秋 色 2    22句

秋色や母のみならず前を解く  三橋敏雄  眞神

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋色や弥彦山より日本海 ふなかわのりひと 201911
金箔の剥げに秋色薬師像 今泉忠芳 ある日の滴 201912
汐留に働く人や秋の色 植木やす子 201912
一村がまるごと豊の秋の色 伊藤啓泉 202011
蛇笏忌の山湖は秋の色となる 北村操 202011
落葉松を赤啄木鳥の打つ秋の色 七郎衛門吉保 あを 202012
ゆるり行くちらほら淡い秋の色 長崎桂子 あを 202012
翁句碑なぞる川風秋の色 山中志津子 京鹿子 202101
秋色の仁王の貌に緩み無し 谷口一献 六花 202101
秋色に満たされてゐる鶴林寺 平居澪子 六花 202101
行く程に秋色ふかき故郷かな 森田明成 202102
新調の眼鏡の捉ふ秋の色 澤田英紀 202111
白ワイン満たすグラスに秋の色 三木亨 202112
里山の「阿讃琴南」秋の色 赤座典子 あを 202112
剥落の弥陀に秋色濃かりけり 橋添やよひ 風土 202201
海に秋の色濃く真珠養殖場 天野美登里 やぶれ傘 202201
行き合いの雲は秋色飛機を染め 高畑太朗 202212
秋色を重ぬる和菓子崩しけり 中野千代子 末黒野 202212
やはらかき日差しの朝や秋の色 田中由紀子 末黒野 202212
母と来し公園秋の色に染め 堺昌子 末黒野 202212
天上の国へ麦秋色放つ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202305
賑はへる公園なべて秋の色 片岡さか江 末黒野 202302
秋色→ 1

 

2023年10月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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