菖蒲湯   239句

天の真名井のをんさらさっと菖蒲湯に   堀内一郎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
菖蒲湯や一人ぐらしの折目とす 稲畑汀子 ホトトギス 199805  
菖蒲湯や少年の日を語る夫 河上麗子 春耕 199808  
菖蒲風呂いま生涯のどのあたり 保坂加津夫 会者定離 199900  
子のあとの湯槽や菖蒲みな折られ 土田栄 199901  
菖蒲湯や耳洗ふとき耳ありて 鷹羽狩行 199906  
湯の澄みを示す菖蒲の葉先かな 鷹羽狩行 199906  
菖蒲湯の沸きすぎてゐる五人かな 岡和絵 火星 199907  
いくさ傷らいの傷秘め菖蒲湯に 村越化石 199907  
菖蒲湯の菖蒲を噛んでのぼせけり 青山丈 199908  
菖蒲湯に隣の爺が顔を置く 川島ひとみ 船団 199909  
菖蒲湯に千年不在のちち帰る 廣嶋美惠子 船団 199909  
菖蒲湯や身をつくろふがごと沈め 鷹羽狩行 200006  
菖蒲湯や母息災に老ひたまふ 阿波谷和子 俳句通信 200007  
菖蒲湯に入り真つ青な稚魚となる 小澤克己 遠嶺 200008  
湯の菖蒲もて夫打てり吾打てり 大山文子 火星 200008  
終ひ湯の束のとけたる菖蒲かな 中川節子 春耕 200008  
菖蒲湯や空の匂ひの男の子 貝森光大 六花 200008  
菖蒲湯の菖蒲を噛んでまた老いぬ 青山丈 200008  
肌に刃となる菖蒲湯の菖蒲の葉 稲岡長 ホトトギス 200009  
美作の宿や菖蒲湯夜も朝も 大堀鶴侶 雨月 200009  
菖蒲湯へ父に連れられ行きしかな 阿部寒林 200010  
菖蒲笛切れぎれに鳴り長湯の子 武藤嘉子 木椅子 200102  
菖蒲湯に育ちたる子等遠きかな 稲畑汀子 ホトトギス 200105  
うめてなほ熱き菖蒲湯はしけやし 三村純也 円虹 200107  
菖蒲の湯負けず嫌いが眉に出て 西村純代 200108  
菖蒲湯のけものに似たる菖蒲かな 深澤鱶 火星 200108  
菖蒲湯や娘ばかりを育てたる 杉浦典子 火星 200108  
起されて妻子のあとの菖蒲湯に 富田直治 春耕 200108  
菖蒲湯の菖蒲乳房にてはさむ 田中嘉代子 ぐろっけ 200108  
夕あかりせりせり菖蒲湯鞣しけり 荒川美邦 京鹿子 200109  
切り口の紅き束浮く菖蒲の湯 森重夫 春耕 200109  
一束の菖蒲片寄せ湯浴みせる 能村登四郎 羽化 200110  
菖蒲湯の溢れて鎖骨あたりかな 唯野まり 200204  
菖蒲湯に笑みのこぼれきし週末 鏡山千恵子 帆船 200207  
菖蒲湯や背中の壺を刺されをる 山田六甲 六花 200207  
ストーカー嫌ひと押され湯の菖蒲 泉田秋硯 200208  
露天湯に菖蒲の束と遊びけり 前田陽子 200208  
菖蒲湯のしやうぶ括りし菖蒲かな 代田青鳥 風土 200208  
菖蒲湯の菖蒲と遊ぶ子の長湯 浜野愛子 築港 200208  
菖蒲風呂生きとし生きて身を沈め 吉田多美 京鹿子 200208  
菖蒲湯に沈めし首のむずがゆき 北嶋美都里 200208  
菖蒲湯や菖蒲の影を遊ばせて 加古みちよ 火星 200209  
菖蒲湯の五臓六腑をかなしめる 丸山照子 火星 200209  
菖蒲湯にすぐのぼせたるさみしさよ 青山丈 200209  
たつぷりの菖蒲湯に夫呼びにけり 加古みちよ 冬菜畑 200301  
湯の澄みに束たのもしき菖蒲かな 鷹羽狩行 200305  
