りて新樹晴
落合絹代
雨月
200508
観音堂お百度石に新樹光
森田久枝
築港
200508
火の国の鎮守の城や新樹光
沼口蓬風
河鹿
200509
新樹光あふれ浦上天主堂
徳田正樹
河鹿
200509
新樹光戦時学びし友らかな
柴野静
200509
コンサート果てひとりゆく夜の新樹
今井松子
遠嶺
200509
ひと筋に父は生きたり新樹光
村田文一
遠嶺
200509
万暦の赤絵の皿や新樹光
森竹昭夫
遠嶺
200509
大鳥居浮き立つ夜の新樹かな
出会ひまつり
春燈
200509
お神酒所は老の守れる夜の新樹
出会ひまつり
春燈
200509
ジェット湯の真中に座せば新樹光
高橋芳子
火星
200509
礼服のままの茶房や夜の新樹
長沼三津失
200508
新樹の穂伐りて火の島取りかへす
得田武市
河鹿
200510
霧の谷新樹層々と墨いろに
瀧春一
菜園
200509
柿葺こけらぶき新樹のふらす花黄なり
瀧春一
菜園
200509
午砲ドン鳴れば新樹の空に耶蘇の鐘
瀧春一
菜園
200509
新樹の日厚朴の葉脈ありありと
瀧春一
菜園
200509
新樹光さつぽろ佳しとひとりごと
佐々木幸
200509
漢文の素読を夜の新樹かな
関口幹雄
遠嶺
200510
謀は密なるがよし夜の新樹
本城布沙女
雨月
200510
新樹燃え溶岩流を塞き止めて
小島左京
ホトトギス
200511
煙草の火なかなかつかず新樹風
内藤ゑつ
ゑつ
200411
夜の雲に噴煙うつる新樹かな
水原秋櫻子
馬醉木
200605
『葛飾』
面はゆく句を説くわれに新樹光
瀧春一
常念
200606
淺間温泉小集
青空ゆ千尺ちさかの新樹なだれあふ
瀧春一
常念
200606
島々より澤渡へ
新樹よりゆらぎいづるや揚羽蝶
瀧春一
常念
200606
島々より澤渡へ
梓川しぶき新樹をどよもせり
瀧春一
常念
200606
島々より澤渡へ
凉み澤新樹の梢にうちそそぎ
瀧春一
常念
200606
白骨へ
山祭新樹の雨に磴嶮し
瀧春一
常念
200606
角間峽
絵硝子の聖母子像へ新樹光
荻原八重子
200606
山深み我も新樹の一葉なり
村田菊子
遠嶺
200606
新樹のそよぎベルトの鉱石いしの照り曇り
瀧春一
瓦礫
200606
日鉱木戸ヶ沢鉱山
桜新樹鵯と山鳩入れ替り
守屋井蛙
酸漿
200606
それぞれの羅漢に新樹雨こぼる
小阪喜美子
二輪草
200606
写生子の絵より新樹の燃え出づる
石田厚子
馬醉木
200607
新樹光結び目ほどく遺品かな
竹内慶子
春燈
200607
唐招提寺しょうだいの鴟尾浮彫りに新樹光
秋葉雅治
200607
久に訪ふ新樹まばゆき老ホーム
松村多美
四葩
200607
草庵の句碑は新樹のいろ映す
鎌倉喜久恵
あを
200607
新樹光あふるる富士の聖地かな
徳田正樹
河鹿
200608
生みたての黄味こんもりと新樹光
高橋瑛子
河鹿
200608
新樹光欄干の丹の重ね塗り
菊地光子
200608
新樹光棚田は水を待つてをり
石田邦子
遠嶺
200608
雫して星座浄むる朴新樹
小山徳夫
遠嶺
200608
風の舞ふから松林新樹光
柴村郁子
遠嶺
200608
どこまでも新樹の風の水鏡
中野京子
200608
戒壇をめぐりてよりの新樹光
谷村幸子
200608
湯の脈の谷どなりより橅新樹
戸田和子
200608
眠れざる歯を磨きをり新樹の夜
大城戸みさ子
火星
200608
新樹光ぬけゆく絮に重さあり
長田曄子
火星
200608
行明けの細身の僧に新樹光
篠原木綿
200608
新樹光見晴台へ道続く
東口博美
酸漿
200608
湖心にて雨の新樹に囲まるる
西山美枝子
酸漿
200608
新樹冷ワイングラスの薄き疵
笹村政子
六花
200608
吾が魂の抜け出してゆく新樹かな
大橋麻沙子
雨月
200608
新樹晴天皇賞のファンファーレ
寺島順子
雨月
200608
陶窯の揚火上々新樹晴
博多永楽
雨月
200608
舟あらばあらば旅せむ新樹光
小澤克己
塩竃
200608
七年の光を束ね新樹立つ  
環順子
夢帽子
200608
病みゐても今が幸せ新樹燃ゆ
生方ふよう
200608
句画集の出づ万嶺の新樹晴れ
小澤克己
遠嶺
200609

