信 濃 5     43句


作品
作者
掲載誌
掲載年月
奥信濃残雪光る山の襞 長尾タイ 末黒野 201804
信濃路の秋闌けにけりちぎれ雲 齋藤朋子 やぶれ傘 201804
信濃原村雪解雫は椅子を打ち 井上石動 あを 201805
薫風を繋ぎて丹波甲斐信濃 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
信濃宿兜太は男根をしみじみ 東英幸 船団 201811
信濃路の闇の黙裂く流れ星 沼崎千枝 末黒野 201812
信濃路や紅を交へて蕎麦の花 中西恒弘 201812
信濃路の春風まとふ連袂碑 望月晴美 201901
冬晴れの信濃追分駅に着く 藤井美晴 やぶれ傘 201901
新蕎麦も蕎麦湯も旨し信濃にて 有賀昌子 やぶれ傘 201901
信濃路や盆地の春を腑に落とす 楠本和弘 201902
語部や信濃の宿の炉を囲み 池上昌子 春燈 201903
信濃路や蔵ある家の大夏木 須賀敏子 あを 201908
蒲の穂や信濃は色を深めたる 林未生 201909
甘藍や信濃の空を呼び覚ます 間島あきら 風土 201909
奥信濃薄暑の道の土埃 有賀昌子 やぶれ傘 201910
信濃路や秋の果実を満喫す 水谷保子 雨月 201912
みすずかる信濃出水に遭ふ嘆き 安斎久英 末黒野 202001
十國に隣る信濃や鰯雲 平野多聞 202002
胡桃落つ信濃に小さき異人墓地 岩永みはる 追伸 202003
みすずかる信濃の山に囀れり 中村洋子 風土 202006
梓川千曲信濃と雪濁り 長尾タイ 末黒野 202007
野あやめや信濃路しのぶわが庭に 久保寺眞佐子 末黒野 202008
信濃毎日軽井沢局四葩咲き 大沢美智子 202009
早苗田や溢るばかりの信濃川 鍋島武彦 末黒野 202009
新蕎麦や信濃の災禍聞くにつけ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202010
早稲の香やみたび渡りし信濃川 延川笙子 六花 202011
信濃路や路傍にもある蕎麦の花 七郎衛門吉保 あを 202011
信濃鉄道野菊の帯となりゆけ 森なほ子 あを 202011
初霜やそぞろ信濃の旅心 山西商平 ホトトギス 202103
蓬莱や信濃に吹ける風や嘉し 林紀夫 春燈 202103
風花や薪割る音の奥信濃 佐藤まさ子 春燈 202103
信濃川蛇行しゆるめ雪解水 七郎衛門吉保 あを 202106
雲速き信濃の峰や涼新た 内山みち 末黒野 202111
蕎麦咲いて信濃は月の大き国 林昭太郎 202201
残雪嶺仰げば信濃風の中 岸本順子 京鹿子 202201
一茶の句添へて信濃の晦日蕎麦 金山雅江 春燈 202204
きりぎりす信濃日報読む時間 手島百合子 やぶれ傘 202212
信濃路の空を抱きては秋惜しむ 鈴鹿呂仁 京鹿子 202212
信濃路のコスモスみんな揺れてゐる 萩原久代 やぶれ傘 202302
北信濃雪のカノンのピアニシモ 矢崎すみ子 202304
膝深く折りて信濃の菫かな 若松恭子 春燈 202306
みすずかる信濃に遅き春の蝉 工藤良不 202307
信濃→1

 

2023年7月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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