菖蒲湯を出でし熱気のまだ冷めず 鷹羽狩行 200305  
菖蒲湯を出て公達の目鼻だち 小澤克己 春の庵 200305  
旅にして菖蒲昼湯にある奢り 鷹羽狩行 200306  
嬰児の盥の風呂も菖蒲の湯 伊藤いな栄 酸漿 200307  
うぐひすのふんの売らるる菖蒲風呂 田中藤穂 あを 200307  
菖蒲湯に浸りてひとりこともなし 鎌倉喜久恵 あを 200307  
菖蒲湯へ老父抱へし日を思ふ 新田巣鳩 馬醉木 200308  
羽目はづす腕白もよし菖蒲の湯 辰巳比呂史 200308  
末の子の蒙古斑濃し菖蒲の湯 安達加寿子 200308  
菖蒲湯より百万石の城仰ぐ 名和節子 200308  
世事を疎み幼に還り菖蒲湯に 葛馬房夫 雨月 200308  
菖蒲湯やふはりと男の子受け止むる 谷榮子 雨月 200308  
菖蒲の湯丹波の女と長湯せり 滝本香世 百鳥 200308  
菖蒲湯に忘れゐし唄思ひだす 青山丈 200308  
泡風呂の泡と菖蒲に擽らる 筒井圭子朗 ぐろっけ 200308  
菖蒲湯の一番風呂を奨めらる 中川君子 200309  
菖蒲湯を知らぬ子供の背な流す 川合まさお ぐろっけ 200309  
一束ねして菖蒲湯は男の香 長崎豊子 ぐろっけ 200309  
菖蒲の湯立てて男の照れごころ 藤田あけ烏 草の花 200406  
菖蒲湯の赭き根方を揉みほぐす 品川鈴子 ぐろっけ 200406  
湯に立ちて幼なが吹けり菖蒲笛 澄田玄志郎 築港 200407  
菖蒲根の一たばを入れ長湯かな 浅村正子 帆船 200407  
湯上りの嬰に仄かな菖蒲の香 藤見佳楠子 200407  
菖蒲湯や外つ国にゐる子らをふと 原田伸夫 雲の峰 200407  
男の子ばかり五人や菖蒲風呂 市瀬貞子 栴檀 200408  
日の高き湯槽に放つ菖蒲束 北島上已 酸漿 200408  
北陸の一月遅き菖蒲湯に 中山純子 万象 200409  
湯女の来て衿足剃れり菖蒲の夜 澁江阿喜子 万象 200410  
贖罪に似て菖蒲湯を荒使ふ 伊藤白潮 200506  
金太郎桃太郎もゐる菖蒲の湯 木村茂登子 あを 200507  
力抜くことは良薬菖蒲の湯 中桐葉子 春燈 200508  
菖蒲湯の子は家中をかけ回り 佐山苑子 遠嶺 200508  
菖蒲の湯老化の膝をいたはりつ 家塚洋子 酸漿 200508  
菖蒲風呂帰宅時間のまちまちに 倉持梨恵 200508  
菖蒲湯に母と背中の流し合ふ 西野通代子 築港 200508  
厭きてきしもの何もなし菖蒲湯も 青山丈 200508  
菖蒲湯を出でし少年四股を踏む 隅田享子 200509  
菖蒲湯へ持ちこむゴルフ談義かな 鷹羽狩行 200606  
菖蒲湯の胸はづかしき子なりけり 里中章子 200607  
菖蒲湯に二筋菖蒲浮かべけり 松崎鉄之介 200607  
命日の夫先づ入りし菖蒲風呂 品川鈴子 ぐろっけ 200607  
菖蒲の湯母に初めて聞く話 赤座典子 あを 200607  
菖蒲湯や少し老いたる乳房かな 尾堂Y 河鹿 200608  
菖蒲湯を掬ひて色香たしかむる 武田ミヨ 四葩 200608  
菖蒲湯の中より母の伊予ことば 師岡洋子 ぐろっけ 200608  
菖蒲湯の香りごと嬰渡さるゝ 山崎辰見 ぐろっけ 200608  
しばらくは菖蒲湯の香の我腕 木野裕美 ぐろっけ 200608  
家に居て夜になりけり菖蒲の湯 青山丈 200609  
湯の菖蒲ひとすぢ抜いて髪上ぐる ことり 六花 200610  
長風呂のときをり香る菖蒲かな ことり 六花 200610  