祝・小澤とくえ

『絵本のように』

新樹光受けて一書の世に出づる
小澤克己
遠嶺
200609
自祝『塩竃』
句画集のほほゑましきや新樹光
稲辺美津
遠嶺
200609
耀きし新樹ミューズに愛されて
堀本祐子
遠嶺
200609
斉唱の讃美歌流る夜の新樹
今井松子
遠嶺
200609
たちまちに新樹となりて庭覆ふ
博多永楽
雨月
200609
合掌もて仏師の一刀新樹光
堀田清江
雨月
200609
新樹光水の桑名に蟠竜居て
山田をがたま
京鹿子
200609
キリストのずりおちさうな新樹光
松岡三夫
200610
独眼竜の藩祖眩しむ新樹光
佐々木恭子
遠嶺
200610
秘仏より賜る気宇や新樹光
邑橋節夫
遠嶺
200611
佇むは塑像なりしよ夜の新樹
本城布沙女
雨月
200611
喉仏きれいに動く子新樹光
山元志津香
八千草
200611
新樹光クラーク像のまなじりに
田中時子
八千草
200612
句座果てや新樹の風に息ふかく
日置榮子
200702
橡新樹庭を覆ひて止まざりし
稲畑汀子
ホトトギス
200705
釣橋は新樹の梢に撓みゐる
瀧春一
200706
与P
歩む間も新樹拡ごる思ひあり
坪井洋子
200707
再会が永遠の別れや新樹の夜
高根照子
200708
薄縁に届いてゐたる新樹光
加藤みき
200708
山彦の若返りたる新樹かな
近藤喜子
200708
ひそひそとざわざわと新樹重なれり
椿和枝
200708
新樹雨古き座敷の繕へず
小澤克己
遠嶺
200708
城跡に建ちたる母校新樹光
中谷葉留
万象
200708
一と尋のわらべ唄碑や新樹光
田村すゝむ
万象
200708
見取図に犬小屋ありぬ新樹光
中谷葉留
万象
200708
まつさらの湯の痛しとも夜の新樹
山田美恵子
火星
200708
兄の忌へ新樹の橋を渡りけり
城孝子
火星
200708
浮世絵展出でて現世の新樹光
大橋晄
雨月
200708
石ばしる垂水の宮の新樹かな
稲次登美子
雨月
200708
泪目に仰ぐ新樹と蒼天と
樺山翠
雨月
200708
織りかけの日枝紬とぞ新樹光
石垣幸子
雨月
200708
樹木医の新樹の森を逍遙す
東野鈴子
雨月
200708
野外能の笛に静もる夜の新樹
丸尾和子
雨月
200708
喜寿といふ歳月幸く新樹光
味村志津子
雨月
200708
リクルートスーツ眩しき新樹光
池崎るり子
六花
200708
誰も黙し沼辺の新樹明りかな
坪井洋子
200708
抱へたる胸のぬくもり新樹雨
生方ふよう
200708
朝湯して昨日を封ず新樹光
濱地恵理子
200708
捨て兼ねるジュエリーの筥新樹光
後條さと子
200709
新樹光客満載の豆電車
佐藤和子
万象
200709
三島由紀夫文字豁達や新樹光
鈴木榮子
春燈
200709
隠沼に光る雨筋新樹界
西郷利子
200709
夫逝くや闇あをあをと新樹の香
長沼恒子
馬醉木
200709
一等星いただく夜の新樹の香
山田弘子
ホトトギス
200710
新樹背に語らひは何比翼塚
岡本幸代
ぐろっけ
200711
夜がすぐそこに来てゐる新樹の香
上林孝子
200711
ノクターン夫と聴く夜の新樹かな
和田照子
200712
新樹晴天に心のあることを
稲畑汀子
ホトトギス
200805
祝「天為二百号」
吹きつのる新樹渡りて来たる風
稲畑汀子
ホトトギス
200805
朝の間の仕事はかどる新樹晴
稲畑汀子
ホトトギス
