正 月 3   193句

枯木に鴉が、お正月もすみました   種田山頭火

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
天窓に正月の星二、三粒 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
根を空に深く張る木々お正月 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
青きもの畑より引きお正月 島谷征良 風土 200805  
酔うてより正月客も茶の間かな 秋千晴 200805  
時差惚けを隠れ蓑とし寝正月 千原叡子 ホトトギス 200806  
寝正月我に縁なきこととして 稲畑汀子 ホトトギス 200901  
正月の顔の家居となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200901  
正月やくさぐさあれど米の飯 加藤みき 200901  
三猿のポーズ楽しや寝正月 伊藤憲子 200903  
凧揚げて空を遊ばすお正月 鷹羽狩行 200903  
正月の見得を切つたる絵凧かな 吉沢陽子 200903  
寝正月昼はゆつくり近くなり 米山喜久子 200903  
唐綿のあつめし光お正月 増田明美 炎環 200903  
徳利の尻をささへてお正月 吉弘恭子 あを 200903  
打ち解けて新妻笑ふお正月 斉藤裕子 あを 200903  
お榊に松を加へてお正月 芝尚子 あを 200903  
何日も過ぎて私のお正月 長崎桂子 あを 200903  
お正月度量ある樹を仰ぎけり 白髭美佐子 200904  
強かに正月の凧引き摺らる 原田達夫 200904  
髪結の寝正月てふさもあらん 栗田武三 ぐろっけ 200904  
正月の膝つき合はす遊びごと 工藤節朗 200904  
正月の貌して現れし山椒魚 浜口高子 火星 200904  
正月やあを空や鯉浮かびでる 中山純子 火星 200904  
正月の撫仏撫で妻の分 谷合青洋 酸漿 200904  
正月や青鼠軍団あらひぐま 瀬川公馨 200905  
正月の放送はやも早とちり 安原葉 ホトトギス 200906  
起重機のてつぺん正月降りてくる 三浦澄江 はらから 200911  
正月はひつそりとしてきらめきて 高橋将夫 201001  
正月の雀と僧とされかうべ 高橋将夫 201001  
正月や凛と生きたる漢の書 小澤克己 遠嶺 201001  
正月の綾子先生木綿縞 大坪景章 万象 201001  
へなへなと正月の凧揚がり初む ことり 六花 201001  
腕ふれば足すすむなり骨正月 能村研三 201002  
正月やかるたは凧は羽子板は 鷹羽狩行 201002  
眉しらが目立つ正月鏡かな 小林清之介 風土 201003  
大切に一病抱き寝正月 松嶋一洋 201003  
子につれて皆して笑ふ喪正月 松嶋一洋 201003  
否応もなく正月の来てゐたり 芝尚子 あを 201003  
輪の外で幸せたしかむお正月 芝宮須磨子 あを 201003  
お正月くろまめたくさんたべました 土井ほのか 201003  
お正月「大ふごう」してお金もち 塩路彩奈 201003  
正月の庭に鶯来てゐたり 大坪貞子 万象 201004  
正月の雑歌なりけり鹿の群れ 瀬川公馨 201004  
二階とはかくもしずかやお正月 後藤那生 ろんど 201004  
正月も堺の煙直立す 島純子 ぐろっけ 201004  
寝正月顔の揃ふは夕つ方 前田玲子 ぐろっけ 201004  
点滴を腕に捕へて寝正月 岡野ひろ子 201004  
正月の寄植夫の手前味噌 網野茂子 酸漿 201004  
正月の男の畳草履かな 竹内悦子 201005  
団子正月翁ばかりの集まりて 新妻奎子 万象 201005  
次の世もこのままでよい寝正月 松田都青 京鹿子 201005  
来て嬉し帰りて嬉しお正月 辺田たか子 ろんど 201005  
風鎮のずしりとお正月の軸 松田明子 201006  
妻の亡き寂しき自由寝正月 山田柳水子 ホトトギス 201007  
星仰ぐ正月太りの腹叩き 山田六甲 六花 201101  
尾の濡れし正月凧を揚げにけり 山田六甲 六花 201101  
嫁ぎ来て出来ぬひとつは寝正月 中田寿子 ぐろっけ 201102  
キッチンに正月用の食溢れ 西村敏子 201103  
マイウェイはゆっくりと決めお正月 増田一代 201103  
手の届くしあはせ賜ふお正月 岡野ひろ子 201103  
少年の王手の笑顔お正月 和田 政子 201103  
砂浜に組む正月の珈琲店 井上信子 201103  