菖蒲湯に家族少なきことをふと 稲畑汀子 ホトトギス 200705  
ゐさらひの衰へしるき菖蒲の湯 伊藤白潮 200706  
菖蒲湯の日の銭湯へいそいそと 鈴木榮子 春燈 200707  
菖蒲湯に吾子と競ひし力瘤 岡野ひろ子 200707  
菖蒲湯に老いの生気を養はむ 東野鈴子 雨月 200707  
臥すことも生きる証や菖蒲風呂 阿部悦子 酸漿 200707  
菖蒲湯にひとり原語の唄さらへ 泉田秋硯 200708  
菖蒲湯に脛のとがりし農夫かな 波多野弘秋 ホトトギス 200709  
菖蒲湯に離農を秘めし老農夫 波多野弘秋 ホトトギス 200709  
菖蒲湯に老体沈め声を出す 達山丁字 200709  
菖蒲湯や子らに今無き蒙古斑 水原春郎 馬醉木 200710  
菖蒲湯のじわりと熱し手術痕 木村享史 ホトトギス 200711  
ついと指伸べて一筋湯の菖蒲 ことり 六花 200805  
裸体拭く菖蒲湯の香を惜しみつつ ことり 六花 200805  
菖蒲湯に升掻き手相嬰開く 品川鈴子 ぐろっけ 200806  
喜寿ながら雄ごころ覚ます菖蒲風呂 南光翠峰 馬醉木 200807  
菖蒲湯に八十一のあそびかな 神蔵器 風土 200807  
顔ざぶとひとりの菖蒲湯長湯して 鈴木榮子 春燈 200807  
菖蒲湯に由無き事は忘じけり 鈴木榮子 春燈 200807  
授かりし男の子ありけり菖蒲風呂 中嶋昌子 春燈 200807  
菖蒲湯の穂先病巣在るあたり 高木智 京鹿子 200807  
菖蒲湯に今日の疲れを癒しけり 原田敦子 酸漿 200807  
嬰児の手足のくびれ菖蒲の湯 高木千鶴子 酸漿 200807  
スローライフ五日を過ぎて菖蒲の湯 木村茂登子 あを 200807  
何願うでもなく浮べ菖蒲の湯 醍醐季世女 200808  
ひとり子に祖父母四人や菖蒲風呂 山本無蓋 200808  
菖蒲湯に招くかたちの葉先かな 安永圭子 風土 200808  
嬰上げしあとをゆるりと菖蒲の湯 KOKIA 六花 200809  
菖蒲湯に浮きし葉先の胸を突く 有賀昌子 やぶれ傘 200809  
産み月の身を長ながと菖蒲風呂 浅井敦子 万象 200810  
菖蒲湯をその香まとひて上り来し 稲畑汀子 ホトトギス 200905  
菖蒲湯にありても正座五分かな 稲畑汀子 ホトトギス 200905  
菖蒲湯やなほ頼もしき臍ひとつ 鷹羽狩行 200905  
菖蒲湯にゐる水鳥の眼となりて 鷹羽狩行 200905  
菖蒲湯や男の子もとよりあらねども 片山由美子 200905  
菖蒲湯のあふれんばかりなる緑 片山由美子 200905  
泣きわめく児に抱かせる湯の菖蒲 ことり 六花 200905  
菖蒲湯の沸くほどに澄みわたりけり 鷹羽狩行 200906  
今日はしも菖蒲湯ならぬ小夏の湯 大橋敦子 雨月 200906  
湯上りのはしゃぎの余韻菖蒲の香 笹井康夫 200907  
菖蒲湯のしやうぶやさしく身をつつく 三井つう 炎環 200907  
菖蒲湯に労られゐる老躯かな 松嶋一洋 200907  
母凛と江戸つ子かたぎの菖蒲風呂 相沢有理子 風土 200907  
菖蒲湯に固き蹠をほぐしけり 見田英子 春燈 200907  
せうぶ湯を菖蒲と共に出でにけり 高木智 京鹿子 200907  
ばつさりと菖蒲投入る野天風呂 森山のりこ あを 200907  
菖蒲湯を女二人であふれさす 横井明子 200908  
菖蒲湯のかをりを胸に寝ねにけり 大坪景章 万象 200908  
