秋 気 2     56句

秋気濃し渾身で聴くブラームス 本橋仁 露光

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
秋気満つ生きがひひとつあればたる 宮川みね子 風土 201510  
畝正す一鍬づつの秋気かな 水谷文謝子 雨月 201510  
一人来て増ゆる一燈秋気澄む 柴田佐知子 201511  
秋気満つ千手観音千一躰 太田慶子 春燈 201512  
秋気澄む葵の紋の社殿群 鈴鹿呂仁 京鹿子 201512  
フェルメールの蒼すみとほる秋気かな 近藤喜子 201512  
アカペラの五人の聖歌秋気澄む 奥田茶々 風土 201512  
家康の奉刀二振り秋気澄む 吉永すみれ 風土 201512  
秋気澄む奉仕の禰宜の白袴 山田由利枝 雨月 201512  
等伯の父子の襖絵秋気澄む 橋添やよひ 風土 201512  
秋気澄む雲ふんはりと浅間山 鏡英子 末黒野 201601  
研ぎ上げし鎌に秋気や父逝けり 高倉和子 201601  
魚屋の旅につり銭秋気満つ あさなが捷 201601  
追憶は追うほど深し秋気澄む 北川孝子 京鹿子 201602  
潮の香の旨き鴨川秋気満つ 森清信子 末黒野 201602  
秋気澄む開け放されし阿弥陀堂 石川賢吾 201603  
一山の秋気集へり千木の空 兼久ちわき 馬醉木 201610  
水底の石揺れてゐる秋気かな 高倉和子 201611  
秋気澄む古墳はとうにただの山 吉田葎 201611  
巡業の櫓太鼓や秋気澄む 菅谷たけし 201612  
ヴァージンオリーヴオイルの琥珀秋気満つ 辻美奈子 201612  
街路樹の一本づつに秋気かな 高田令子 201612  
谷底を下るSL秋気澄む 藤沢秀永 201612  
秋気乗せ山気乗せたる早瀬かな 森清堯 末黒野 201612  
伊吹嶺に触れむばかりや秋気澄み 森脇貞子 雨月 201701  
三百回の句座なり谷戸の秋気澄む 落合絹代 雨月 201701  
一雨にして滝道の秋気満つ 宮平静子 雨月 201701  
秋気澄む齢かさねて分ること 中村房子 馬醉木 201701  
投網うつ光と秋気孕ませて 鈴木良戈 201701  
秋気澄む山には山の神在し 隅田恵子 雨月 201702  
秋気澄む名残のつきぬ人ばかり 北川孝子 京鹿子 201702  
秋気満つ四角四面の白壁に 安斎久英 末黒野 201702  
憂きことの多き日々過ぎ秋気澄む 柳田美代子 やぶれ傘 201702  
悠悠と鳶舞ふ空や秋気澄む 高橋正江 末黒野 201703  
洪水のあと平らなる秋気かな 栗原京子 201704  
観覧車ゆつくり足裏より秋気 柴崎英子 201711  
秋気澄み寺領にもらふ伏流水 柴崎英子 201711  
二上山の峯双つ添ひ秋気澄む 溝内健乃 雨月 201711  
澄みわたる秋気あまねし梓川 松本三千夫 末黒野 201712  
塗り立てのやうな白樺秋気澄む 森清堯 末黒野 201712  
古民家に漂ふ土間の秋気かな 長田厚子 末黒野 201712  
洞窟の地層の湿り秋気澄む 箕輪カオル 201712  
秋気澄む斜めに減りし朱墨かな 林いづみ 風土 201712 子規庵
秋気満つシテの翁の袖ひらく 小林共代 風土 201712  
必勝の手綱さばきに秋気満つ 西村渾 201801  
秋気澄む水に沁み入る阿弥陀教 神田恵琳 春燈 201801  
本堂に巨大念珠や秋気澄む 田代貞香 201804  
温泉煙に桶の響きや秋気澄み 三羽永治 201811  
高空の青まとひたる秋気かな 近藤喜子 201811  
富士鎮む三百六十度の秋気 平沢恵子 春燈 201811  
よく晴れて霊気も秋気も隅っこに 坪内稔典 船団 201812  
油土塀の艶石に映え秋気澄む 松本三千夫 末黒野 201812 竜安守
昨日とは違ふ目覚めの秋気かな 伊藤由良 末黒野 201812  
秋気澄むぽこぽこ富士の水湧かせ つじあきこ 201812  
手水鉢の竜が水吐き秋気澄む 丸尾和子 雨月 201901  
太郎杉次郎杉の秀秋気満つ 森清信子 末黒野 201902 秋気 →1

 

2019年9月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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