春泥/春の泥 5      25句

返り血のごとく春泥乾きたる   斎藤きょうこ   暖流

作品
作者
掲載誌
掲載年月
直会や春泥の靴うち並べ 南うみを 風土 202105
春泥を飛び心身のざはめきぬ 村田あを衣 京鹿子 202106
春泥やはじめはほんの遊びから 佐藤千恵 京鹿子 202106
大き夢追ふ春泥のスニーカー 佐藤千恵 京鹿子 202106
濡れ縁の猫の足跡春の泥 東小薗美千代 末黒野 202107
春の泥悪なんですの佇まひ 直江裕子 京鹿子 202107
春泥の匂ひまとひて夫の靴 塚本郁子 京鹿子 202107
春泥やはじめはほんの遊びから 佐藤千恵 京鹿子 202201
大き夢追ふ春泥のスニーカー 佐藤千恵 京鹿子 202201
春泥を蹴つてよちよち歩きかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
路地一歩より春泥に掴まれる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202203
春泥を顔まで跳ねて部活の子 重実ひとみ 春燈 202205
春泥の靴脱ぐ後ろめたさかな 森岡正作 202205
春泥に苦戦や新のスニーカー 喜田君江 末黒野 202205
春泥の長靴混んで集会所 南うみを 風土 202205
見られゐし一歩一歩の春の泥 安原葉 ホトトギス 202206
春の泥雀のかほを汚しけり 三上程子 春燈 202206
春泥を撥ねて奔馬のいななけり 石黒興平 末黒野 202206
春泥を来て高御座仰ぎけり 橋添やよひ 風土 202207
水牛の蹄跡深々春の泥 廖運藩 春燈 202207
春泥を日の流れゆく真昼かな 笹村政子 六花 202206
春泥にまみれてをりぬ歩み板 田中とし江 202210
春泥の重さ楽しむ故郷かな 高倉和子空 202211
舗装路を来て校庭の春の泥 野中みのり 202302
春泥に躓くこともなく明日へ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202303
春泥→ 1

 

2023年3月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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