菖蒲湯に入るに儀式のあるごとく 竹下昌子 200908  
菖蒲湯や少年の日の喧嘩傷 片山博介 春燈 200908  
静かな夜に香る菖蒲湯亡母恋うる 村上昌子 200909  
手術痕二つに増えし菖蒲風呂 木村享史 ホトトギス 200911  
菖蒲湯にふぐりふにやりと沈ませり 布川直幸 201005  
ふつくらと母に抱かれ菖蒲風呂 ことり 六花 201005  
足先でかきわけ入る菖蒲の湯 高野綸 201007  
菖蒲湯や胸から胸へ嬰を受け 中村房子 馬醉木 201007  
菖蒲湯の穂先を胸に刺してみる 高木智 京鹿子 201007  
ひとり湯に三筋の菖蒲愛しめり 安立公彦 春燈 201007  
帰る子に一日早き菖蒲の湯 青木政江 酸漿 201007  
露天風呂ぎしりと重し菖蒲束 東亜未 あを 201007  
菖蒲湯をたてひとりなりたのしかり 鎌倉喜久恵 あを 201007  
ふかざめの菖蒲湯にをり顎上げ 久津見風牛 201008  
菖蒲湯に入りて齢を取り戻す 泉田秋硯 201008  
菖蒲湯や「耳拭かな」と亡き母の声 片田きく 201008  
鼻の先くすぐられたり菖蒲の湯 大坪景章 万象 201008  
菖蒲湯に浮かベアヒルと軍艦と 河口仁志 201008  
銃創の身を永らへて菖蒲風呂 水谷靖 雨月 201008  
菖蒲湯に足首体操念入りに 小林正史 201008  
ヘルパーのやさしさ浮かぶ菖蒲の湯 石川元子 酸漿 201008  
午後の日の高くありけり菖蒲風呂 天野美登里 やぶれ傘 201009  
菖蒲湯に浸り願ふは「私の日」 寺田光香 201107  
香り立つ菖蒲湯術後一年目 北川英子 201107  
あかき根にあをき葉束ね菖蒲の湯 秋葉雅治 201107  
夫とある余生大事や菖蒲の湯 舛田初惠 酸漿 201107  
菖蒲湯の青き匂ひに浸りけり 門伝史会 風土 201108  
菖蒲湯に老いといふ邪気払ひをり 布川直幸 201108  
菖蒲湯に浸り平和に浸りをり 黒澤登美枝 201108  
男児には菖蒲鉢巻大湯殿 清水和夫 201108 城崎温泉で
父在らば朝より沸かす菖蒲の湯 和気永子 万象 201108  
菖蒲湯や遠き昭和の父の背ナ 大西よしき ろんど 201108  
父似うべなふ菖蒲湯を溢れしめ 窪田佳津子 雨月 201108  
父の齢越えてしみじみ菖蒲湯に 久保東海司 201109  
菖蒲湯の香をバスタオル受け止めし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
菖蒲湯を立てて鉢巻しめてみる 伊藤和子 201207  
菖蒲風呂赤い金魚の如雨露浮き 大日向幸江 あを 201207  
太郎次郎我慢くらべの菖蒲の湯 大日向幸江 あを 201207  
切先は切先のまま菖蒲の湯 森理和 あを 201207  
菖蒲湯に五体預けて深呼吸 秦和子 201208  
菖蒲湯の夜は透明となる眠り 近藤喜子 201208  
菖蒲湯や明日も使ふこの手足 岡澤田鶴 201208  
菖蒲湯の嬰受く丸ごと命かな 高村令子 風土 201208  
身の銃創問はず語りに菖蒲の湯 藤田かもめ ぐろっけ 201208  
菖蒲湯や生傷絶えぬ子と育ち 柴田良二 雨月 201208  
菖蒲湯に手足伸ばして八十路越す 大西八洲雄 万象 201208  
湯の菖蒲束ねし上に乗りにけり 溝渕弘志 六花 201208  
菖蒲湯や正方形の空がある 松田都青 京鹿子 201209  
菖蒲湯に老年の臍洗ひけり 河内桜人 京鹿子 201209  
