作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
蜆蝶追ふに大なり捕虫網 | 藤田宏 | 澪 | 200011 |
ゆくとなくとどまるとなき蜆蝶 | 藤田宏 | 澪 | 200011 |
黒谷のところどころに蜆蝶 | 山尾玉藻 | 火星 | 200110 |
和箪笥にもの申しいる蜆蝶 | あざ蓉子 | 船団 | 200201 |
候補者の知らぬ路地あり蜆蝶 | 高木嘉久 | 沖 | 200307 |
蜆蝶消ゆる橅平は深秋 | 森理和 | あを | 200510 |
右へ左へ秒速いかに蜆蝶 | 能村研三 | 沖 | 200511 |
蜆蝶たちくらみをも連れてきし | 中村邦彦 | 鴫 | 200609 |
惜別の日差しに秋の蜆蝶 | 前川明子 | 鴫 | 200701 |
ベランダに蜆蝶呼ぶ紫蘇の花 | 浅野恵美子 | 酸漿 | 200712 |
視野の端くすぐるものに蜆蝶 | 高橋道子 | 鴫 | 200712 |
陽へ浮かび翳りへ沈む蜆蝶 | 木山杏理 | 京鹿子 | 200801 |
つちくれに日なた日かげや蜆蝶 | 山尾玉藻 | 火星 | 200805 |
磯浜をとびては紛れ蜆蝶 | 藤田宏 | 澪 | 200810 |
蜆蝶こまめに風を起こしけり | 高橋道子 | 鴫 | 200812 |
蜆蝶どこかで電話鳴りどほし | 高木嘉久 | 沖 | 201107 |
日のなかに翔びきて蜆蝶身をあます | 佐藤恭子 | あを | 201211 |
曼珠沙華つぼみにばかり蜆蝶 | 江見悦子 | 朴の青空 | 201307 |
草むらにちらちら秋の蜆蝶 | 大崎紀夫 | やぶれ傘 | 201311 |
山口耕堂さん逝く 石段を一緒に盆の蜆蝶 |
大坪景章 | 万象 | 201412 |
蜆蝶ぎぼしの花に紛れけり | 田賀楳恵 | 万象 | 201509 |
束の間のあれはまぼろし蜆蝶 | 岩月優美子 | 槐 | 201706 |
炎天や蜆蝶閑かに交はりぬ | 須賀敏子 | あを | 201709 |
ひらひらと姫蜆蝶下向きに | 鈴木石花 | 風土 | 201808 |
夏萩に花蜜のある蜆蝶 | 七郎衛門吉保 | あを | 201809 |
蜆蝶光のかげにみえかくれ | 佐藤喜孝 | あを | 201904 |
日だまりに恋のハミング蜆蝶 | 藤田美耶子 | 槐 | 201905 |
ジェット機の音くる冬の蜆蝶 | 大島英昭 | やぶれ傘 | 202101 |
風止めて雲間あちこち蜆蝶 | 長崎桂子 | あを | 202105 |
2022年3月31日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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