正月の凧丹沢を横たへて 小松渓水 酸漿 201103  
正月の坂にぎはしく上り下り 佐藤喜孝 あを 201103  
正月を人の来ぬまま過しけり 芝尚子 あを 201103  
駅伝のまだ箱根路や寝正月 磯崎清 201104  
盆栽の松に酒やるお正月 谷口直樹 万象 201104  
尿瓶の句連ね兜太のお正月 佐藤山人 201104  
寝正月天衣無縫の夢遊び 藤岡紫水 京鹿子 201104  
消え失せし正月行事読む歳時記 丹生をだまき 京鹿子 201104  
お正月諭吉一葉羽根ついて 阿部綾子 ろんど 201104  
正月の行事に入れし墓参り 和南城ふみえ 酸漿 201104  
院内に正月花が飾られて 武智恭子 ぐろっけ 201105  
駄菓子へとつひ手が伸びる寝正月 瀬島洒望 やぶれ傘 201105  
くがを背に正月凧を伸ばしけり 山田六甲 六花 201201  
家族ゐてこころ華やぐお正月 岡野ひろ子 201203  
正月を詰め込む巾着袋かな 竹中一花 201203  
卒寿正月まだ生きてゐて薬飲む 小林清之介 風土 201203  
お手玉の小豆の音やお正月 中山純子 万象 201203  
赤福をさげて正月旅果つる 伊舎堂根自子 万象 201203  
何となく正月が過ぎフランスパン 堀内一郎 あを 201203  
餅一つなだめ切れずにお正月 芝尚子 あを 201203  
手の届く範囲と決めて寝正月 貝森光洋 六花 201203  
髪切つてよいお正月をと言はれたる 今井春生 201204  
正月の日差しに弾け海桐の実 田中佐知子 風土 201204  
サボテンの花赤々と寝正月 涼野海音 火星 201204  
紅さして一人の正月むかえおり 福田かよ子 ぐろっけ 201204  
正月やぼんやりしてゐる膝小僧 松田都青 京鹿子 201205  
正月の庭に鴬来てゐたり 大坪貞子 万象選集 201205  
いくたびも鳴き竜鳴かすお正月 疋田華子 万象選集 201205  
正月凧赤きが富士へあがりけり 山内なつみ 万象選集 201205  
大富士に正月凧の尾の触るる 曽根満 万象選集 201205  
空高く鳴る正月の奴凧 元山安治 万象選集 201205  
正月の客送り出る月の門 三村千枝 万象選集 201205  
猫と住む女ひとりのお正月 飯塚キミ 万象選集 201205  
歳時記を枕辺に置き寝正月 高橋田鶴子 万象選集 201205  
志ん朝の火焔太鼓や寝正月 緑川悠紀子 万象選集 201205  
独り居の正月三日人恋し 佐藤吉@子 万象選集 201205  
正月や父の羽織の裏模様 西田たかこ 万象選集 201205  
笑ふたび母若返るお正月 今井春生 201206  
学ぶとは厳し正月とてなき子 井上醇女 ホトトギス 201206  
年ごとに正月疎し春支度 酒井秀郎 返り花 201211  
正月の盆栽が先づ届きたる 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
龍の絵の正月凧を天井に 山田六甲 六花 201301  
高みから正月凧の糸を吐く 山田六甲 六花 201301  
住み慣れしことこそめでた寝正月 山田六甲 六花 201301  
大皺も小皺もみんなお正月 加藤みき 201302  
正月と誕生月を寿ほがれ 伊藤和子 201303  
正月や住む人拒む被曝の地 池田光子 201303  
柚子の木に正月の日の滴れる 大坪景章 万象 201303  
穏やかな青空たまひ喪正月 楠原幹子 201303  
玄関に正月のみの男下駄 山内碧 201303  
旧正月のフランス料理主婦の贅 辻知代子 201304  
水槽の砂よりあぶく寝正月 蘭定かず子 火星 201304  
未知を求めて正月の浜に立つ 岩月優美子 201304 クリムト展
嫁が刈る頭揃ひしお正月 古井公代 ぐろっけ 201304  
正月の空に残りし楝の実 大坪景章 万象 201304  
いいお正月だつたねと青木の実 服部早苗 201304  
ハツピーと言葉を交はし寝正月 水谷直子 京鹿子 201305  
正月にペンギン歩きしてはだめ 坪内稔典 船団 201306  
パソコンの壊れて雲はお正月 原ゆき 船団 201306  
鳶の来て正月凧の威嚇さる 山田六甲 六花 201401  
お正月道へ出てくる柔道着 佐藤喜孝 あを 201401  
餅つきの筋肉痛ぞ寝正月 山田六甲 六花 201401  
居てくれるだけでうれしやお正月 山田六甲 六花 201401  
喪正月めきし手狭な仮住居 田中貞雄 ろんど 201401  
二十日正月呪術の色の鏡石 山田六甲 六花 201402  
瑛菜0才抱かれて笑ふお正月 田中藤穂 あを 201403  