200805
充血に瞑りて紀伊の新樹光
品川鈴子
ぐろっけ
200805
匂ひけり新樹の森の深ければ
稲畑汀子
ホトトギス
200806
雨上り新樹の雫こぼす森
稲畑汀子
ホトトギス
200806
降り出しの雨の匂へる新樹道
中村悦子
200807
天よりの光リ新樹の森を出て
柳生千枝子
火星
200807
会うてすぐ腕をくみけり新樹の夜
奥田順子
火星
200807
通夜の灯の幹のみ映す新樹かな
神蔵器
風土
200807
雨霧の新樹を洗ひ過ぎ行けり
大内恵
酸漿
200807
新樹光法務省より僧侶出づ
篠田純子
あを
200807
口より息出して病後や夜の新樹
岡本眸
200807
しづけさは淋しさに似て夜の新樹
伊東恵美子
馬醉木
200808
盤座の神へ献杯新樹光
伊藤憲子
200808
盤座(いわくら)の神へ献杯新樹光
伊藤憲子
200808
川面すべるエイトの声や新樹光
井口淳子
200808
流鏑馬にどよめく遊子新樹光
河本利一
200808
木洩れ日の囁き合うて新樹林
北川英子
200808
新樹光黒き柱の虫の穴
前川明子
200808
新樹光折り紙に息吹き込みし
宮川みね子
風土
200808
十字架の墓地に遍し新樹光
落合絹代
風土
200808
火吹竹へ新樹の息を絞りけり
浜口高子
火星
200808
新樹光膝まるまると撫仏
東芳子
酸漿
200808
山並の新樹揺すりし風受くる
唐鎌光太郎
ぐろっけ
200808
踊り子号車窓に新樹飛ばしけり
岸はじめ
ぐろっけ
200808
新樹光九條袈裟には威厳あり
古田考鵬
雨月
200808
分別のかはると句碑や新樹光
森脇貞子
雨月
200808
待合はす顔輝きて新樹晴
堀田こう
雨月
200808
木簡の万葉集歌新樹光
後藤眞由美
春燈
200808
夜の新樹めがねどこかに忘れけり
松田千枝
春燈
200808
名栗川見下ろす夜の新樹かな
瀬島洒望
やぶれ傘
200808
願はくは無心の俳句新樹立つ
川口襄
遠嶺
200809
葉先まで水揚げてゐる夜の新樹
東良子
遠嶺
200809
負けし顔映るテーブル新樹光
戸田和子
200809
一山の新樹や殊に朴若木
杉山瑞恵
雨月
200809
ウェストンに讃歌高らか新樹晴
味村志津子
雨月
200809
紫式部髪の吹き立つ新樹の間
犬塚芳子
200809
天狗風かはらけ新樹に吸はれたる
宇野慂子
万象
200809
露天湯の新樹の影に浸りけり
高橋スミ子
万象
200809
水浴びの雀に映ゆる新樹光
川合まさお
ぐろっけ
200809
潮風の新樹見下ろす観覧車
永岡セツ
酸漿
200809
声上げて浸る足湯や新樹光
網野茂子
酸漿
200809
大いなる御饌の鯛あり夜の新樹
岡本高明
船団
200809
川幅を狭め迫り出す新樹かな
川口襄
遠嶺
200810
やはらかき菩薩の背や新樹光
本田久美
遠嶺
200810
切り抜きのファイルふくらむ新樹の夜
五十嵐章子
200810
この畑が好きで鍬振る新樹光
水谷靖
雨月
200810
こどもの日も母の日も独り新樹の蔭
瀧春一
深林
200901
もう帰路を心に新樹晴れて来し
稲畑汀子
ホトトギス
200905
朝の間のかけがへのなき新樹晴
稲畑汀子
ホトトギス
200905

 

2020年5月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。