をみなごのわれも溢らし菖蒲の湯 北崎展江 くりから 201209  
菖蒲湯や長き旅より戻り来て 蒲田豊彦 雨月 201301  
老婆らと入る菖蒲湯の熱すぎて 丸山佳子 京鹿子 201305  
菖蒲湯の匂ひと葉とを持ち帰る 中島玉五郎 201306  
菖蒲の湯ふつふつ力わきにけり 水原春郎 馬醉木 201307  
菖蒲の湯ずしりと重き嬰を抱き 谷口俊郎 201307  
つつましき女人の家も菖蒲の湯 木村茂登子 あを 201307  
曾孫のずつしり重き菖蒲の湯 増田甚平 ろんど 201309  
菖蒲湯の菖蒲の葉先乳房突く 有賀昌子 やぶれ傘 201310  
菖蒲浮かべ疲れを癒す足湯かな 秦和子 201407  
かをり良き菖蒲揃へて朝湯かな 山口登 末黒野 201408  
菖蒲湯や針灸院の角曲る 井上静子 201408  
菖蒲湯の菖蒲束ねて肩叩く 飛高隆夫 万象 201408  
菖蒲湯に入れ赴任地へ子を発たす 西川みほ 末黒野 201408  
菖蒲湯に肩まで浸る朝かな 池田節 春燈 201408  
菖蒲湯へ這入る出るも他人の手 山本無蓋 201408  
一本は花つけてをり菖蒲の湯 高橋ひろ 万象 201408  
菖蒲湯やタオル絞りはみな父似 古林美世子 京鹿子 201409  
菖蒲湯やたまゆらの世を忘じけり 犬塚李里子 201409  
菖蒲湯へ移す赤子はまだ覚めず 柴田佐知子 201409  
菖蒲湯に卒寿の命沈めけり 竹下陶子 ホトトギス 201504  
菖蒲湯や愚直に生きて七十路に 臼井珊瑚 201507  
徒遍路夜はもてなしの菖蒲風呂 綿谷ただ志 馬醉木 201508  
潔し一番風呂の菖蒲の香 原友子 201508  
湯に浮かぶ菖蒲を笛にドレミかな 秋山文子 末黒野 201508  
菖蒲湯や薪の匂ひの甦り 小林清彦 末黒野 201508  
反り浮ぶみどりのつるぎ菖蒲の湯 七郎衛門吉保 あを 201607  
やはらかき菖蒲の湯より句の浮ぶ 赤座典子 あを 201607  
介護士に見守られつつ菖蒲の湯 山本無蓋 201608  
老夫婦二人世帯の菖蒲の湯 松浦哲夫 末黒野 201608  
菖蒲湯の菖蒲の香り素肌なる 後藤立夫 ホトトギス 201609  
介護士に見守られつつ菖蒲の湯 山本無蓋 201702  
停泊の船に溢るる菖蒲の湯 碇天牛 雨月 201707  
我武者羅に生きて八十路や菖蒲の湯 田中臥石 末黒野 201708  
菖蒲湯の葉を口にあて笛となす 加藤昌安 末黒野 201708  
菖蒲湯の菖蒲を巻いて河童の子 高橋将夫 201708  
うまずめの乳房に触れぬ湯の菖蒲 原田しずえ 万象 201708  
菖蒲湯にぬくもる老いのいのちかな 山田春生 万象 201708  
菖蒲湯や窓に更けゆく風の音 松橋利雄 春燈 201708  
根を此方へ向け直してや菖蒲の湯 浅井青二 雨月 201708  
「柑橘の湯」に一夜で替はる「菖蒲の湯」 赤座典子 あを 201807  
菖蒲湯のデイサービスに迎へられ 池田節 春燈 201808  
菖蒲湯に傘寿の憂さを流しけり 外山生子 末黒野 201808  
子等のため菖蒲湯立てる午後三時 佑藤稲子 やぶれ傘 201808  
ほいほいと作務衣脱ぎ捨て菖蒲湯へ 中島陽華 201809  
恙の身励ましてゐる菖蒲風呂 本郷桂子 ホトトギス 201810  

 

2019年5月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。