日矢強き正面の山お正月 高倉恵美子 201403  
髭剃つて正月となる夫の顔 小林朱夏 201403  
正月のホテル暮しも疲れ果て 高橋照子 雨月 201403  
正月の慣ひ潜ませ喪に服す 山口キミコ 201403  
正月来総入替の総入歯 大坪景章 万象 201403  
騒々し雀のお宿もお正月 塩貝朱千 京鹿子 201403  
玉三郎咫尺に正月三日かな 金森信子 雨月 201403  
正月二日は京風となる雑煮かな 西田史郎 201403  
ゴリラのももこちやん一家お正月 雨村敏子 201404  
火の気なき骨正月の登窯 川端俊雄 火星 201404  
耳遠き二人のけんくわお正月 大坪景章 万象 201404  
正月の顏に木綿の白くぐり 佐藤喜孝 あを 201404  
寝正月の夫を残して百貨店 石川かおり 福袋 201404  
正月の朝の太陽よき匂 吉川隆史 201404  
正月や世界の富士の輝けり 根本芳子 末黒野 201404  
静寂は七日正月のあとになり 東秋茄子 京鹿子 201404  
髪切つて正月の来るはやさかな 栗原京子 201405  
せんせいも下駄もさんづけお正月 中原幸子 船団 201406  
代り映えしない二人のお正月 吉村摂護 201406  
ぢいちゃんもぼくも寅年お正月 増田一代 璦別冊 201408  
寝正月ベッド砦となつてをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201501  
正月や勉強のこと励まされ 常田創 201501  
正月や年端もゆかぬ頃がよし だいじみどり 201501
正月は古き畳も美しき 高橋将夫 201501  
竜宮にまちつとゐたや寝正月 山田六甲 六花 201501  
前栽を正月雪で浄めけり 山田六甲 六花 201501  
ビキューナのベストがベストお正月 山田六甲 六花 201502 ベストを贈ってくれる
正月や年端もゆかぬ頃がよし だいじみどり 201502  
正月様さてそれからの御燈明 鈴鹿仁 京鹿子 201502 正月様は歳徳神のこと
猪日かな古希正月を祝ぎて 山田六甲 六花 201502 千人代官で祝う猪の串カツも出て
お正月屋烏が見つむ餌の片 佐藤恭子 あを 201502  
寝正月極楽過ぎて地獄かな 貝森光洋 六花 201503  
喪の家の正月ひそと過ぎにけり 田代貞枝 201503  
正月の雪や雪箆真赤なり 池元道雄 馬醉木 201503  
食すときは皆前かがみお正月 加藤みき 201503  
群羊の色紙そのままお正月 大坪景章 万象 201503  
正月や退院証明治癒とあり 室井津与志 春燈 201503  
正月に三キロ太りやせないと 塩路彩奈(中一) 201503  
招かざる客の居据り寝正月 野村鞆枝 京鹿子 201504  
寝正月最晩年にとつておく 田中貞雄 ろんど 201504  
正月を終へきし子どもたち迎ふ すずき巴里 ろんど 201504  
寝正月門に寿ぐ声ありて 竹中一花 201504  
四代の一族揃ひお正月 高橋照子 雨月 201504  
正月の我が家昭和の戻りたる 落合由季女 雨月 201508  
正月の首出している露天風呂 中林明美 船団 201508  
椋鳥の餌を奪ひ合ふ寝正月 平川陽三 船団 201508  
語らばや十二通りの正月を 稲畑汀子 ホトトギス 201601  
家族揃ふ銘酒も揃ふお正月 和田政子 201603  
世の中の力点となるお正月 齊藤實 201603  
がやがやと大正月の来たりけり 岩下芳子 201603  
指折りて待つ正月や子沢山 中谷富子 201603  
正月の子ら迎へうつ肉料理 高橋道子 201603  
石鹸はギリシャの香りお正月 のざきまみこ 201603  
衰へをおぎなふ気力お正月 長崎桂子 あを 201603  
二才児のシャッター押すとお正月 赤座典子 あを 201603  
孫達に会へぬ今年の寝正月 濱野新 やぶれ傘 201604  
正月や古稀の挨拶受く白寿 荻龍雲 201604  
猫の髭ピンと正月祝ふなり 久保夢女 201604  
手どもらの殊にやさしきお正月 亀井紀子 201604  
百才の母と迎ふるお正月 立花一枝 201604  
はづかしや昼に近きを寝正月 溝内健乃 雨月 201604  
喀血の果てに疲れて寝正月 城草太 雨月 201604  
正月や日向ですごす病み上り 城草太 雨月 201604  
正月の顔して母乳飲んでをり 齋藤厚子 201604  
大門や地獄にもあるお正月 東英幸 船団 201612 正月 →4

 

2018年1月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。